カテゴリー別アーカイブ: 防災・消防

進む河川改修

雄物川上中流改修整備促進期成同盟会)会長・栗林大仙市長)の総会が開かれ出席した。 総会に先立って、平野湯沢河川国道事務所長の「河川事業に関する研修会」を講師に迎えての研修会が開催された。 雄物川が全国109水系の内で流域流水量が29番目、流域面積が12番目に位置する押しも押されぬ位置付けの重要河川であることが紹介された。 我々は、近くにある河川がどれだけ重要な河川で、しかも全国でも有数の流域を要する大事な河川であることをあまり関心を持たずに過ごしている不明を恥じ入る感じでもあった。 その河川も、やっと雄物川河川整備計画が制定され具体的に中流部の無堤地区改修が具体的に設計に入りつつあることであるようであり、今後上流部にも次第に波及してくることが期待されているようで、今後そうした運動を具体化することに決定された。 この計画の一環としての成瀬ダムもあり、その計画が早期にできて安全な水需要、災害防除、治水、利水に役立つことを大いに期待したいと思っている。 そのための運動を今後関係同盟会と一体となって最大の努力をしなければならないと感じたところでした。 7月に入るとこうした要望活動が精力的に開催されるので、懸命に要望実現に向けてがんばりたい。

防災と環境に協力

(こんなきれいな山林、農地にゴミが投げられるなんて!) 村独自の行政施策を推進するために、独自の組織をたちあげているところです。 そうした施策の中で、村内の全集落(13集落)ごとに結成している自主防災組織の育成と相談、指導に当たる「防災指導員」を設置しており、4名の方にその委嘱状の交付を行った。 この冬にはこの防災相談員が定期的に村内を巡回し、危険箇所の見回り、豪雪状況をつぶさに監視し担当課や集落の代表、関係者と密接な連携の元に豪雪被害防止に大きな役割を果たしてくれました。 ありがたいことです。 この防災指導員は消防職員を長年経験した豊富な知識と経験を役立てていただくためにお願いしているもので、今後も集落の組織強化や研修、災害未然防止などにその経験と知識を存分に生かしてほしいと期待しておるところです。 我が村のこうした取り組みは、独自の施策でもあり、全集落に設置し、すでにこうした制度を十分に地域の方々は理解しており、積極的に活用しようとする雰囲気があり大いに効果があるものと感じているところです。 もう一つの組織は、環境衛生に関するもののうち、特に「粗大ゴミ」などあらゆるゴミの不法投棄が後を絶たず、その投棄場所などが、村境や県境など、個人有の山林などや公有地に多く見られ、必ずしも村内の方々ばかりではないと考えられますが、使われなくなった車を農作業用の資材置き場にしたままにした放棄物もあり景観上も環境衛生上もきわめて憂慮される状況であることから、こうした撤去を含めて、秋田県と共同でその対策をとるために、環境衛生監視員を委嘱し、情報の収集、見回り、情報の通知などを厳しくしていこうとするもので、すでに昨年度はその具体的な対策として粗大ゴミの撤去に大きな活躍をしていただいたところでした。 大変にいやな監視活動ではありましょうが、快く引き受けていただき、積極的に村内を巡回し、適切な活動をしてくださることに感謝申し上げたいと思っている。 すでに2名を委嘱していたが、今年からはもう一人の方が引き受けてくださることになり、力強い限りです。 活動しやすい環境を我々もしっかりと作っていかなければならないと思っている。

雪崩現る

例年この時期になると通勤途中の山の中腹がなだれてくるのがよく見えてくる。 これもまた春を感じる一つでもある。 もちろん、なだれる場所は当然のように急峻であり、ほとんど雑木も育たないようでありながら、夏には雑草で一面の緑となる。そんな場所がなだれ発生が早いことになる。 今年は豪雪でもあり雪崩も遅いのかと思っているが実はそうではなく、ほぼ同じ時期には発生しているから、自然はしっかりと四季の移ろいを反映していることになるのでしょう。 そんな思いで出勤して、日程通り社会福祉協議会の財政対策委員会でばっちり2時間をかけて新年度の事業を協議しあった。 当然のごとく、今冬の豪雪対策での雪下ろしサービス事業のあり方についての対応策で、つっこんだ議論をした。 サービスを提供する方々のボランテア登録と人員不足、それに対応しきれないことに対する利用者の不満があることの一方で、利用者の方々の雪下ろしサービスをしていただくことに対して、やってもらって当たり前!と言った姿勢に対するボランテアの方々の苦情が寄せられるようになってきているようで、これは良く利用者に対して理解していただかなければならないと同時に、地域ごとでの協力体制に課題もあることが図らずも露呈した格好になってきていることが話題となった。 やはり、地域のことは地域の協力があってこそ、円滑にコミニテーが促進され、地域の「和」や互助精神が作り上げられていくことの重要性もしっかりと理解してもらいたいものであるとのことになった。 実際、そうした考え方で地域運営をしておられる地域があるのも事実であり、そうした体制作りもこれからはますます求められてくると感じている。 一方で、村独自の施策としての、雪下ろしスタッフをそろえ、一定の対応ができるようなシステムも検討しなければならないかもしれないし、そうした時期が遅かれ早かれ到来することにもなろうかと考えられるが、まずは地域のことは地域で協力し合う体制造りが求められるように感じている。 こうした事案のように、雪のあるうちに、しかもまだ苦労した感覚がまだしっかりとある内に議論しあって、次の冬にあるいは豪雪対策に対応するようにすべきであると感じている。 「鉄は熱いうちに鍛えよ」でありましょうか。  

三寒四温の季節

さすがの豪雪も一段落かこの頃の天候は心なしか日差しもやわらかに感じられるようになってきた。 どこかホッとする。 正しく「三寒四温」、日増しに温かさが感じられる日も多くなってきたようだ。 まだまだ本格的な春には程遠いことではあるが、玄関前の雪も降ってはみたものの夕方には消えるようになってきたし、厚い雪壁も押し詰まってきているし、何よりも地表面の氷もスコップで簡単に起こせるようになってきている。 少し日差しが強いと地熱がつくんでしょうか、簡単にはがすことができる。 面白いほどはがすことができる。 これで、いよいよ春が近いと感じることになる。 そんな時に、今年の冬の豪雪を教訓に何が必要か、どんなことをしておくべきか、その思いの強いうちにしっかりと対策を立てておきたいものである。 これは、家庭であっても、仕事の関係でも同じであり、できるだけ早く早めの対応を考えておきたい。 間もなく、3月の議会が始まる。 そうしたことに対する質問もあるようだ、当然のことながら検証作業に取り掛かる必要がある。 「備えあれば憂えなし」である。

コミュニテー文化祭

37回になる岩井川地区コミュニテー文化祭が開かれた。 9時30分に開会され37回目の開催が40回に向かっての大いなる地域の活性化につながるものであることと、今冬に開催された豪雪を契機としての地域防災協議会の果たす役割の大きさを強調された推進委員長(部落長)のあいさつで始まった。 私からは、コミュニテー推進地区の活動が地元の熱意によってセンター建設に500万円の地元負担をして始まった地域の協働体制の意義を確認し合い、防災組織の強化、重要性、隣近所助け合い、つながりを深めあってますます活発な活動を展開されるよう期待したい旨のご挨拶をさせていただいた。 この後、4つの集落の親子会の工夫された演示物が紹介され、かわいい子供たちの元気な動きに会場はやんやの喝采であった。 もちろん、子供仙人太鼓も紹介されたが、もう完全に定番化され、その演奏も力強く、しかもなめらかで、練習の成果がしっかりと出されているように感じた。 練習もすごいことであるし、教える指導者の方々もやりがいがあるというものでしょう。 また、よさこい仙人郷の面々も、新たな幼児も加わり、底辺の拡大に向けてしっかりと活発に活動している様子がうかがえた。 このような形で、いろいろな活動が展開されていることは地域活動の活性化につながることになるものと思う。 このほか、歌謡踊り、カラオケグループ、三味線、写真展、防災センターに備えられている収蔵品の紹介、さらには御殿マリ、習字の展示、青年会の活動など各界各層の総参加によるコミュニテー文化祭は、しっかりと地域に根差した活動として展開されていることに力強さを感じたし、頼もしくもあった。 願わくは、こうした活動が地に足の付いた活動として、非常時にも展開されように協力をしてもらいたいものです。 1月19日に、この地域の避難訓練で安否確認された際の数値は次のようなものでした。 総戸数169戸、537人、避難できない高齢者8人、避難できない幼児18人でした。内容をよく確認して今後の対策に役立てたいと考えている。