カテゴリー別アーカイブ: 地域興し

給食センター・食肉加工施設竣工式

DSC_0188[1] DSC_0197[1] 昨日は学校給食センターと食肉加工施設の竣工式が中島秋田県副知事からも出席していただき盛大に竣工式をあげることができた。 関係者約80名が出席しての竣工式で、学校給食センターはすでに3月の初旬から試験運転を始めており、食肉加工センターも現在職員募集もしており、準備はほぼ整い近く運営を開始する運びとなっています。 村が、日本短角種(赤べこ)の里復活をすべく検討を重ねていたところでしたが、畜産事業での畜舎建設、草地整備など畜産の基盤整備が整い、一次産業である畜産飼育、肥育ガスタートし、生産が始まりました。 これに呼応して、加工施設の整備によって二次産業である製造も可能となった。 残るは、販売である三次産業をどうするかと言うことになり、販売事業に一定の販路をしっかりと持つ、会社の参入により「羽後の国フアーム」が設立され、いよいよ六次化産業に大きく展開できることとなった。 秋田県からはこの会社が企業誘致として認定されこれまた大きな弾みとなることになります。 我々としては、この羽後の国フアームが大きな雇用の場となり得るわけで、地方創生計画の推進に大きく寄与することになります。 今後はこうした事業展開によって、村の活性化に積極的に関わっていきたいと考えているところですし、更に大きく事業が展開されるように期待したと思っているところです。

頑張っている加工所

DSC_0045[1]       (総会の模様)DSC_0046[1]     (かゆ餅の乾燥中、歯触りもよく三種類の味付けと干し餅のポソポソ感が絶妙) 農事組合法人・なるせ加工研究会の総会が開かれた。 第7回目となる今期の総会は会員数16名のうち14名が参加して一年間の決算、事業実施状況などを承認して総会を終えた。 この法人の特徴は会員さん達が農家の主婦やおばあちゃん達が会員となって出資し合って結成したもので、それまでJAこまちに事業や会計のほとんどを手伝っていただいて運営してきたところでしたが、施設の管理やら事業展開を拡大するために法人化して自ら経営運営をして行くために法人化したもので、意欲的な加工食品を次々に製造し商品化して評価をしていただいている。しかもそれなりの実績を示していることは素晴らしいことであると思っている。 その過程では、会員の意欲であり研究心と地場産品に対する思い入れが強いことであると思っている。 その会員さんたちの中には、結構な年齢のおばあちゃんたちもたくさんおられる。しかし、このところそうした年齢に対する課題もあるように聞いている。 これまでの献身的な意欲と取り組みに感謝しつつ、なんとかその意欲をそぐことなくソフトランデイングしていくように改革に努めていただきたいものである。 まだまだ元気なばあちゃんたちも多いし、何らかの形で係わっていくことは可能であるとのことでしたので大いに期待したところです。 経営状態は順調であるようですし、今期は予期しなかった経費支出もある中で、経常利益を出せたことはその努力に敬意を表したい。 今後も多いに頑張っていただきたい。 新作品の、米粉を活用した「かゆ餅」の干し餅がこれから計画的に出荷されることになるようで、その売れ行きにも期待したいと思っている。

出羽の国の昔っこ

IMG_0409 IMG_0413 IMG_0415 IMG_0417IMG_0418IMG_0419   国民文化祭が昨年度秋田県全域で華々しく開催された。 その前年にはプレイベントも開催され昔語りに関心のある方々が多数参加されましたし、本番の一昨年も全国からたくさんの参加をいただき大成功であった。 これを一過性の事業とすることなく継続して後世に伝承すべく検証しつつこれからもこの事業に取り組んでいきたいという熱い思いもあり、昨日県内外から6人の語り部により12の昔話を披露していただきました。 語り部も年々高齢化しており、語り部の確保にはそれぞれの地域でも苦労、ご難儀されておるようで懇親会の場でもそうした苦労話を伺うことができました。 その点、我が村の場合は若手の語り部が登録されておりうらやましがられていました。 昔語りは我々が子供のころに親から眠るときに聞かされた昔話の印象が濃く、その話の全てを覚えていたわけではなく、聞かされている途中には眠ってしまったのが私の昔語りで、今の孫達にもそうしたことを話して聞かせているが、これがどうしたわけかなかなか眠らない。 話が面白くないんだろうか、あるいは話の内容に興味がないんだろかどちらなんでしょう。 民話としての「昔語り」と私が覚えている「昔語り」とは微妙なずれがあるように感じているものの本質的な違いはないだろうと思っている。 いずれこうした語り部の方々が、地域からおらなくならないように努力をしなければならないだろうと強く感じたところでした。 それにしても、記憶力、元気さは並大抵なものではありません。 ますますご壮健で頑張ってほしいものです。

中華で味わう東成瀬

image (麻婆豆腐料理中) image (絶妙な味!) image (スタッフ) image (記念写真) image (多くのお客さん) image image (エビチリもプチプチの食感が凄い!) image (一番最初にあかべこの食材が!) 日本短角種(赤牛・あかべこ)の生産から加工食品までの一貫した産地化を目指して取り組んでいるわたくしたち東成瀬村の行政施策を、内外に展開するための活動として「幻の短角牛と東成瀬の特産品×料理の鉄人」による中華料理の食事会を開催した。 料理の鉄人・陳建一氏を招いてのこの企画には160名の限定で前売り券を発売するとほぼ同時に完売する状況で、会場は村内外からお出でいただき大変好評であった。 東京など多くの四川飯店を経営されておりながらも中華調理の指導にも積極的な陳氏は、軽妙な話術を披露しながらも、自ら厨房に立ちスタッフを指示し160名のお客さんにタイミングよく8品の中華メニューを出しその中華料理の神髄を披露してくださいました。 特に、マーボ豆腐は決してスタッフ任せにすることなく自ら調理するという厳しい姿勢は一方で見せていました。我々地方では本格的な中華料理をめったに口にすることはなく絶好の機会であったし、とてもおいしくいただきました。 もちろん、今回の目的である赤牛の肉を使った料理も2点ほど入っていましたし、村の特産品も使っていただきました。 この後、陳建一氏が提供してくださいました特別メニューが提供することができるようになる予定となっています。 こうご期待です!

給食センターと肉加工センター内覧

IMG_0398 臨時議会と来年度予算の内示会を終えた後の25日午後から建設中である学校給食センターと食肉加工センターの内覧会が行われ議会と一緒に施設の概要を見学した。 同じ敷地内に建設中であるが全く別々の施設であり分離されておることは当然であるが、感じたこととしては、新しい施設であることとは別に、衛生管理や食品管理など食材搬入を含めて実に細やかな配慮をしていることであった。 施設の性質上当然のこととしても、これだけ徹底すると間違いのない給食の提供、肉加工品の生産ができるだろうと感じた。 給食センターは公共で整備することは多くあるのではあるが、食肉加工施設の公共整備は極めて珍しいことであると思う。 先日山村振興連盟の全国理事会が東京で行われ、出席した際にも情報交換会と自由民主党の農林部会などでもこの食肉加工センターの事例が紹介されていた。 全国的にはイノシシ、鹿、サル、などの被害が大きな農作物被害を超えて政治課題となっておる中、獣類の食肉加工施設(ジビエ食品)が少しあるぐらいでこうした牛などを中心にした加工施設は珍しいようである。 この給食センターは3月中には試験運転の計画でありこの施設で作られた給食が子供たちに喜んでもらえるように期待したい。 一方食肉加工センターの運営は、臨時議会で「羽後の国フアーム(菅原一範)」とすることが議決されました。 このほか、臨時議会ではスキー場、栗駒山荘、山ゆり温泉、農産物加工施設、育苗センターなどの管理運営をこれまでと同じ秋田栗駒リゾート(株)、農事組合法人・なるせ加工研究会、こまち農協などを指定管理者として指定し運営していただくことも議決していただいた。