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地元の敬老会

  昨日の午前10時の気温は31℃、一昨日は32℃、この時期にしてはやはり異常であるように感じる。 今年の敬老会も、昨日の私の地元である岩井川地区の敬老会を無事終えて、あとは特別養護老人ホーム「幸寿苑」を残すのみとなった。 いつも感じることであるが、敬老会に来てくださる方々は「マメだなー」と思う方々ばかりである。一方では、まだまだ敬老会には「早い」と思ってか、あるいは「まだそんな年になったとは思いたくない」といった思いもあってか明らかに元気であるのに出席してくれない方も多いだろうと思う。 確かにそうだろうと感じる。 現役でバリバリ頑張っておる方も多いし、実際70才になっても、とてもとてもそんな年とは思えない方も多いし、それも納得である。 対象者のほぼ50%ぐらいの参加者であり、その参加率でこの敬老会の是非を問う方々もおられるようであるが、それはどうだろうかと思ってしまう。 参加率の問題でその事業を評価することはいかがなものだろうか。 どこかの国では、そうした視点で「事業仕訳」なるものをして、無駄を省こうとしたところ、期待したような効果もなく、逆に意欲をなくしてしまったこともあったようだ。 もう少し、血の通った政策であるべきと思うのだがいかがであろうか? ところで、地元の先輩方との語らいは時間が無くなってしまう、約100名近い方々全部と話し合うには時間が短い、その上、ご婦人方の献身的な歌や踊りの余興もあり、話し合うにしても音が高く、話し声が聞こえない、これには参ってしまう。 しかしこれも止むを得ないことかもしれないが、少しの合間合間の話が聞こえる雰囲気もほしいといった声もあったのも事実である。 ここいら辺りは工夫のしどころかもしれませんし、しかもそれに協力してくださる方々の意向も大事にしなければならないでしょうからむずかしいことではありますが。 いろいろ話し合っている中で、「今年は枝豆の丈が異常なくらい伸びた」、こんな年は雪が多いという。 一昨日と同じように、雨が降り始めたら地表に浸み込まずに地表面を一気に流れるので土砂災害が心配であるといった声を多く耳にした。 挨拶の内容でも、幅広く聞いていただきながら、適切な言葉の使い方などを教えていただくなど、とにかく勉強になる敬老会でありました。 昼酒ながら、そのあとの行事もありお酒は控えめにしつつ、いろいろ反省しながら、そうしたことをしっかりと心に刻んでの帰り道の空と雲はきれいでした。 爽やかなものです。    

貴重なご意見

  村の方々とご一緒するといろいろなお話をお聞きすることができて、とっても充実した時間となる。 その機会が1年に一度の敬老会などとなると、お互いに「久しぶり!」といった挨拶から始まり、「まめだったが!」「病気したそうだったけれども、元気そうだな。」「俺も手術して1年になる」「誰それも同じ病院んで手術した」、全く知らなかったこと、初めて知ることも多い。そうした会話から始まり、世の中の話し、集落での出来事、人様の考え方などなどそれはそれは多種多様、それを聞いているうちに、ハッとさせられることも多いのです。あるいは、なるほどなるほどと教えられることも多い。 昨日も、椿川地区と大柳地区の合同の敬老会で久しぶりの皆さんとゆっくりとお話ができた。 80歳になられても毎日山菜取りに山に入っておるというDさんは「今年の山は異常だ、沢という沢は全く水が流れておらないばかりか、「白い」という、ジョリッコ履いて歩ける状態だ」「白いのは、水がなく地下からのわずかな噴気に温泉成分がありそれが白くしているのではないかと」という。 こうした現象は初めてである、おそらく、今年のキノコは「一回雪が降ってからでないか」という。それだけ山の水、山全体が水分不足であるといううのである。 こうした時に心配なのが、一気に雨が降ると、たまるところがなく、表面を雨が走ってしまい、しみこまずに災害が起きないか心配だという、そうした自然状況については我々も心配しているし、対応策も考えておかなければならないと感じた。 一方では、山菜である「サク」のすべてがクマによって根こそぎ食べられてしまっている、こんなことはこれまでなかったことであるという。ブナ栗やドングリも葉が枯れたり、楢枯れて十分ではないし、クマも里に下りてきている。 これから、熊の対応策も考えていかなければならないし、檻の設置場所についてのご意見もあった。 また、全く我々の配慮が不足していたこともあった。 それは、小学校統合と同時に考えなければいけなかったことに、バス停留所の課題があったことを気づかずにこれまで児童生徒たちに雨の中、雪の中、風の中、バスの停車場所付近でそのままにして、待たせてきたことに今更ながら申し訳ない気持ちでいっぱいであった。 実は、敬老会でその話をお聞きする前に、地区の代表が、林業関係の仕事をしていることから自分で木材を使って作ってやろうかとさえ思った、孫たちのためにそんな思いでいたが、息子から相談を受け、議員に話をしたら、早速村で作ってくれるとのことでありがたかったと言ってくれた。 そのご意見をいただいて、直ちに予算措置をしてすぐにかかることにしたが、来年度の部落からの要望事項に入れてからにしたらどうかとか、担当はどこだとかやり取りがあったようだが、「そんな問題ではないと!」きつく申し渡した。 極端な話し、これから間もなく冷たい雨、雪、風の季節、どんな思いで児童・生徒がバスを待っているのか、それを思ったら、予算がどうのこうの言った問題ではないとさえ思える。一刻の猶予もない、すぐに「やれ!」と言いたいぐらであるが、それはそれ、手続きが必要でしょう。いかに迅速に実行するかを考えたいと思った次第でした。 全く私の配慮不足から、卒業した子供たちもおることでしょう、そうした児童・生徒たちに不便な思いをさせて申し訳ない気持ちでいっぱいである。 やっぱり、地域の方々の会話、集まりには欠かさずに出かけて生の声をお聞きしなければと思うし、それをよく判断して実現していく必要性を改めて感じた機会でもあった。    

敬老会始まる

今年の敬老会が9日の田子内地区を皮切りに始まった。 今年もまた、ご案内をした方々がたくさん来てくれた。 人生の先輩方であり、村の発展とともに歩んでこられた方々で、多くのことをご指導いただいた方も元気に参加してくださっていた。 敬老会の開催には、それぞれの地域の世話人が協力してくださっており、今年は若い青年層から、中年層までそれぞれの地域の中心になっておられる世話人が献身的な世話役をかってくださっていた。ありがたいことです。 こうしたつながりは、滅多にないことであり、素晴らしい試みであると感じた。 今年の挨拶は、村政運営が皆さん方のご協力とご理解によって順調であることと、基金も積み増しすることができて、健全財政であることを先日講演会でお聞きしたことを参考に、「家庭の財布」と「国の財政」「外国の財政」などを比較した講演内容に沿って説明させていただいた。 また、健康の秘訣「かきくけこ」から今年は「快老術/かきくけこ」としてあるお医者さんの本から引用させていただいて披露申し上げた。 健康の秘訣「かきくけこ」では、皆さんところどころ覚えておいてくれた方も多く、そうしたことを話題にして会場を回って、親しく懇談させていただいた。 毎年のことながら、150人近くの方々すべてにご挨拶することは、結構時間もかかるし、ハードである。 これまで続けてきたし、皆さん待っていてくださるから失礼のないようしっかりと回らせていただいている。 その際には、いろんなことをお聞きすることもできるし、今年は、昨年体調を崩したものですから、そのことを心配してくださる方々も多く「飲んでるのか」「無理するなよ」「腹八分が大事だぞ」「冷たいものより温かいものが良いぞ」などと随分ご心配をかけたものであると心から思ったところでした。 自分だけの体でないことを、改めて心して管理していかなければと感じたところでした。 再来週の連休には二日間が、連ちゃんでの敬老会である。   ● 議会が再開され、一般質問が二人の議員により行われた。 しっかりと誠意をもって答弁したつもりであり、改善すべき内容については具体的に直ちに実行に移すべく質問終了後、職員と打ち合わせをし、指示をしたところである。 こうした姿勢で常に村政運営を心掛けていきたいと思っている。 質問内容が広範でしかもかなりの多項目になると、すべて書き留めておくこともできず、次の質問になってしまうと、ついメモることができずに答弁漏れになったりする。ここいら辺りを何とか改善することができないものかと常々感じていたところでもある。 今日からは、決算特別委員会が二日間にわたって行われる。 自分たちが行った事業内容を、しっかりと見直ししつつ、次の施策の参考にしたいと考える、良い機会でもある。

要望活動に動きまわる

町村会として取りまとめた25年度政府予算に対する要望活動を集中的に行った。 各省庁と国会議員に要望するわけであるが、与党の代表には、幹事長室で逢坂副幹事長に直接要望した。 但し、現政権になってからは、与党に対しては、要望容を限定され二つの省庁だけであった。 これも変な話であると思いつつ、指示に従うしかなかった。 県連の方針か本部の方針なのかは分かりません。 秋田県全体の課題を二つの省庁に絞れといわれてもなかなか難しいですよね。 それでも、副幹事長はニセコ町長出身で地方自治体のことは十分理解しておられ、要望内容についても、話しやすかったし、回答も極めて具体的であった。 TPP参加反対要望についてもよく議論したい、医療の充実、医師確保対策についても現政権になってからは、医師が約700人も増加しているが、政権はどうもPRが下手くそでまずいともいわれてもいた。 介護保険料の増大が自治体の財政基盤を揺るがす問題でもあり、適切な国としての対応を求めたところでした。全体的には理解出来るご回答も頂けたように感じている。 小宮山厚生労働大臣には直接要望出来た。 医師確保対策については副幹事長の回答とほぼ同じ内容でしたし、介護保険料の増大が自治体にとっては重大な財政基盤を揺るがす問題でもあり、適切な国とし ての対応を求めたところでしたが、現在審議中の社会保障と税の一体改革法案が制定されることにより一定の低所得階層で引き下げになる見込みであるとの回答 を頂けた。 我が村の場合、保険料を押さえられている要因として保健師や民生児童委員、社会福祉協議会などのマンパワーの充実にあるように感じていることを紹介したところ、関心を示しておられました。 与党議員との意見交換会では、TPP問題、社会保障と税の一体改革などで、我々が考えていること、あるいは報道されていることとは、かなり違う感覚であることが披瀝された。 政権中枢におられての情報の豊富さと、中央省庁の動向などかなり具体的な内容の意見交換が出来た。 省庁、与党本部、与党議員と与党中枢におられる議員のどこが押さえどころなのか?つくづく考えさせられたし、総選挙後の展望までも極めて大胆にふれられたようにも感じた。 厳しい現実であるようだ。

「読み聞かせ」を聞いて

土曜日に児童館で読み聞かせグループ「つくしんぼ」の活動があるということで出かけてみた。 この日は、秋田市からお招きした方の指人形劇、積木劇、など3つも紹介され、児童館に来ていた子供たちや読みきかせグループの会員たちも熱心に聞き入っていた。 「読み聞かせ」が幼児、児童の成長期には、豊かな感性を育てるためにも、とても大事な要素であるといわれているようであり、我が家でも孫たちに、妻が盛んと読み聞かせをしていた。 その読み聞かせを続けていると、孫たちも眠る前だったり、日中でもごく自然に絵本などを手に取り、見るようになっていたし、小学校にこの春入学した孫などは、どんどん本を読むようになっている。 下の孫は2歳になったばかりであるが、今も字も読めないのに、盛んと片言の言葉を声に出して話したり私にまで教えてくれる。 これは、間違いなく「読み聞かせ」の影響であろうと思っている。 私たち夫婦が3人の子供を育てる頃は、全くと言っていいほど「読み聞かせ」などはしなかったように思っている、そんな余裕もなかったし、逆にうるさがっていたように思う。 今思うと子供たちに申し訳ないような気がしている。その分孫たちにせいぜい「読み聞かせ」をしてやろうと思いたいが、私はほとんど無理で、妻にお願いするしかない。 そのグループに妻が入らせていただき、あちこち活動させていただいているようで、ありがたいと思っている。 そのグループのメンバーは多様であり、読む絵本なども実に幅が広く奥が深いように思った。 実際書店で絵本などそのコーナーを見ると、とんでもないくらい多いのに驚かせられる。 しかも、本の内容も深い意味があることに気づかせられる。 「専門書」であるのです。 そうした内容をいかにして子供たちの感情に伝えるか。これはまさしく「技術」であり「一体感」であろうと感じた。 本を読んでもらい、感情豊かに物語の主人公と一体となって喜ぶ子供たちの表情は、まさしく「珠玉」であるように見えた。 すくすく育て「成瀬っこ!」あなたたちには強力な助っ人がいるのですよ!