雑感 キノコの写真展 2013年9月14日(土曜日) 爽風雲 湯沢市の市民プラザで、日本自然保護協会自然観察指導員の佐々木進さんの「キノコ写真展」が開かれているので行ってみた。 写真をただ見るのもいいのですが、解説がないとなかなか折角の写真の良さがわからない。 写真そのものは、佐々木さんの腕が確かなことは前々から知っていたので、それを見るのも良いのですが、電話をしていったところきてくれて説明を聞きながらの鑑賞でじっくりと、展示されていた50点を見させてもらった。 この50点のうち特定されていなかったキノコを発見しそのキノコを、佐々木さんがキノコ博士と言われる畠山さんと相談して命名した「カオリシロシメジ」と言うキノコも紹介されていました。 私たちが通称「もたし」と言っているキノコも10種類があるとのこと、更には湯沢市のスキー場である市民の森などにも、コウタケ(村では「シシタケ」と言っている)が結構生育しているとのことに驚いた。 実は、毒キノコの見分け方をお聞きしようと思って出かけたのですが、ただ単に割ってみたぐらいではだめで、茎の部分、特に根本部分に袋状になっているものがあれば、おおよそ毒があると思っても良いとのことであったようでした。 これだけでも大いに参考になりました。 キノコを使った、酒のつまみにも詳しく、ついつい話し込んできてしまった。 今度は山野草の写真展を開くそうです。 是非行ってみようと思う。 イヤー実に詳しい方です。 しかも淡々と話す姿は、本当に自然を愛している方だなーと思ってしまう。 佐々木さんとは私の病気のことでもいろいろ相談もしたりしていたので、そのお人柄には惹かれるものが多くありますし、相当な酒豪でもあるようです。 何よりも、日本酒党であるのが良い! いよいよ熱燗の季節ですねー。 キノコの料理が酒ののつまみに最高という、相当な料理人とみた。
医療 病院経営の難しさ 2013年9月13日(金曜日) 爽風雲 秋田県の医療機関での一番大きな問題点は、医師の偏在が極端であることであるようだ。 特に秋田市内にはこんな表現をしても良いのかどうなのかは議論のあるところでしょうが、医師会のしかるべき方が懇親会などでも話しておられるところからして、あながち違うことではないでしょう。 特に、秋田市内は大学病院をはじめとして総合病院が最低5カ所はあるし、その病院には言一定の医師数が確保され、経営的にも問題なく運営されておられるようであるとのことである。 その要因は、開業の先生方を始め医療機関が先の総合病院を始めとして充実しており、人口一人あたりの医師充足率は極めて高いとのことである。 こうした一方で、我々湯沢雄勝地域などでは、いかに総合病院とはいえ、医師確保がままならない現状である。 特に、内科、消化器内科、循環器科などでは極端に医師の確保が難しく、病院長を始め関係者はそれこそ東奔西走で医師確保に涙ぐましい努力をしているのが現状であるようだ。 その医師不足が病院経営に直ちに跳ね返り、運営委員会などでは苦しい現状報告となってしまいがちである。 そのことは、各自治体の病院、診療所経営でも言えることであり、その大小はあるにせよ、同じである。 しかし、それも、今後秋田市内を中心とした医師充足率の高い地域であっても、医師過剰時代が来るとのことで、病院経営今申し上げた比較的大きな総合病院とても必ずしも安泰ではないのではないかといったお話もあった。 それでは、数年後には今医師が不足している地域に、お医者さんが飛躍的に充足されるのかと言ったことになるかと言えば、どうしたわけか、うーんとうなってしまうのが現状のようである。 一部の方々の中には、「もう少しすると医者は余ってくる」などと勝手なことをおっしゃられる方もありますが、言っておられる方もおりますが、私などからすれば「とんでもない!」と真っ向から反論してきたし、そう思っている。 その要因は何なのか? これには関係するものとして悩ましい限りであろうと思う。 おかげさまで我が診療所はしっかりと、お医者さんがきていただいておりそんな苦労はありませんが、これまでは本当にこのことには苦労が絶えなかったので、病院の運営委員会などでは人ごとではないように感じている。 国、県がこうした問題には積極的に関与し協力していただきたいものである。 朝夕の散歩のメンバーは時折替わります。雲の名称はつけませんでした。
政策, 日美連合, 議会 決算審議を通じて 2013年9月12日(木曜日) 爽風雲 決算特別委員会を通じて感じたことの一つに、決算額の問題とは別に、その事業内容にふれられたことがあった。 一つは、道路整備促進同盟会の活動内容、動きなど具体的な内容にふれた質問であった。 こうしたことこそが、今後我々構成員が今後改善していくべき事業内容であり、決算特別委員会などで今後の方向などを真剣に議論をしていくべきものであり、重要であると感じた。 この同盟会は、県内であっても多くの同盟会組織があり、果たしてきた役割は大きいものと感じている。 それが、県をまたいでの組織となると、結構温度差があり、なかなか思うような活動にはなり得ない歯がゆさがある。 しかし、しかし現実には同盟会長の所在自治体の意向などが色濃く反映されるし、運営もその方向で進められるのが通常である。 当然のように、3.11大震災以降岩手県の沿岸部に対する復興整備は優先されている、従って、県境部に向けての整備は遅れがちであることは否めない事実である。 我々としては、それはそれとして県際観光を重視とする観点からの整備にはより力を入れていきたいところであり、引き続き強力に運動を展開する必要があるものと感じている。そうした観点からの議論を深めあい、行政、議会が一体となってこれまでも同盟会などに参加してきており、小さいことのように感じられるが、予算の多寡によることなく、本質的な議論の必要性を感じたところでした。 同じく、審議を通じて村が加入している「日本でもっとも美しい村連合」の運動展開で、職員の方々にもお願いし「まずは身の回りかの環境整備」からと言うことで、庁舎周辺の環境美化に取り組んでもらっているが、これが公共施設全般に及んでいないことが、図らずも今回の審議で明らかになった。 こうしたことも、もっともっと具体的に議論し合い、「それは行政のやること」から一歩踏み込んで、道路や路肩などの環境整備で、各集落の協力などの可能性を含めて議論していくべきものであるように感じた。 日本でもっとも美しい村連合というと、何かどこかよそ事のような感覚でとらえられ、あるいはそうした程度の関心しかないとするならば、折角、先人が築いてきた田子内橋、仙北道、緑の回廊という資産を、後世に残すべき責務を持っている我々の世代が、しかるべき機関に申請し、専門家による調査の結果、その団体加入が認めら、その運動に参加している意義がなんなのか?と疑問すらが浮かび、情けない思いでいっぱいである。 私自身その意義が周知徹底していないように思えて残念でならないし、改めてその意義を理解いただきこぞってこの運動に参加していただけるよう努力する必要性を感じたところでした。 そんな翌日の朝の雲は、孫が言うには「風雲」だそうです。そういわれてみれば、なんだか「風」を連想させるような雲でした。
政策, 議会 議会決算特別委員会 2013年9月11日(水曜日) 爽風雲 24年度に村が執行した一般会計、特別会計の決算状況を審議する村議会決算特別委員会が二日間の日程で開催され、その初日の審議が開かれた。 一年間の歳入歳出、事業の説明などそれはそれは膨大な資料の提示が求められ、職員もその準備にかなり慎重に取り組み、多くの時間を割いて準備した。 本当に仕事とはいえご苦労を掛けた、ご苦労様でした。 その資料も、事業内容をかなり詳しく説明しており、求められる資料も年々厳しくなっているようだ。 かっての決算特別委員会などでは、提示資料などはほとんど全くなく、決算書のみでの一発審審議で、議論もかみ合わなく、しかも審議もあっちに行ったりこっちにいったりと審議時間の無駄も多かったように感じている。 ところが、議会でもそうした無駄な時間を少なくし、効率的に決算審議をするためにこうした資料の提示を求め、より具体的に事業内容に踏み込んだ審議ができるように改革してきたところであると思っている。 決算審査は、どちらかというと、すでに終わってしまった事業の審議であり、予算に比べ軽んじられがちであるが、実は、そうではなく、翌年度以降の事業計画の参考になる重要な反省と検証作業でもあり、その審議内容如何によっては、翌年度以降の予算化に大きく影響するものと私は考えている。従って、議員の考え方や議会の意向も知ることができる重要な内容を含んでおり、じっくりとその委員会に出席して私自身改めて事業内容の確認をしているところですし、私がお答えしなければならない事業には積極的に答えるようにしたいと考えているところです。 そうした視点での大局的な議論、審議であることを心から期待しているところでもある。 一日目を終えて、いくつかの課題も見つけ、事業の深みをつけるとか、内容の充実を工夫するとか、新たな取り組みの必要性なども感じている。 私自身もよく理解できなかった事業もあり、別の視点からの見直しを強力に進める必要性もあるように感じた事業などもあった。 やはり、決算は今後の事業推進にあたって重要な内容を含んでいることがあるものです。
政策, 議会 二人の一般質問 2013年9月10日(火曜日) 爽風雲 議会が再開された。 昨日は、二人の議員から一般質問を受けた。 お一人からは、第3セクターの運営に関する項目と、スキー場運営の指定管理に係るリフトの補修、整備費用などのリフトごとの経費内訳などを含めて、会社設立以降(平成3年度)からの取締役の変遷、累積赤字に関しての取締役会、総会での意見などについての質問であった。 同時に、第3セクター運営に関して、原価率の徹底指導と、職員に対する営業活動を含めて意欲喚起などのための指導などに対し、相談役を配置したことによる影響など、幅広い分野に対しての質問であった。 全般的には、指定管理料の支出と「東電」からの補償費もあり、前期はこうした努力とが相まって単年度黒字決算を打つことができたことを既に議会には報告していた。 今回の質問はこうしたことに対する内容で、改めて、私の基本的な考え方を申し上げ答弁とさせていただいた。 株主さんからは、黒字決算について、第3セクターとして頑張っているとの評価をいただいておることも申し上げた。 第3セクターとしての会社経営は非常に厳しいものがある中で、議会からもご理解をいただき議決の上に、設立・運営し、その目的である雇用の創出と地場産品の供給の場としての役割を果たすため、株主さん方の理解もいただき、懸命の努力によって十分とは言えないまでもそれなりにその役割に応えているものと考えているところであることも申し上げた。 お二人目からは、村の大きなイベントである「仙人修行」の参加者が4にと極端に少なかったことに対する原因と計画性、PRの在り方、新たな取り組みの姿勢に欠けるのではないかとする指摘など厳しいものがあった。 これはそうしたことが否めず、私が折あるごとに、あるいは年頭のあいさつなどで申し上げている「前例踏襲の打破」がいみじくも現出したことによるものであり、反省していることを申しあげ、改善を約束したところでした。また「国文祭」関連の昔語りについても後継者の育成に対す考え方も質問された。 また、最近の豪雨災害、豪雪対策などに対する基本的な村内の情報収集が不足していることによる根本的な対応が遅れるのではないかといった指摘もなされた。同時に、基本的な資器材の備蓄、準備がどがどのようになっているかといった質問もあった。 こうしたことに対しても、しっかりと対応することとしたい旨お答えした。 こうした一般質問を通じて、我々が日常業務として取り扱っている中での気づかない重要な指摘があり、謙虚に反省し、早速行動を起こさなければならいと職員ともども気持ちを引き締めていかなければならいし、確認の上、具体的・計画的に進めていかなければならないと考えているところです。 空には、秋の雲なのか、孫から「羊雲だよ!」と教えられて仰ぎ見れば見事な、まさしく「羊」雲でした。 雲を見るとなぜか気も安らぐのです。