(山ウサギ鍋)
(恒例の山ウサギの競り)
久しぶりにまたぎ料理をご馳走になった。
今年も二月の初旬に友達からウサギ汁をやるから来いと誘われたのですが、運悪く風邪気味で熱が出て体調も思わしくなく、行くことができず残念であったし、今年はだめかなと思っていたところ、東成瀬村の猟友会の皆さんが恒例の「巻き狩り」をやることになり、そのご案内をいただき喜んで出席した。
このまたぎ料理は、独特の味付けであり、石の鍋でじっくりと煮込んだ山ウサギの鍋は絶妙な味であり、更に肉の刺身、肝臓をニンニクをつけて食べる、更に腸を丁寧に洗いもろみをつけて薄い味噌味で食べるなど、まさしくまたぎ料理の神髄とも言われるご馳走であった。
会話も山の話から、巻き狩りの自慢話、熊山の話、果ては失敗談など実に賑やかである。
全校的に、鹿やイノシシ、猿、等の農業被害が多発し、西日本では各自治体はその対応に大変な苦労をされているし、東北でもその被害は徐々に広がりつつある。
われわれ山村地域の振興を図る全国山村振興連盟でもこの問題は大きく取り上げられているところであり、法律改正などその対応に当たっているところであるが、大きな課題の一つに狩猟免許の所持者が年々減少し、有害獣の駆除に苦慮している現実があるようだ。
我が村でも、猟銃所持者が年々減少し、しかも高齢化しつつある。それでも、我が村では若い世代のそうした所持者が少しではあるが出てきていることは嬉しい現象であると思っている。
そんなことも話し合いながら、和やかに美味しくいただいた次第である。ごちそうさまでした。