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県際の道路整備

国道342号線整備促進同盟会(会長・勝部修 一関市長)の総会が一関市で行われ出席した。 会長のあいさつで、特に強調されていたのがそれぞれの県境に位置する地域を通過するこうした三桁国道の整備が極めて遅れていることを危惧し、積極的にその整備に努めたいし、運動を展開していきたい。 県境にある道路は、観光道路であり災害時における物資輸送の有力なルートとしてすでに、3・11大震災でも話題に上ったこともあり、今後ますますその重要性が地域のみならず、地方全体にも波及することから遅れを取り戻す意味からも頑張らなければならないと感じた。 もともと県際道路の重要性については、観光面からもわたくし自身かなり強調してきていたことから、思いが一致して力強く感じた次第でした。  

理解できない論調

新聞報道などのマスコミ報道を我々は、確実な情報のもとにしっかりとした根拠のもとで我々国民に真実を知らせ教えてくれるものと思っている。 また、そうでなければならないと思っている。 その論調にもそれぞれの考えがあって記事になることであろうが、読む側に立って言えば必ずしもそうではないこともあるように感じることもある。 あれ!それってちょっとニュアンスが違うんじゃないの。どうしてそうしたことになるのと思われることもある。 例えば、公共事業の在り方一つをとっても、インフラが整備が進み、ほとんど公共交通機関によって日常生活を享受できている都市生活者と、今なお年間の約6か月間隣県との交流が全く途絶されている地域や、新幹線、空港とも縁のない地域、さらには河川であってもその流域の内、堤防が整備されている延長がごくわずかで、常に洪水の危険にさらされている河川が今なお残されている実態などをご存じなのだろうか?この夏、このところの雨で何とか一息ついたところであるが、穀倉地帯の水不足は深刻であったことなど、そうした農家や地方の国民の苦しみや悩みについてはほとんど触れられてはおらない現実もあるように思っている。 我々の地域は、そんな地域事情を抱えながらも懸命に努力をし協力し合いながら我慢し、地方の役割を担ってきているし、公共事業によるそうした地域格差是正、生活環境の整備を求めて来たところである。 やっと、東北中央自動車道の山形県境と秋田県境区間が調査事業に入る見込みとなったようで大喜びをしているところである。やっとです! ダム事業であっても、長年、それこそ半世紀以上にもわたって、流域の住民が治水、利水の両面からその必要性を強く訴えてきた結果として、約3年間の検証作業を終えて、継続事業として機関決定される方向となった。 この夏ばかりでなく、これまで流域の住民がどれほど水道水などを切望してきたことか。一方で常に雨が降るたびごとに洪水の危険性にさらされ、その都度対策をとってきた。 雨が降らなければ、水田や畑地の農作物被害が懸念され、争いにまでなったことがある現実、その結果としての成瀬ダム建設の必要性が求められてきたところです。 ダムなど河川事業の多くは流域全体の問題であり、氾濫から灌漑用水、水道水などその多くは下流域、中流域などでの強い要望と必要性があるわけで、そうした地域住民の声はより多く取り上げられるべきであるがどうしたわけか、そうした需要の多い流域住民の声が出ないのは不思議であってならない。 上、中、下下流域のすべてにかかわるこうした大きな課題は、全体的にとらえられるべきであり、そうした傾向にないのは残念でならない。 言ってみれば、真に必要な水需要の多い住民の声が報道などに出てこない不思議さがどうしたことだろうか? 我々は、中下流域の方々のためにも、我々の役割として、流域全体の均衡ある発展、安全な生活維持のために懸命に協力し合っているのです。 そのための水供給の役割を果たしているものと考えている。 従って、こうした事業は、そこに住む人間にとって必要だからその対策を国に求めてきたのです。 人口減少は、公共事業投資のためにそうなるのでしょうか?どんな関連性があるのでしょうか?人口が減少するから公共事業は必要ないとでも言えるのだろうか?理解できません。 教育予算については、国レベルでの教育予算については言及はしませんが、我々としてはよそ様から如何なものかとのご意見をいただくようなことはしておらないつもりですし、ご意見をいただきながらしっかりと対応していると考えています。 もちろん、批判をあびている公共事業と称される事業は、それこそ報道などで知る限りあるようで、大きな怒りを覚えることも事実ですが、そうしたことと、地方が真に求めている公共事業とをごっちゃまぜにはしてほしくないし、そうした論調には理解できないのが正直な気持ちであるし、複雑な思いでいっぱいであると同時に、何か悲しいものがるのも正直な気持ちである。 今朝の成瀬川は、昨夜来の雨で水嵩を増しながらも、流域の方々のための役割りを果たしているのだといった自負心でもあるかのように水しぶきを上げて流れていました。 人間たちよしっかりせよ!協力し合ってこそこの川はあるのだぞと言っているようでもありました。    

ダムと道路を求めて

成瀬ダムの建設促進同盟会総会、利水協議会の総会が午前中に横手市であった。 これに先立ってダム事業の事業推進状況について湯沢河川国道事務所長を講師に迎えての研修会が横手市で行われた。 研修会では、かなり丁寧に今後のダム事業推進についての計画が説明され、参加者は理解したものと思った。 工事用道路やら、本体工事に向けた調査事業を精力的に進めているとのことで、この後の事業推進について期待がもたれるものと感じたように思った。 同盟会の総会では、研修会の後とあって特に質問もなく全て満場一致で決定された。 利水協議会でも異議なく事業報告、計画予算が承認された。 その他で、渇水状況が懸念され、暫定取水(豊水)についての制度と生活用水としての水道水確保は最優先したいし、何とかならないものといった切実な取水の在り方についての話があった。 もっともな話であり、お互い同じ問題意識を持つ必要があるように感じたところでした。 流域の水需要と上流域の関係を今後連携を深めていくかといった課題はこれからこの同盟会を通じて具体的に話し合って行く必要がいよいよ本格的にしていかなければならないことになると考えているし提案していかなければならないと考えている。 午後からは、湯沢市で東北中央自動車道の「新庄・湯沢地域間を考える会」の集会があった。 秋田、山形選出の国会議員、秋田県知事、山形県副知事、両県県会議員、東北整備局などからの来賓を迎えて、最近にはないくらいの出席者で盛り上がった集会となった。 基調講演は橋本五郎読売新聞特別編集委員からあり、道路は故郷を思う心、親を思う心が大事であり、生活者重視の観点からすると、道路行政は公平でなければならない、といった論調であったように感じたしその通りであると思っている。 パネルデスカッションもありいろいろと考えさせられる問題提起もあったように感じた。 道路行政は政治家次第で決まる!日本列島改造計画もあったが、反面総理が多く出ているからと言って道路がよいかというと必ずしもそうでもないところもあるようだ。 一方、整備しやすい環境にある地区であってもなかなか進まない地区もある、これは正しく政治家の怠慢である(?)といった意見もあった。 確かに、このたびの今回の集会の主要テーマの新庄・湯沢間のミッシングリンク区間が事業化に向けて大きく前進したようで、これもそうした政治家によるところが大きいと言われている。 やはり政治は生き物ですし、政治家の活躍することも多いと思っている。 とにかく、忙しい一日であった。 多少なりとも政治にかかわっているものからすると、いろんな意味で複雑な思いもする。    

流域事業を要望

image image image image 雄物川流域に関わる各種事業の合同要望会が二日間にわたって行われる。 この事業には、雄物川の上中流改修事業、上流4堰、成瀬ダム、県南高規格道路、秋田自動車道4車線化、13号線4車線化など実に要望事項が多い。 それだけ、この地域のインフラ整備が遅れていることの証左でもあろうと考えている。 これまでも、こうした合同要望は続けて来たが、なかなかはかどらず、くやしがってきたのであるが、この度の内閣になってから、強力な官房長官のもと、中央道のミッシングリンク区間が予算化され、一気に勢いづいた感があり、関係者もかなりの手応えを感じており、その要望活動もどこか これまでとはひと味もふた味も違った意気込みがあるように感じている。 この2日間も、そうした感じの元、明るい雰囲気の中、物凄い暑さもものか、官房長官にもお会いでき、国会議員、各省庁に精力的に要望をしてきたところです。 やはり、政治は力です!新しくなった官邸には、初めて官房長官の御配慮によって訪問することが出来ました。 ここが、日本の政治の中枢なんだなーと新たな感慨で、緊張しながら訪問した次第でした。

春の季節

電算化時代に入ってしばらくなるし、地方行政運営もこれなくしては全く進まなくなってきている。 同時にそのプログラムなどのソフトウェアは私なんかは全く分からないし、制度改正、法律改正があると大幅変更が必要で、その都度多額な財政負担が伴う。 しかも、その経費積算なんかは我々では全く理解できないのが現実であるように感じている。 そうした同じ悩みを共同化する事によって、経費削減を図ろうと秋田県町村会では一部事務組合を組織化した。 その組織規定や議会構成を決める臨時議会か開催され、議長には村の富田議長か選出された。 画期的な事業を進める組合でありその事業を審議議決する議会の運営に大変ご苦労をおかけしますがよろしくお願いをしたい。 この議会の後、新年度に入っての県庁の挨拶周りをした。 ちょうど知事さんも在庁中でお忙しい中であったでしょうがお会いして頂き、結構盛り沢山のお話しをうかがうことが出来た。 知事選の後にはお会いする機会もなかったので、お話しできて良かった。 何よりも元気そうで何よりでした。 その後、お二人の部長、次長、6人の課長、沢山の班長さん方にも挨拶をしてきた。 別に特別な用向きがなくともこれまでも、時間を作って出向くのが私の習性みたいであったのが、ある時など、挨拶周りのあと役場に帰ったら県庁から何か特別な用事があったのかとの問い合わせがあったそうで逆に面食らった次第でした。 そんなこともあるが、相変わらずちょこちょこと寄ることだけは続けようと思っているところです。 挨拶は大事だと思っていますから。 挨拶は、情報源でもあり人と人との大事なつながりをつけますからねー。 選挙の四方山話もあり、村の実情もさり気なく話しました。 市町村課長さんは総務省からの若い女性キャリア出向課長さんでした!とても話しやすい方で、これからもいろいろ教えてくださいと言われましたが、恐縮至極! ところで、4月に入ってから進められていた国道342号線の除雪も順調に進み、須川高原に向けて急ピッチであるとのこと。 県境まではあと残すところ約2キロメートルぐらいまで進んでおるようだ。 今冬の豪雪でかなり難儀するんではないかと思っていたが、予想よりも雪が柔らかく、昨年よりも速いピッチで除雪が進みそうである。 いよいよ春山のシーズン、残雪を目前にしつつ、遠く鳥海山の眺望、芽吹きのブナ林など柔らかな日差しも堪能できる季節がもうそこまで来ています。