遊雲

この季節、どこを見てもほっとする風景がある。 朝な夕なに変化する風景は心が休まる。 雲一つをとっても、同じということはなく、その変化を楽しむことができる。 正に「遊雲」である。 遊雲と言えば、20数年前に放浪の書家「愛 翠洋」と知り合う機会があり、中学校の野球場でおよそ100畳にも上る発泡スチロールをつなぎが合わせた白の盤上に、「遊雲の湖」(ゆうみんのうみ)を墨痕鮮やかに書き込み、それを須川湖に浮かべる一大イベントを企画した。 書き込みには多くの参観者もあり、迫力ある書家の気迫に圧倒された。 見事に完成した発泡スチロールは須川湖に運び込み浮かべたが、ものすごい吹き下ろしの風に散乱してしまい失敗になってしまった。 それではと、須川湖にワイヤーを張り、シートに再度書き込んだ「遊雲の湖」を吊り下げたが、当日は穏やかな天気で見事なものであり、展示期間中には「尺八奏者」を招聘してのその字をバックにして演奏会も企画したが、残念ながら自然の猛威には太刀打ちできず、ひっくり返ってしまうアクシデントとなってしまった。 思い起こすと、そうした自然との状況を考えてはいたが、まさかそんなに強い栗駒下ろしがあるとは考えてもおらず、自然を相手にしたイベントの恐ろしをまざまざと見せつけられた思いがよみがえったところでした。 雲は、穏やかで夢も浮かぶし、その変化はまた楽しくもあります。 しかし、雲を含め、自然はものすごい脅威にもなることを我々は知らなければならいことを思い知った強い経験でした。 夕方の雲をじーっと見ているとそうしたことが思わず思い浮かんだ次第でした。 そうしたイベント思い切ってやれた時代もあったんです。 そういえば、村政施行100周年記念事業で、野球場を会場にした「みなみ こうせつ」のコンサートを行い、村民よりも多い約5,000人近い観衆に楽しんでいただいたことも思い出されます。 すごいことをしたものです。

大善戦中学校

私が野球の試合の応援に行くとどうも結果がよくないようで、最近は中学校の試合があっても遠慮をしている。 その甲斐あってか、一昨日は郡市の大会があって、強豪の羽後町三輪中学校に準決勝で見事な勝利を挙げたとの報告があった。 素晴らしいことである、日曜日はこれまた強豪・雄勝中学校との決勝戦があった。 午前中は秋田市に出かけたが、応援に行きたいものの、そうした私自身にジンクスがありじっと我慢して朗報を待っていた。 このジンクスは、口の悪い友人たちや野球愛好者が負けたことを、勝手に私のせいにして酒の肴にしていることもあるのですが、甘んじて受けている。 ところで、昨日の決勝戦はなかなか結果が来ない!遅くなってきたのが、2対0で負けてしまったが、対戦相手の雄勝中学校のピッチャーがすごく、ノーヒットであったそうである。 それにしてもすごいことである。 中学校でノーヒットピッチングとは!相手のピッチャーを讃えたいと同時に、わがチームもすごいよねー、2点で抑えたんだから、頑張った頑張った1 久しぶりの全県出場を逃したものの東中ここにあり!を示してくれた。 一方、卓球部は男女とも優勝! 男女総合優勝と、一口に簡単に言うがそんなに簡単なことではないと思うよ。 練習の成果による技術と体力と同時に、何よりも求められるのが「たくましい精神力」であると思っている。 その成果が今後の子供たちにとって、どれだけ大きな力となることか、計り知れない底力となってあらゆる場面で自信となってくるものと思う。 おめでとう! そうした結果を聞き、51回目になる東成瀬村猟友会の総会に出席した。 かっては、百名近い会員数であった猟友会も減少しているものの25名が登録し活発な活動をしていただいている。 今年度から、村が委嘱をした「鳥獣被害対策実施隊員」としても活動をしていただくことになっている。 これは、狩猟免許所持者が減少し続ける現状が、有害鳥獣駆除対策にとって看過できない現状対策の一つであろうかとも思っている。 単に狩猟愛好者とかスポーツ、趣味の世界とは別次元で考えなければんらない現象でもあろうとも考えられる。 そんなことを考えながら帰宅したら、今日は「スーパームーン」とか言って、一年中で月が地球に近づく日で、大きくしかも明るく照らす日とのこと。 あいにくの曇り空ながら、時折のぞく月を見てあれこれ孫たちと月を楽しんだ。  

電話取材

昨日の休日、家族が出払い孫たちと一緒にいるところに電話。 何かと思ったら、議会での専決処分についての内容確認のための電話取材である。 正直なところ、すべてを完璧には把握しかねていることもあり、多少は不安がありながらも、丁寧にお答えしたところであるが、電話取材はしっかりと資料を見ながらの確認をしながらお答えできず、活字におなってから、そう言った対応、返答はしなかったはずだがなー、と感じたことが何回ともなくあり、困惑した経験があり、電話取材は苦手である。 昨日の場合は、間違いないだろうと思うが、記事はどうなっているか心配である。 記者の方々も取材地域が格段に増えて、直接取材は物理的に無理もあり、おのずと、電話取材が多いだろうと思うし、最近の報道もそうした合理性追求の課題かもしれませんなー。 我々も、そうした合理性と電算化の問題点については課題がありそうです。

議会閉会

6月定例議会が閉会した。 短い開会期間であったにもかかわらず、結構疲れた議会になった。 それだけ課題の多い議案審議であり、対応に苦慮した議会となった。 最終日の昨日は、異例とも思われる議長からの議案提案にあたっての我々議案提案側の不手際に対し、議会の意向としての申し入れがあった。 強く反省しなければならないと感じているし、具体的な対応策を職員ともどもに検討を加え、具体化していかなければならいと考えている。 間違い、議案の提案時期などそれぞれ理由はあるわけですが、そのこととと、提案する議案を議員に届けてから不備があることが後から判明し、差し替えするということとは別問題であり、申し開きのできないことであるわけで、今回はそうした事ばかりでなく、いろいろ課題もあったわけで、提案者として誠に申し訳なく、閉会にあたってお詫びをさせていただいたところでした。 今議会は、本当に苦しい議会であった。 昨日は、24節気の一つ「夏至」であるのに、梅雨入りとあって朝からうす暗い天気で、それに加えてこの議会でもあり、なんとなく気持がすっきりしない日となってしまった。 そんな思いでありながら、今議会に、これまた専決処分案で、保育園への入所申請が次第に増加してきており、施設的には十分に対応できるものの、職員の確保が難しい中で、できるだけその申請を受け入れるべく努力をしている。 しかし、その定数条例の改正が議決されておらないと入所希望にこたえられないことになる。その条例改正もただ単に増やしておけばよいというわけにもいかず、そのタイミングをずらしてしまい、今回の議会に定数条例の改正案を専決処分案として追加提案させていただいた。 そんなこととは全く別世界で、保育園では屈託なく、みんな元気に遊んでいた。 こうした子供たちのためにも、しっかりとした体制で受け入れができるように我々大人がしっかりしなければならないことになります。

一般質問終わる

村議会2日目は一般質問が日程の大事な場面。 二人の議員による質問がありほぼ2時間、再々質問までを受けて答弁した。 事前に担当者との勉強会を重ね、丁寧に答弁をしたところです。 一般質問は、行政全般にわたることから全神経を集中して答弁するわけで、定例議会での私にとっては最も神経を集中する時間である。 今回も、そうした緊張感を持って臨み、真剣に議論させていただけたと思っている。 質問される議員と私との間に考え方の相違があり、答弁に納得されないこともままあることは考えられますし、ある意味当然考えられることであると思っている。 同時に、行政を執行する我々として気付かない点や、改善しなければならないことをしっかりと指摘され、一般質問の議論の対象になることもまた多くある。 これが、村民の立場に立ってよりよい行政運営の改善になることであればこれは素晴らしいことであり、積極的に改善をしていかなければならないし、当然、その議論の結果として対応するのが我々の責務でもあると考えている。 今回の一般質問でも、そうした視点で考えると多くの建設的な議論となったように感じているし、早速その対応をしたいと考えているところである。 定例議会はちょうど真ん中、議案審議はこれからであるが、専決処分案件なども多くあり、ここいら辺も私としては今後の課題としてしっかりと反省しなければならないことであると考えている。 とりあえずは、一般質問が無事終わり、しっかりと議論できたことに充実感を感じているところであると同時に、今後その対応にしっかりと取り組んでいかなければならないことにもなる。 数年前に庭に植えたスモークツリーが咲きだした、もう少しするとピンク色になるようです。