カテゴリー別アーカイブ: 林業・林政

内容の濃かった研修

 (メガソーラー発電) (マンゴー農園視察) (スポーツ公園視察) (流氷街道道の駅視察) (美幌町立国保病院視察) (日本一遅い汽車、ノロッコ号で観光) 三日間にわたる、視察研修は結構忙しい日程で、移動距離も長くさすが北海道と言った感じを強くしました。 事務局も綿密な計画をしてくれて、町村長も充実感があったものと思っている。 北海道町村会長の白糠町長の「柳」の樹木を活用するバイオマスエネルギー対策をこれまで事業化に持ち込んだ発想と行動力には驚きでしたし、全て我々のところで実現できるかとなるとそれぞれ課題もあるものの、そうした考え方やメガソーラー発電量が日本で3大発電量を実現にこぎ着ける政治力、行動力は大いに参考となることでありましょう。 一方マンゴー農園は電気工事店主が農業に関心をもち極寒の網走で温泉熱を活用しての発想転換等も驚きであったし、その息子さんを札幌から呼び寄せ30棟のハウス栽培にこぎ着ける展開、そしてその息子さんも網走の海からとれる昆布をマンゴウの肥料に使うと言う発想力がこれまた成功の一因と言うから大したものです。 値段も一個数千円、売値は三倍にはなるが、南国マンゴウとは違った端境期に出荷されることから高値でできる効果もあるようだ。 一方、スポーツ公園でも全日本クラスのラグビー合宿が計画的に誘致でき、経済効果も数億円と言うから、これまた冬季を除いてできることからその意欲も素晴らしかった。 芝生管理も面積の広大さにも関わらず経費が驚くほど節減していることもあるものの、どうしてそうなっているかはなかなか聞くことが出来なかった。手入れも良くきれいなものでした。 観光研修でも日本一遅い列車が人気の「ノロッコ号」にあんなに人気の要因はなんなんだろう? やはり発想力、行動力なんでしょう。 とは言うものの、言うは易しく行うにはどうするか?どうして協力しあってそうした発想を引き出し、協力しあって実現に向けて進んでいくか。 足を引っ張るのではなく、提案を大事にし、行動に移すことでしょうなー。

山菜

image image image 週末になると山菜とりが栗駒山系から焼石山系にかなりの人数が入山する。 入山するのは良いが、必ずのように方向が分からなくなり迷ってしまい、警察、消防の厄介になる。 この時期の年中行事みたいなものですが、村の山岳遭難救助隊の皆さんは仕事の傍ら、要請によって出動しほとんどこの方々によって無事発見、救助されている。 今年も既に、羽後町の方と新庄市の方々が一昼夜後であったが無事に発見救助された。 大事にならなくて良かったが、今年は熊の被害が多く、ネマガリタケが好物の熊と人間がお馴染み場所で出くわすことが有りうるわけで、山菜採りもよいがそんな危険な場所は避けていただきたいものである。

全国森林レク協会理事、総会

image (三浦会長と) image                 (重たい靴とザックを背負ってトレーニング) image (モモンガくらぶの代表謝辞) この一般社団法人・全国森林レクリエーション協会(会長・三浦雄一郎)は国有林野を活用してのスキー場や登山、森林の散策、更にはそうしたスポーツ活動の推進。 学校教育のための森林・林業等学習プログラム・キョウザイに関する調査(助成)、「森のようちえん」、参考図書の発行・普及。 森林インストラクター等人材育成等の幅広い活動をしている一般社団法人である。 今年からは、8月11日がかねてから要望していた「山の日」が国民の祝日として 正式に法案化されての初めての記念すべき年であり、「森林」と「山」はしばしば同じ意味で用いられており、森林の様々な役割は、私たちの生活になくてはならないものとなっております。このような森林の役割は、まさに 「山の恩恵」とも言えるものです。 総会では、三浦会長が、3回目かな?エベレスト登頂に向けて、トレーニング中て、重しの着いたついた登山口をはき、これまた重そうなザックを背負って会場にこられ挨拶をして下さいました。 冒頭、北海七飯町の小学2年生が無事発見されたこと、このニュースポは外国でも大きく報道されているようだとのことから入り、山の日の意義を熱くふれておられました。 また、中国のスキー人口が10年後には3億人に達するとの、アメリカのスキーメーカーの社長さんとの会談の中で話があり、その3分の1の1億人、更にその10%が日本に来ることも予想されているようで、その対策に当たらなければならないだろうとの考えでいるとのことに関心を持った。因みに現在の日本のスキー人口は500万人と言われておるとのことであり、この対応をどのようにとらえるか、ここは思案のしどころである。 総会では、表彰もあり、北海道の特定非営利活動法人「登別自然活動支援組織モモンガくらぶ」が農林水産大臣表彰を受けた。 謝辞で、210名の会員で組織されており、自然体験活動を中心に活動しておる他、森林は「人が入って森が輝く」ことの現実を知るべきであること、子育て支援活動も受諾しており、ゼロ歳児から森に連れていっていることの紹介もされた。とても意欲的な取り組みであり感銘を受けた。 また、その他の部で、理事の中から6箇所でソーラー発電事業が行われており、スキー場の視野に入ることから著しく景観上からも、スキーヤーにとっても反射光があり課題があることガ示されたが、現行法では規制ができないことから、今後検討する余地があるのではないかとの意見と、スキー場における軽油の免税措置が現在取られているが、これもあと2年で切れることから、引き続きの対策の必要性が提案された。 これらはいずれも大きな課題であります。

造林事業の推進

image (挨拶する加藤会長) 秋田県造林事業推進協議会(会長加藤和夫八峰町長)の総会が開かれた。 造林事業も先般の政権交代によって一時期かなりの予算削減によって危機的状況になったが、最近は森林の重要性と二酸化炭素吸収源対策としても見直されて来ており、更には建築基準法対策でもその技術が画期的に進み、大規模建築構造での建築が可能となり、その需要が、じわじわと進んできておる。 そうした環境下にあっても、依然として木材価格は低迷の状況にある。 これは、林業にとっても大きな課題であるし、森林整備は国土保全或いは経済的にも長い視点での整備が図られるべきであると考えているところです。 そうした造林事業をいかにして、強力に推進すべきであるかを真剣に検討すべきであり、これからも積極的にそうした運動をどのように継続していくべきかを本協議会では慎重に検討し、整備が国土全体に及ぶべきである事業としてとりくんでいるところである。

またぎ料理

DSC_0119[1] (山ウサギ鍋) DSC_0123[1]                             (恒例の山ウサギの競り) 久しぶりにまたぎ料理をご馳走になった。 今年も二月の初旬に友達からウサギ汁をやるから来いと誘われたのですが、運悪く風邪気味で熱が出て体調も思わしくなく、行くことができず残念であったし、今年はだめかなと思っていたところ、東成瀬村の猟友会の皆さんが恒例の「巻き狩り」をやることになり、そのご案内をいただき喜んで出席した。 このまたぎ料理は、独特の味付けであり、石の鍋でじっくりと煮込んだ山ウサギの鍋は絶妙な味であり、更に肉の刺身、肝臓をニンニクをつけて食べる、更に腸を丁寧に洗いもろみをつけて薄い味噌味で食べるなど、まさしくまたぎ料理の神髄とも言われるご馳走であった。 会話も山の話から、巻き狩りの自慢話、熊山の話、果ては失敗談など実に賑やかである。 全校的に、鹿やイノシシ、猿、等の農業被害が多発し、西日本では各自治体はその対応に大変な苦労をされているし、東北でもその被害は徐々に広がりつつある。 われわれ山村地域の振興を図る全国山村振興連盟でもこの問題は大きく取り上げられているところであり、法律改正などその対応に当たっているところであるが、大きな課題の一つに狩猟免許の所持者が年々減少し、有害獣の駆除に苦慮している現実があるようだ。 我が村でも、猟銃所持者が年々減少し、しかも高齢化しつつある。それでも、我が村では若い世代のそうした所持者が少しではあるが出てきていることは嬉しい現象であると思っている。 そんなことも話し合いながら、和やかに美味しくいただいた次第である。ごちそうさまでした。