カテゴリー別アーカイブ: 政策

網走市、弟子屈町、白糠町視察

(網走市スポーツ公園視察中、ラグビー合宿を中心に誘致、パークゴルフ場もある)

(弟子屈町のマンゴ-農園) (白糠町のエネルギー振興事業視察)

昨日は盛りだくさんな研修した。 移動中には美幌峠と屈斜路湖、摩周湖等にも寄り、かなりの移動距離であった。 スポーツ公園では芝生管理の難しさと広大な面積を4,100万円で管理を委託しており、その安価さに驚いた。 さらに、合宿には全日本クラスが計画的に合宿をはり、その経済効果は5億円を越えているとのこと。パークゴルフ場は比較的コースが短く意外であった。 マンゴー農園は、30棟のビニールハウスを4人で管理、年2回の収穫、南国のマンゴーをなぜ極寒の網走で? 温泉熱活用法と85度の温泉水による暖房、南国の出荷時期と端境期に出荷、東京で最上級は最高で一個8,500円で出荷、売値は15,000円から20,000円位か? でもまだまだ軌道にはのってはいないとのことであった。 何よりも、マンゴーが嫌いな農園の管理者、父親が強引にサラリーマンから引っ張りこんだとのことであった。 将来性のある農園であると思った。 最後は白糠町では、棚野町長(北海道町村会長・全国町村会副会長)議長副議長他の職員はじめ、沢山の方々がお出迎えしてくれて感激した。 ところで、厄介者の柳の樹木を活用したバイオマスエネルギーと、日本で3番目ぐらいの規模のメガソーラー太陽光発電事業を着実に実践している町長の発想力と行動力にはただただ感心するばかり! 忙しい1日であった。

美幌町立国保病院視察

(病院と副町長と院長)

秋田県町村会の行政視察を、今年は北海道の道東地方を訪問して研修している。 昨日は、網走市近くの美幌町立国保病院での医師確保対策を中心に実態研修をした。ベット数99床、10科、常勤医10名、非常勤医師3名であった。 ところが、ここまで来るには医師の変遷は激しく、現在の体制になるには、院長を含め、北海道からの赴任者は少なく、ほとんどが道外からで、院長は大分からの赴任でした。 その内容は、インターネットによる募集サイトだけで確保しているとのこと。 これには驚いた。 人口2万人余りの町ですが、大学の医学部との連携は全くなく、無理であるとのことであった。 募集に当たっては、町を暗いイメージではなく、空港が近く、スキー場や温泉がある、自然が豊かで、観光地もおおい、冬でも暖房がしっかりとしているとか、明るいイメージで募集した方がよいとのことであった。 何かあったら直ぐに帰れることも条件のひとつになるようであった。 そのためか、本州からの赴任者が多いとのことであった。 経営は赤字であるが、その額も少なくなってきているとのこと。 MRI等の最新医療機械を揃えるなど、意欲的であった。

六十路の会

(乾杯で始まり)

成瀬六十路の会(むそじ)が、初秋の色が濃くなってきた栗駒山を遠望しながら、成瀬路を同年生とバスの小旅行を楽しみながら懇親会での乾杯で楽しい一時を過ごしました。 還暦とは言え若者で現役バリバリの方たちばかりで、結構友好を深めあっておられるようです。 同年生と言っても、他の地域から転入された方々も居られるわけで、そうした方々も含めて、此からの長い人生交流を深めあって頂きたいと計画して45年以上にもなる事業で、この会以後継続して交流を深めあっておるようで、企画している者として大変嬉しく思っている。 懇親会で色々な意見も聞けたし、それぞれのご家庭や子供たちのこと等の話が弾みゆっくりした一時を過ごした。

税制についての研修

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(理事会で挨拶する藤原会長)

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(財政委員会で講演する神野名誉教授)

昨日は全国町村会の理事会が開かれこれに出席、更に予定では財政委員会が開かれた後、直ちに秋田県に入り翌日の今日、東成瀬村での現地視察研修が行われる予定であった。

ところが、このところの台風被害や新たに発生した台風などの影響で交通機関の乱れ、首長が留守をすることの配慮からこの現地視察が中止になってしまったはことは、やむを得ないこととはいえ残念であった。

ところで、財政委員会では、地方自治制度、税制を選考されておる東京大学の神野直彦名誉教授による「地方税制の課題と展望」と題して平成29年度に向けてあるいは今後の地方税制についての講演があった。

税制の理論から地方税の課題形態、「人税」は国税に、「物税」は地方税に、間接消費税の上流は国税に、下流は「地方税」にとされているが、その割合にはどうも課題がある。

28年度の地方税制改正は消費税の延期に伴う改正が中心である。

29年度税制改正では、ゴルフ場利用税の廃止、住民税の控除の改正、固定資産税の償却資産課税、森林環境税など予断を許さないくらい厳しい改正になるようである。

このほか、理事会では「簡素な給付措置(臨時給付金)・年金生活者等支援臨時福祉給付金に対する協力要請があり、林地台帳の整備に当たっては、民有林おも林地台帳ができ次第公表することとしているが、個人資産を公表することには課題がありそうであった。

一方、自治体の電子化においてクラウド化を促進するような取り組みを期待していること等の要請があった。

これに関しては、専門職員の育成と国による指導要請が行われた。

 

 

奥羽新幹線の実現に向けて

先日、奥羽・羽越新幹線実現に向けて秋田県及び関係する県と歩調を会わせて具体的な運動を展開すべく期成同盟会を設立し、これと会わせてシンポジウムの開催を設立発起人会で決定し、その総会等が国会議員の来賓を迎えて開催した。 きっかけは、内閣官房の参与となっておられる藤井聡氏の著書が知事に贈呈され著者から手紙が添えられ、日本の経済発展には新幹線の整備が今後を俯瞰するときより重要になってくる。しかも、リニア新幹線や北海道、北陸、九州等の新幹線が整備新幹線として既に計画され、今後30年間にはこれが完了する。その際に秋田など日本海側が残ってくることになる。 山形県もこの計画にはかなり山形県を上げて極めて積極的であり、整備計画の決定に向けて運動がもりあがっている。 そうした状況下で、秋田のみが何もしないでいることは孫子の代まで禍根となることから、県民運動として取り組みたいとする知事の意向が強く打ち出された。 全くその趣旨には賛同するし、そうでなければならない。 しかも在来線を活用したミニ新幹線ではなく、フル規格の新幹線整備を強く要望していく必要性を示した。 当然それ相当の負担はあるものの、今後の運動展開には積極的に参加してその実現に向けて最大の政治課題・目標としていくことになる。 シンポジウムでは、鉄道支援機構の松橋理事が講演し、長野新幹線、北陸新幹線の建設にに携わった方で、工事局長も歴任され、その経験を踏まえて、完成までは長年かかるが、始まると短く感じる。皆さんの一致協力した体制が重要であると講演した。 我々の時代に、そうした方向性を是非実現したいものである。