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疲れの残る月曜日

13日からの雪で朝夕の雪寄せで結構疲れた方がたも多かったのではないだろうか。 昨日現在の積雪は110cmとのことで、ここ10数年の記録ではなかったようである。 少なくとも年末に雪下ろしをしたことはあるが、15日で屋根の雪下ろしをした記録はないようだ。 役場での積雪量が110cmで大柳では140cmを越しているようである。 その雪も湿り気があって、道路沿いの樹木がその重さに耐えかねて倒れてしまい、水路を越え、歩道を乗り越えて車道までも出てしまい、その倒木に車が衝突しフロントガラスを壊してしまった事故も出たり、森林もあちこちで倒れるなどの被害も出ているようで、その降雪被害は来春には相当出るのではないかとさえ思われる。 それだけ凄い降雪量となっているようだ。 すでに除雪による死亡事故も出たり、けが人も出ているようだし、村の中でもそうした人身事故寸前の状況もあるようだ。 今年の雪は思いやられる。 しっかりとその対策を検討しなければならないと思うし、連絡体制の確認などもしっかりと取る必要がある。 そんな状況の中で、昨日は国道342号の整備要望を要望に会長である一関市長代理の副市長と雄勝建設部に要望した。 道路が排雪作業で渋滞し、約束の時間に遅れてしまう失礼をしてしまった。冬道はかなり余裕を持った移動をしなければならないとつくづく感じたところでした。

道路整備の要望

国道342号線の秋田県側の要望活動として、秋田県庁の冨田建設交通部長に同盟会長の一関市長代理の副市長、横手市長代理とともに出席し、あいにく佐竹知事とともに中央要望に出かけていた冨田部長に変わって石黒次長にしっかりと要望してきた。 わが村の要望は、狐狼化坂付近の雪崩対策、春山除雪によるゴールデンウィーク前の開通要望をしてきた。 特に県際観光と須川高原と平泉文化・中尊寺自世界遺産、それと国の重要建造物群の横手市増田町の内蔵など、脚光を浴びている観光資源を活用した観光誘客などに及ぼす道路整備の必要性、重要性について申し上げ、会長代理の一関市副市長さんからも極めて的を射た要望があり、約30分であったが内容の濃い要望会となった。 石黒次長からも、これまた県内の道路事情については極めて詳しく知りぬいておられる方であり、観光(栗駒、平泉、胆沢ダム)物流(岩手県の内陸工業団地と秋田県の生産拠点としての位置づけ)道路網の整備(3・11の大震災以降の櫛の歯作戦と同様岩手秋田の内陸部の物流網の整備の重要性)の3点からその必要性を考えているとの、理路整然とした応対をいただき力つよく感じたところでした。 所管課長からも、私から特に要望した県道「仁郷・大湯線」の整備についても適切な考え方をお聞きし今後の対応に期待したいと思った。 久しぶりに、しっかりと話し合うことのできた要望会であった。

生活の知恵

先日、出生者と米寿を迎えられた方々に対してのお祝いに村内のご家庭におじゃました。 そんな折には、それぞれのご家庭の庭や植木だとか、冬囲いの工夫だとかをお聞きすることが良くある。 今回も、本格的な降雪季に備えての準備がすっかり整った中で、雪下ろしなどをした雪を溶かすための工夫が凝らされていた。 しかも、その池は臨時の池で、角材などで囲った中にブルーシートを張った臨時の雪消し池であるのです。 ちょっと見た感じでは、どうして沢から引いてきたホースの先の水が落ちるあたりに、ブロックを置いていたり、木材の角物を置いているのだろうかと思ったのですが聞いてみて納得した。 それが勢いよく周囲にまるで水が回転するように散水されていた。 つまりこの散水が雪を溶かしてくれる作用をしているわけです。 私も、小さな池に水を引いて雪を溶かすようにしているが、水の波紋が雪を溶かすことからすると、なるほどよく考えている物だなーと感心した次第でした。 こうした生活の知恵、沢水をふんだんに使え、雪消しなどに使えるなどといった工夫は、我々の地域だからこそできる特権みたいなもので、都会などではとても考えられないことでしょう。 こうした工夫は、村道でも、勾配の厳しい場所では道路に直接沢水などを流し、除雪をしなくとも良いような工夫を凝らしている。 課題もあるが現実の対策としてはいろいろ工夫さえすれば冬期対策の一助となることがあるものです。 もちろん、地下水を活用して、路面地下に配管をした融雪道路も有効に機能している村道もあるし、今後は沢水、湧水など水温の高い水を活用した融雪道路にも挑戦する試みも考えているところです。

山村・過疎地の期待

日曜日、村の進むべき方向を政権与党に求めての要望する機会があった。 政権与党の幹事長は絶大な権限がある時期があったし、現在もそれは間違いなくあるものと感じている。 従って小さいながら地方自治を預かるものとしては、そうした機会は大事にしなければならないと思っている。 昨日の要望会では、中長期的に村の発展のためには、何としても物心両面からして「交通アクセスの整備充実の重要性」があると考えていた。 この際多くの課題がある中で、思い切って「国道397号線の通年通行化の実現」に向けて積極的に要望活動をしていくべきではないかと考えでこの一点に絞り要望した。 今後この方向をしっかりと重点的にとらえて要望する機会としたいと思っている。 歴史的にも重要路線であったこの路線を、これまでも整備充実に求めてきたが今後しっかりと改めてその活動を展開したいと思っている。 県際交流、観光、経済活動など多くの発展要素のあるこの路線整備に集中していきたいと考えている。 その要望会の後、村で初めての集落営農農業法人「滝ノ沢フアーム」の収穫祭に出席した。 結成3年を終えたこの法人も、しっかりと組合員の協力で運営され、村の農業法人としての先達役を果たしつつあり、村内でも新たに二つの集落で設立され、林業法人も立ち上がるなどとともに、あらたに若い世代の法人も立ち上がった。 とき新たに、政府においても農業の抜本的な農業政策の転換期ととらえ、これまでの政策をしっかりと見直そうとする重要な時期に来ているとの観点から、予断なく反省と検証の上で、しっかりと新たな政策を提言しようとしていると理解している。 それは、これまでの農業政策の在り方を検証しつつ、文字どうり新たな農業政策、農家対策、を示そうとする新たな生みの苦しみに対応しようとしているものと理解している。 そんな時期に積極的な農業対策に取り組んでいる滝ノ沢フアームの活動は評価しても良いと考えている。 ある意味では誠に時代にマッチングしたものであるとも感じている。 もちろん課題もあると理解しているし、その課題解決にあたっては農業行政の基本としても支援協力しなければならないと考えている。 この法人の構成メンバーもしっかりとその趣旨を理解し参加していることが見えるし、これからもがんばってほしいと強く願いつつ、期待したい。 そんな思いがあって、疲れも出てきたがどこか充実感がある一日であった。

来年度予算に向けて

これから本格的に国の来年度予算獲得に向けての要望活動が激しさを増してくる。 そのすべての活動に参加することは無理にしても、可能な限り時間を合わせて参加することにしている。 昨日は、国道397号線の整備促進協議会(会長・奥州市長)の要望活動のため国土交通省東北地方整備局長に要望してきた。 秋田・岩手の両県が管理する県管理国道であるため、要望を受ける立場の整備局もその必要性は認識されておられることでしょうが、両県の意向を大事にする姿勢であることは承知しているものの、認識をお持ちいただくためにもこれまでも要望してきたところである。 従って、回答としては、予想していた通り、国の予算も厳しい折から公共事業費は年々削減されており総額確保のため、ご協力をいただきたいとする意見でもあった。 私からは、冬季閉鎖期間が長く、経済交流、県際観光による交流人口の相互交流の重要性からも通年通行の必要性を訴えながら、冬季閉鎖の期間短縮、最低ゴールデンウイーク前の春山除雪の実施と除雪障害となる安全施設の対策としてのスノーシエット工事などの促進を強く求めたところでした。 これに対し、要望を受けてくださいました副局長さんからはその必要性に言及していただきました。 これからも、こうした要望はしっかりと説明していかなければならないと感じたところでした。 行くときは道路状態も良かったのですが、帰路に着くと間もなく雪がちらつきだし途中からはすっかり雪もよう。 途中村の方を確認したら道路にも雪が積もっているとのこと。 こうした天候になると、あれこれ心配しなければならないことが多い。 まさか、まだ根雪になることはないでしょうが、なんとかもう少し根雪は伸びてほしいと願うばかりである。