奥羽新幹線の実現に向けて

先日、奥羽・羽越新幹線実現に向けて秋田県及び関係する県と歩調を会わせて具体的な運動を展開すべく期成同盟会を設立し、これと会わせてシンポジウムの開催を設立発起人会で決定し、その総会等が国会議員の来賓を迎えて開催した。 きっかけは、内閣官房の参与となっておられる藤井聡氏の著書が知事に贈呈され著者から手紙が添えられ、日本の経済発展には新幹線の整備が今後を俯瞰するときより重要になってくる。しかも、リニア新幹線や北海道、北陸、九州等の新幹線が整備新幹線として既に計画され、今後30年間にはこれが完了する。その際に秋田など日本海側が残ってくることになる。 山形県もこの計画にはかなり山形県を上げて極めて積極的であり、整備計画の決定に向けて運動がもりあがっている。 そうした状況下で、秋田のみが何もしないでいることは孫子の代まで禍根となることから、県民運動として取り組みたいとする知事の意向が強く打ち出された。 全くその趣旨には賛同するし、そうでなければならない。 しかも在来線を活用したミニ新幹線ではなく、フル規格の新幹線整備を強く要望していく必要性を示した。 当然それ相当の負担はあるものの、今後の運動展開には積極的に参加してその実現に向けて最大の政治課題・目標としていくことになる。 シンポジウムでは、鉄道支援機構の松橋理事が講演し、長野新幹線、北陸新幹線の建設にに携わった方で、工事局長も歴任され、その経験を踏まえて、完成までは長年かかるが、始まると短く感じる。皆さんの一致協力した体制が重要であると講演した。 我々の時代に、そうした方向性を是非実現したいものである。