巻き狩り

  (メーンデッシュのウサギ鍋)   (背肉の刺身) (頭部分がおいしい) (ウサギの競りのもよう) 東成瀬村猟友会(会長・吉田正)の年中行事「巻き狩り」が行われ、その後の懇親会にご招待を受け出席した。 毎年楽しみにしている行事で、またぎ料理を御馳走になれるめったにない機会でもある。 巻き狩りは、一定区画に獲物を追い込むハンターと追い込まれた獲物を待ち受けるハンターの絶妙なチームワークで獲物を見事にしとめる共同作業である。 私も何回かこの追い込みに入って山を歩いたが、大変な行動範囲で、そうそうやれるものではありません。 その点、ハンターたちは実にタフネスで、上手に獲物を追い出すことができる。 私なんかは、終わるとクタクタで酒もご馳走もたくさんといったぐらい疲れてしまう。 それが、ハンターたちは、ケロッとしたもので、それからの話しがまたおもしろい! 雪山、山の名称、雪崩、方角、天候、銃の持ち方、背負い方、この背負い方も地域によって違いがあるようですし、山を降りるときに後から来る人にも銃口の向きには十分に注意しなければならないなど、何気ない会話でも、それぞれが注意しあっていることに気づかされた。 そんな話を聞きながら、兎鍋、ウサギの背肉の刺身、レバー、内蔵、和え物などで舌づつみをうった。 今回は、山ウサギの鍋で、頭の部分をご馳走になった。 ここがなんといっても一番美味しい部分でたまらない!脳みそ部分なんかは最高であるし、大根をざく切りにして入れてあるので、そのうまみが出て実においしい。 皆さんが難儀して取った獲物を思いっきり美味しく頂いてしまった。 これから、果樹園や農作物を荒らし、更に人家に近いところにでる、月の輪熊やカラス、ノウサキの有害駆除には大変難儀を掛けますがよろしくお願いします。