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横手・東成瀬線の整備要望

昨日は朝から要望活動に走り回った。 夜手市山内村の三又地区と東成瀬村の岩井川地区をつなぐ県道、横手・東成瀬線の整備促進同盟会の歴史は古く、しかもそれぞれの地区が中心になって結成し、それに行政が加わったという極めて特徴のある団体である。 それだけにこの路線の重要性、地域住民の思い入れは強いものがある。これに行政サイドが応えるのは当然であり、通年通行実現に向けて今後も継続的にどんな苦労があろうとも懸命に努力し、秋田県当局を動かしていかなければならないと強く感じている。 その大きな課題は何と言っても、現道が比較的標高が高く冬季の除雪は難しいいといわれている、ならば、現在、市道、村道としている最短ルートを県道編入などをしてトンネル化するなどの調査をしていく計画を進めることなども視野に入れて関係機関に働き掛けていくことも大事な運動の手法と考えなければならないように思う。 昨日は、所管する雄勝地域振興局長と建設部、平鹿地域振興局長と建設部に要望し、部分的に改良の必要な入道地区の整備については、前向きなお話を伺えたし、両地域建設部と合同の冬季降雪状況と現地状況を調査することにした。 こうした形で、少しずつ前進するよう連携しながらこの運動を進めていかなければならにと思った。 この後、時間を取っていただき、秋田県庁建設部長さんにもお会いし、要望をしつつ、この間の経緯を説明した。部長からも実際に現地を今年視察しその現状は理解しているし、進めたい路線であるが、何せ、実施する立場と、県全体の財政を見る立場の違いから、なかなか厳しく、時間をかけなければならない感じであるようであった。 めげずに頑張ろう。 そのあと県議会議長にも要望書を局長に託してきた。 終わて、湯沢雄勝広域市町村圏組合の臨時議会に出席し、決算の審議と組合議会傍聴条例の議員提案案件を可決していただいた。 夜は、夢・なるせ直売所の営業実績検討会に出席したが、施設の工事が遅れたことによる売り上げ実績が落ち込んだという総括に、工事の発注の遅れによることであれば、誠に申し訳ない思いがした、工事途中は確かに混雑するであろうし、直売所を開設しているのかどうなのか判然としなかったであろうことは想像がつくし、お客さんが分からなかったことも確かなことであろう、工事が契約よりも大幅に遅れたとすればその原因なども確認しなければならないと思う。 冬季の工事も無理であるとすれば、その発注時期、工期など総合的に今後はよく検討しなけtればならないことになると感じた。 担当からは、ご迷惑をおかけしたことについての謝罪があった。 それにしても、前年度の直売所開設日数がほぼ倍の118日となり売りあげ高も増加していることから、平常に戻る来年度以降の開設、取扱い作物、農家との連携、販売手法などいろいろ工夫を凝らして頑張ってもらいたいし、その可能性は極めて高いような気がしている。 楽しみであり、お客さんも、期待しているのではないだろうか。私は楽しみである。 こうしたグループの組織化、運動の展開は次第に広がっていくものと思っているし、そうした対策を今後の村の方針としても進めていきたいもである。 そのグループ化は何も、直売施設ばかりではなく、あらゆる方面のグループ化にも通じるものと考えているし、具体的に検討し、お手伝いさせていただきたいと考えている。 どうだろうか? 夜には、この時間帯に選挙の集会もあった。 国政選挙についての考え方、政策実現のための選挙など私の考え方を申し上げさせていただいた。 村にとっての施策実現についての段取り、財源対策、要望活動、基本的な選択としての考え方なども述べた。 地方の活性化のために具体的にどんな政策を掲げているか、つまり、都市型政党か地方を考える政党かを選択肢の一つとしてとらえてほしいと申し上げさせていただいたところでした。 いよいよ、各政党の公約が明らかになってきた。 昨日から夜にかけて降雪があり、除雪車も出動した。 重い雪であった。

 取材を受けて

約1時間新聞記者の取材を受けた。 その間、取材は大変に広範囲な内容であった。 インタビューの依頼は事前にあったが特に内容に触れられてはいなかったし、そんなに難しいことではないだろうと思っていたので気楽に応じた。 取材途中で分かったのが、すでに発行している記事を見て分かったのが、国会議員についての感じを紹介するものであったようです。 この時期、問題があれば困ると思っておられるのでしょうか、非常に気を遣い、神経を使っておられたようです。 まさか、国会が解散されようとは思っておられなかったために、すでに取材依頼と日程を取っていたために予定どおりのインタビューになった次第。 この間に感じたことは、非常に丁寧な言葉遣いで、丁寧な取材姿勢に感心した。 しかも、その国会議員についてのことには、たまに触れることと、私たちが要請活動や、岩手・宮城内陸地震の災害などでいち早く現地に駆け付けて、現状把握に努められていた時の様子や議員会館での対応、話し方、説明、考え方を通じて感じたことを率直に申し上げたところでした。 そうした一連の議員活動を紹介するための内容であるように思った。 この取材を通じて、終了後に、記事の原稿をfaxしてその内容を確認してから記事にされるという、そのことを何回も念を押してくださった。 これが、ほかの日刊紙であるのかというと、ついぞそうした経験がほとんどないような気がするのです。 先日も、ダム事業でも発言したことが、全くと言ってもよいくらい違う表現になってしまっていたことがぁる。 「流域のためになるダム」と発言していたのに「地元のためになるダム」という表現になっていた。これはちょっと困るんですよねー。ニュアンスが違うんですよねー。 やっぱり、お互いにこうしたわずかのことであっても信頼関係で表現していただくような姿勢がまずあるように感じられてならないのは私だけなのでしょうか。 批判されても仕方のないようなこともあることは重々承知のうえであるが、言っていないことを書かれるとこれは反論のしようがない。  

消防団幹部会と収穫祭

日曜日、久しぶりに晴れ間ものぞくいい天気でした。午後から村の消防団幹部会と滝ノ沢フアーム(農事組合法人)の収穫祭が行われた。 幹部会では、これから冬に向かっての消防団の活動、行動計画の打ち合わせと出初式の日程確認、役割分担などと、さらには現在進められている各集落の自主防災組織の立ち上げに協力することの打ち合わせなどが行われた。 この組織立ち上げや、運営に当たっては消防団が中心的な役割を担っていただく必要があるように考えられるし、その確認と意識をしっかりと持っていただきたいと思っている。 災害時の備蓄倉庫の確認、集落ごとの備蓄の在り方、内容の確認なども普段から確認しておく必要性なども話し合われた。 このあと、滝の沢フアームの2回目になる収穫祭が会員、取引のある関係者もお招きしての30名近い方々の参加で盛大に行われた。 2年目にして水田の直播栽培に取り組み、その成果も期待されたところであり、予想通りの成果がある一方で、新たに取り組んだりんどう栽培での諸課題や、枝豆栽培の出荷時期や高温の夏対策などとともに、出火販売の課題なども課題であることが浮き彫りになったようでした。 しかし、そうした課題は、農産物に取っては常に市場との関係もあり難しい反面、あらかじめ予想しておく必要性もあるようであり、それも織り込み済みといった感じの組織としてのとらえ方をしておるなど、しっかりとした考え方で、不安や混乱なども感じられないと思った。 着実に、組織としての形が整いつつあり、今後の法人運営にも安定感のある運営になるものと感じられた。 今後、村には何か所かの法人が組織化される動きがあり、その先達として大いに期待したいと思っているし、村としても支援していかなければならないと思っている。

できることしか書かない

政権公約が次第に明らかになりつつある。 どうやら、マニフエストの影響が大きかったのか、かなり各党とも慎重な言い回しになっているようにも思えるが、それでも本当にそんなことができるのかな?とも思える内容がないわけではない。 たとえば、憲法改正をする、自衛隊を「国防軍」として軍隊を持つようにする、などそう簡単にできるのかなと思えるようなことが公表されると、途端に3年前と攻守所を変えて、批判合戦になる、これはどこかで聞いた内容だなーと思いだしてみると、政権交代となった前回の総選挙の時の批判に類似している。 ところで、そうした批判もあながち的外れではないようにも感じられる、つまり、憲法改正のためには衆参で確か3分の2以上の賛成がなければできないはずであるのに、それを公約に入れるとすれば現行の所属議員数からすれば到底できないことになる、次の総選挙、さらには来年夏の参議院選挙での結果が出なければできないわけで、そんなに簡単に憲法改正が実現するとは思えないように感じる。 確かに、現行憲法は戦後自主憲法として制定された国民主権の格調の高い憲法ではあるが、歴史を経て現代の国民生活や諸外国との憲法などと比較しても議論すべき事項もあると、憲法議論になっていることもある。 それはそれとして、慎重に国民世論も参酌しながら、検討すべきことであるものと思うが、いかにも直ちに改正するかのような表現にはいささか性急しすぎはしないのかなという感じがしないでもない。 そうした反論に、マニフエストの間違いを正しもしないでそんなことを言われる筋合いはない、とか、あるいは、条件を整えての改正であるとする、言われてみれば当然の反論をする、ならば、但し書きがついての改正である旨の公表するような表現をする必要があるようにも思えるがいかがなものであろうか? そんなことを言うのは変なのかな? いずれ、これからこうした「公約」が明らかになってくることでしょうし、我々地方にとっては「地方」をあらゆる面でどう考えているのか、どう公約に反映しているのかを注意深く関心を持って注視していかなければならないと考えている。 昨日から雪になってきた。防雪柵の設置も急いでいるし、成瀬の清流も、ひときわ澄んで流れている。

初冬の風景

  3連休の二日目、外は寒々とした風景である。 東の山々は霞たちその合間から雪景色が望まれる、西の山はまだ雪景色とまではいかないが、すっかり葉を落とした木々が望まれる。 家の周辺は、渋柿がたわわについているし、お隣の針葉樹は黄色のままである。 集落ではもうしっかりと冬囲いも終わり、冬に備えての準備が万端整った。 そんな静かな山村のたたずまいの中で、世の中は年末選挙に向けて熱い戦いが始まっている。 遊説に走り回っている方々の服装もすっかり冬構えである。 公示まであと10日となり、各党の選挙公約や、党としての考え方が次々と発表されている中で、釈然としないものがたくさんある。 そんな中で前回の総選挙以降必ず取り上げられ、報道されていた「マニフェスト」の表現が極端に少なくなっているように感じられる。 これはどうしたことなのだろうか? われわれ地方選挙でも「マニフエスト」を掲げないと政治ではないといった極端な考え方であったようにも感じていたのであるが、それがどうも最近特に、政権党によるマニフエストが絵に描いた餅みたいにとらえられ、嘘の公約みたいになってしまい、影をひそめつつあるようである。 そんなこともあってか、各党が慎重になっているのかどうなのかさっぱり姿が見えてこない。 ところが、その理由の一つに、多くの政党が今回の選挙に参戦するようであり、今なお解党、結党、合流とにぎやかである、その過程で結党の理念も変わったり、合流のためには「小異を捨てて大同につく」よろしく、変更を余儀なくされていくのも事実なのでしょうか?そんなこともあって、しっかりした公約、マニフエストが示されないのかもしれませんが、それではいかにも「野合」と言われてもしようがないような気もします。 そんな状況下にあって、我々にもいろいろなお誘いがありますし、それに対してどう対応するかここは思案のしどころです。 少なくとも、村の発展を考えた施策実現に向けた国政との対応をするためには、どのような政権を選ぶか、その考えはどうなのか、間違った選択をしないように心してかからなければなりません。 選挙制度にしても然り、小選挙区制度は二大政党の安定した政治制度と言われていたにも関わらず、現実は全く逆であったではないですか。 やはり、中選挙区制度をもう一度考えた方が良いのではないか? 少なくとも、現実の制度は、大都市優先の制度であるように思えてならないし、今回の選挙も、都市型政党か農山村とりわけ政治の原点を地方重視の政策を十分に考える政党であるかどうかを十分に参考にするべきであると考えている。 そんな思いで初冬の風景を見ています。