防災・消防 山菜取り救助 2013年6月16日(日曜日) 爽風雲 土曜日の夕方に、たけのこ取りに入った7人から、「迷ったので助けてほしい」との連絡が携帯から入ったとのこと。 直ちに警察、消防署が救助体制に入り、村の消防団の山岳遭難救助隊でも連絡を取り、隊員12名が、椿川の入山地点である「豊ケ沢」の終点地点から捜索を開始した。 しかし、捜査態勢に入るまでも、隊員の確保など一定の時間が必要であり、日没と同じくらいに、霧と雨などで現場は暗く、かなり緊迫した情勢であった。 2回ぐらいにわたって2班編成で出動したようですが、携帯での遭難者との連絡が時折とれているようで、少しは安心できたようですが、なかなか現地までは到達できなかったようです。 警察や、消防ではとりあえず、7人が離れ離れにならないように、動くことなく冷静に救助を待つように再三にわたって連絡し、サイレンの音や、ハンドマイクなどの呼びかけが時折到達していたようで、少しは安心した。 しかし、いったん昨晩は8時ごろで、暗闇の山中でのしかも雨もあり、霧も深く危険なことから一旦捜索活動停止との判断をしようとしたが、遭難者から雨でぬれてしまったし大変厳しい状況から何とか来てほしいいとのことであったようで、再度捜索に入ったが、とても無理との判断から中断をして今朝の6時から捜索開始した。 2班体制で、6時過ぎには救助隊が入山開始し午前8時過ぎに岩手県の防災ヘリが比較的平地におった7人を発見、吊り上げ救助した。 救助隊員もその現場を予想し、そこに向かっていたようで、早く発見し救助してもらったことは何よりであった。 ジュネス栗駒スキー場のヘリポートに搬送し、救急車による搬送の予定でありましたが、皆さん7人とも大変元気で、応答もしっかりしており、大変ご迷惑をおかけしたとお詫びをしていました。 昨晩の、救助隊からの呼びかけが二方向から聞こえていたこと、みんなで離れないで、木を切り、たき火をして温まりながら、眠らないようにして頑張っていた、と話していました。 救急車では血圧を測ったり、警察からはいろいろな事情を聴かれていたようですが、とにかく家に早く返してやりたいくらい元気であった。衣類もたき火で乾かしたのでしょうか、ぬれてもおらないように見えました。 昨日は、「朝の4時30分ぐらいからタケノコ取りをはじめ、あまりなかったことから、深追いして歩き過ぎ、行ったことのない場所まで行ってしまい、帰りに取るところも過ぎてしまった」との反省をしていました。 何回も来ているところであり、先だちの人もいたが、今回の場所は何回も来ているとのこと、ましてや先だちの人も詳しい人とのことですが、やっぱり山は甘く見てはいけません。 よほど詳しい人でも、天候によっては山の様相はガラッと変わるといいますから。 用心をしつつ、無理な行動は誤りのもとであるようです。 防災ヘリは昨秋にもこの地域で、秋田県湯沢雄勝広域消防と岩手県胆江地域広域消防との相互応援協定に基づき合同訓練を実施しており、その協定に基づき鮮やかな県境地域での救助かつ移動ができたものと思っている。その協定と訓練が見事に実践できたように感じた。 しかしながら、今回はヘリから現場が良い視界にあったことであり、現地は必ずしもそうではなく、深い森林の中では到底発見が不可能なことも多い現実がある。 そうした時のためには、絶対の力を発揮するのが、わが村の「遭難救助隊」であり、今回も、天候の状態が悪くガスが濃くヘリも近づけなかったことから、出場したし、現におおよその見当が付き、その場所に向けて捜索を進めていたようでした。 今後も頼りになるは、やっぱり「救助隊」であることに変わりはないように思える。
観光, 雑感 須川高原 2013年6月15日(土曜日) 爽風雲 なかなか行けないでいた栗駒山荘に時間が出たので急きょ出かけた。 周囲の山々を眺めながら車を進めると、その変化はいつものように目にも優しく、ほっとする。 カメラのポイントもたくさんあるし、たまには別のポイントをと思っても、結局同じになってしまうからおかしいものです。 まずは「夢仙人大橋」からの眺望はいつみても豪快であり、深い、目を落とせば清流が爽やかに流れている。 ほとんど毎日変化しているくらいの山の変化ではないかとも思われる。 次に、仙人水、どうしたわけかお客さんが少ない、水をくむ人もわずかである。 途中には、軽トラックや軽の車が所々に駐車している。根まがり竹やフキ取の車であるようだ。いよいよ根まがり竹のシーズンに突入になるのだろう。 あまり夢中になって迷わないように願っている。 先日も連絡が入り、二人で入山したが奥さんの方が時間になっても出てこず、救助に向かったところ、自力で出てきて事なきを得たようでよかったが、こうしたことはこれからも出てきそうだ。 遭難防止のための「トラロープ」が張られ、「ここからは入山できません」と注意を呼びかける張り紙がある。これが功を奏しているのでしょう。 決して景観上見場の良いものではありませんが、事故防止のためには止むおえないことでしょう。 高原は、残雪とこぶしの花が今年はことのほか多く、楽しませてくれ、歓迎してくれる。 道端には「コケモモ」が咲いていた。 ところが、どうしたわけかお客さんが少ないのです。 昨日は金曜日、そろそろ泊り客も増えてくれることを願っている。 今の時期は高山植物も多く楽しみの多い、しかも休息にはもってこいの季節になっている。 山荘の浴室が相次ぐ地震の影響で改修が必要となっており、今年と来年に分けて改修工事をしており、折角の広々とした浴槽が高じのために少し狭くなっていることも影響しているのかもしれません。 そこは、工夫をしてこの時期を乗り越えなければなりません。
スポーツ, 地域興し, 第三セクター関係 スキー場経営の要 2013年6月14日(金曜日) 爽風雲 スキー場経営にとってリフト運営は重要な柱である。 その全国組織のうち東北地区の「東北索道協会」の役員会があり出席した。 スキー場経営は景気の後退と共にスキー客の激減、人口減少などがダブルパンチとなり、経営環境は極めて厳しい。 そんな状況下で各スキー場は懸命の対策を取り合いつつ、スキー場同士の情報交換、協同事業、あるいは施策の展開、要望活動などを行ってきている。 役員会や総会などでの情報交換は新鮮な情報も多く、とても大事である。 今回も、電力料金の軽減対策としての具体的な対応策が話し合われた。 また、スキー場の圧雪車などに使用する軽油の免税対策についても具体的に積極的な運動を展開する事とした。 また、高速自動車道利用料の軽減対策として、使用済みりフト券提示による優遇策なども今後具体的に業務委員会などで検討して、提案することとした。 こうした話し合いの中で、感じたことは、皆さんとても明るく前向きであることであった。 とかくすると、沈んだ話になりがちであるが、そうではなく、とても建設的な場であり、さすが東北全体を考えておられるスキー場経営者の団体と言った感じであった。 今年も頑張らなければならない。 厳しい中で、皆さんそれぞれ工夫をし、冬季スポーツ振興に取り組んでいるんだもの!
雑感 雨がほしい 2013年6月13日(木曜日) 爽風雲 朝夕の挨拶に「雨がほしい」があいさつ代わりのこの頃です。 雨が続けば「もうたくさんだ!」であり、それはその時々の期待であり、止むおえないことである。 それにしても、このところの気候は田畑や樹木などには、水がほしくてほしくてならないところでありましょう。 先日、ダムの会議があった際にも、この夏の水が不足しないかと懸念されておりました。 一方で、山々を眺めると、緑から青に変わろうとしており「爽やか」さが何とも言えないくらい清々しい。 過ごしやすい季節の旬でもあります。 この季節は、本当にここに住んでいてよかった!と心底感じるこの頃である。 移り住んでおられる方々も多くなってきた現在、こうした思いは一層強いのではないかと思う。 新緑をより一層多くの人に親しんでいただきたいものである。
福祉, 雑感 家庭訪問 2013年6月12日(水曜日) 爽風雲 村内のご家庭を2ヶ月に1回ぐらいの割合で訪問し、出生されたお子様のお祝いと88歳の米寿と100歳の百寿のお祝いに家庭を訪問させていただいている。 昨日は、米寿の三人と三人の誕生祝いに家庭訪問をさせていただいた。 米寿を迎えられた皆さんは元気でしたし、昔話やら、同級生の安否、この冬の過ごし方など、いろいろなお話を伺うことができた。 ここ数年は冬分だけ娘さんのところに行き、5月の連休に送ってもらってきて、隣近所や民生委員さんなどに相談に乗ってもらったり、買い物をしてもらったりしているし、地域の方々からも声をかけていただいて楽しく自分のできることは自分でやって、一人暮らしながらがんばっている、とのことでした。 都会に住んでいると、隣近所とのつきあいもなく、すぐそばの公園にも行けない状況で、やっぱり自分の家が言いものだなー!と元気に話していました。 それぞれの家庭には自慢の花や樹木があり、ペットを飼っておられる家もあり、そうした話をしていると、時間のたつのも早く次の家に行く時間に遅れてしまうこともままある。 アジサイが見事に咲いておったり、ミドリ亀がほんの3㎝で買ったのが、飼い出してから20年以上にもなり、もう20㎝ぐらいになり手入れが大変な話など尽きることがない。 鶴は千年亀は万年、この分だとそれにあやかってますます元気で長生きできるなどと言ってお祝いをしてきた。 誕生の子供さんを必ずだっこさせてもらっている。今回は二人が第3子目で、最近はこうした若い世代が多くなってきたような気がしている。 もう一人の第1子目の家庭では、3回は訪問させていただきたいから、がんばってくださいよと期待を込めて挨拶をしている。 赤ちゃんをだっこするのは楽しいし、どこか「ほんわか」とした気持ちなるものです。