カテゴリー別アーカイブ: 林業・林政

成瀬ダム促進

image image image image 成瀬ダムの具体的な推進のためには、雄物川河川整備計画が確定されることが重要な手続きとなるようである。 その計画樹立のためには、膨大な資料と丹念な調査を経て、関係する有識者の委員による議論が手続きとしてあり、その委員会での決定が求められている。 それがダム事業の見直しにより、その手続きも大幅に遅れていた。 今回その委員会の第6回目の会議が開かれた。 私もその委員としてすべての会議に出席し、村の立場や、河川整備のあり方、必要性などについても意見を述べさせていただいた。 水源地の村として、流域の住民の役割、未来永劫に続くであろう成瀬ダムと雄物川のあり方などの観点から交流の場あるいは住民組織の必要性をのべさせていただいた。 また、下流や中流域ではそうした親水、交流の施設整備が可能であるが、ダム直下では具体的にどうなるのかがよく見えないことからその必要性を述べたところでした。 今後そうした観点から計画にどう反映されるか注目していきたいと思うし、実現に向けて努力していかなければならないと考えている。 午後からは、この会議の後、今度は国有林野所在市町村長懇談会があり、じっくりと説明などをお聞きし、国関係の会議の二つをこなした。 林野関係の予算も増加しており、こちらも森林県秋田として、あるいは我が村としても重要な行政施策であり、関心を持ってしっかりと取り組んでいかなければならない。 これまた、ダム事業とも密接に関連するものと考えているところです。 この会議では名札も秋田杉で特別にしつらえた「東成瀬村」でいい感じで、杉の香りがするようで癒されました。

田んぼも緑

先だってまで土色の濃かった田んぼも、すっかり色変りがした。 田植えもほぼ終わり、薄い緑に覆われてきた。 山の緑は日増しに濃くなり、対照的に田んぼは優しい緑に変わってきた。 本当に、四季の移ろいがはっきりするわが村の気候である。 近くの直売所にも山菜や野菜が出回ってくるが、少し遅れていくとほとんど売れてしまっている。 どんな方々が買いに来てくれているのかなー。 村の農産物は安全で、おいしいことの証でもある。 これからもどんどん少しぐらい曲がっていても規格はずれであってもお客さんは安全でおいしい農産物はしっかりと分かっているんですねー。

全国森林レク協理事会総会

image image 第30回目の通常総会が林野会館で開かれた。 この会の会長はエベレスト最高高齢者登頂成功の三浦雄一郎氏で理事会、総会に出席された。 理事会開会前に名刺交換とご挨拶をさせていただいた。 初めての方ながら、気軽にお話しをさせていただいた。 ジュネス栗駒スキー場も栗駒山系にあるスキー場として紹介させていただいた。 総会には林野庁長官も出席し祝辞を述べてくださいました。 会長からは、昨年末80才7月で3回目の登頂成功をした、皆さんに大変ご支援いただいた、さらに嬉しいことに、8月11日が山の日として制定されたことを、当協会としても喜びあいたいと話があった。 また、長官からは、観光立国として、林野庁も提携して山の日を喜び、協力していきたい。 さらに、日本林業協会会長も出席した。 三浦会長のかくしゃくたる姿勢、印象的な鋭い目、背筋、歩く姿の足運びなど山に入っている人であることを強く感じた。

よくぞ耐えた枝垂れ桜

             ようやく我が里にも桜のつぼみがかすかではあるが膨らんでいるように感じられるようになってきた。 小学校のグラウンド沿いに植えられている「枝垂れ桜」も今冬の豪雪にもよくぞ耐えてくれたようで、多少の傷みはあったようであるが、冬囲いがしっかりしていたせいでしょうか、わずかにつぼみが膨らんできている。 この東成瀬小学校付近一帯は桜が多く、村の中でも桜の名所になりつつある。 少しずつ植樹を続けながら、名所にしていくのもよいのではないだろうか。 さて、それを道路沿いにするとなると、冬の除雪に影響を与えないか、付近の水田が日陰になったりしないか心配な面もあるが、そうしたことをも加味しながら、何とか環境美化を実践したいものである。 道路沿いには、古木の桜並木もあり、道路工事の際もその古木を伐採することなく、植樹をしてくれた先達の方々のご意志を汲んで手入れをし残した経緯もあり、さらに増やしていくことも大事なことではないだろうか。 課題を解決しつつみんなで相談してみたいものである。 今まさに「緑の週間」で植樹の季節、苗木を提供してくれる団体もあることから是非考えてみたいものである。

元気な挨拶

秋田市で水源造林協議会の役員会があって出席した。 森林の果たす役割の中で水源林は最も重要な位置付けにもなるものと思っている。 ところが、森林農地整備センターの所長さんの挨拶の中での話だと、なかなかこの事業が先細りのような感じで事業量が進んでおらないようであるとのことであった。 森林整備は何であってもそうであるが、百年単位で考えないとその効果は現れない事業であり、今の遅れが先々この国の環境や自然が、我々の後世の世代にはどんなことになっているのかと考えると空恐ろしいような気がしてならない。 戦後、伐採に伐採を続け、荒れ果てた山がどれだけあったのだろうか、農地であってもそうである。 現在の一時米あまりだと言っておるのは確かかもしれませんが、環境が変わった時を考えるとどうなるのか、しっかりとそうした見通しの元に考えてもらいたいものである。 森林もまたしかりであり、計画的に我々だけでもしっかりとした信念の元に、整備に取り組んでいかなければならないものと考えている。 そうした会議の後に、夕方には広域の議会がありその合間に、庁舎によったら、子供たちの帰りの時間、元気な挨拶が帰ってきた。 雨も降らないのに傘をさしているやんちゃな坊主たち。 この子供たちのためにも山を大事にしなければならない、残しておいておかなければならないという思いである。