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道路整備の熱意

    道路整備を促進するための同盟会はたくさんあるが、昨日開かれた「横手・東成瀬線」の総会では住民の熱意が強く伝わる総会となった。 この会は、横手市山内の三又地区と東成瀬村岩井川地区の住民が中心となって組織された道路整備促進のための同盟会で、極めて意味のある同盟会である。 この会では近くて遠い隣村の地域が何とかして通年通行を実現しようとして取り組んでいる同盟会で、これまでも秋田県のご協力で、平坦地の道路改良は積極的に整備が進んでいるものの、肝心の峠越えが工事費も大きく、なかなか具体的な事業計画策定までは、それぞれの事情もあり、策定できないでいる。 しかし、昨日は来賓として5人の県議会議員が出席してくださいましたが、柴田県議からは挨拶の中でこの同盟会の目的についてずばりと指摘をされまして改めてその方向をしっかりと示していく必要性を強く感じた。 つまり、「平坦地の道路改良を求めているのではなく、冬でも峠を越えると、ジュネス栗駒スキー場に行けて、両地区の交流が活発になるし、国道107号にも直結し、自動車道にも連絡できるようにすることにより、県外からの観光客の誘致も大幅に増大するなど、それこそ「世界」が違ってくる」と言ったご挨拶でありました。 全くその通りで、これはとりもなおさず、県境や郡境にある地域の最大の課題であるのである。 そうした地域はどこにでもあるというご意見もあるし、そうしたすべてを解消するには大変な投資が必要であり、一体全体あなたたちはどれを優先的に解消したいんだと言った意見のあることも承知しているが、我々からすると「全部」であると言わざるを得ない。 これが未来永劫解決しないまま取り残されていったんでは、均衡ある発展など到底おぼつかないのであることは自明の理である。 くじけることなく、しっかりと発信し続けていかなければならないと思ったところでした。 なんと言っても地域住民との連携は、我々にとっては大きな励みである。 懇親会も盛り上がったし、元気あふれる熱意ある総会であった。 終わって同級会の集まりがあったのでそれにも出席し、結構ハードな一日であった。 ぐっすり寝てしまい朝のニュースでビッグニュース。 オリンピックのサッカー男子が優勝候補のスペインを破っていた。 バンザーイ!それいけー!  

断られてから10年が勝負

先日企業の経営者として成功された方が世代交代をし、もっぱら環境美化や緑化事業、人材育成などのボランテア活動に積極的に取り組んでおられる方の訪問を受けた。 話しは、時代の動きやこれまでの経験など内容が実に豊富で、おつきあいされておられる方も著名人が多く、全国的な話題も知っておられとても楽しい時間となった。 かっては、秋田県ではいち早くスローライフなども提唱された方で、時代を先取りするような考えの方でもあります。 話しの中で、わが村でもリゾート開発華やかなりしころの事業手法などにも話しが及び、この方も首都圏で優良企業から資金提供をするから100億円単 位の仕事の話しがあり、1ヶ月近く悩み抜いた末にお断りしたこともあった。社運をかけても良かったかもしれないが、従業員のすべてを投入しなければならな いことになり、肝心の業務がおろそかになると判断し断ったとのことで、一つの動物的な感覚での判断であったことも話しておられた。 わが村の場合も、それとはまた別の次元ではありますが、判断に悩んだ時期はあったものと思っている。 同時に、いろいろな営業活動の中で、受注できなかったり、断られたりすることは数多くあるそうで、それにめげることなく、「断られてから10年が勝負である」との信念の下で企業活動を続けてきたとのこと。 その中で、業務とは直接関係ない、地域貢献など地域活動にも積極的に取り組んできたそうで、そうしたことが結果的に業務の拡大に結びつき、順調に発展してこられた事を話しておられた。 なるほど、儲からないことをきらい、業務以外には手を出さないで等と言わずに、広範な社会活動を通じて、企業の特徴を出していくことは次第に会社の実績として認められる事につながっておることを再認識されるきっかけになったと言うことであろうと思った。 従って、断られたからといって、後は営業活動もおろそかにし、まして、社会活動などにも協力しないようでは、そんなに大きく発展するとは思われないと感じた。 「断られてから10年」、至言であると思ったところでした。 昨日は村議会の臨時議会があり、除雪車両、凍結防止剤撒布車の購入契約、簡易水道事業の電気設備工事と滅菌装置機械設備工事の工事請負契約の締結案件など4件が原案どうり可決されたほか、秋田栗駒リゾート株式会社の経営状況説明資料を提出した。

自転車に乗れた!

今年小学校に入学した孫がやっと自転車に乗れるようになった。 春先から息子と二人で代わる代わる自転車乗りを手伝っていたがなかなか乗れるようにならなかった。 これは困ったなーと思っていたし、同級生はそれぞれ兄がいたりしてその影響なのか、上手にすいすい乗れる中で、練習させたものですから、本人はなかなか乗れず、かなり悔しかったらしく泣きべそをかいていた。 乗り方を教えたといっても、後ろで支えてやったぐらいで、実はどのように教えたらいいのか乗り方の教える方法がわからなかった。 息子たちにはどのようにして教えただったろうかとかんがえてみたが思い出せない。 我々の時代は子供用自転車なんてなかったから、大人用の自転車をこっそり持ち出し、とてもとても足など届くはずもないものですから、サドルからハン ドルに向かってあるパイプとペダル部分の三角形に足を伸ばし非常に窮屈な姿勢でペダルをこいで何とか乗れるようになった思い出がある。 すぐに足が滑ってペダルをこぐことができず、右足を工夫して固定したりしたが、転ぶときはそれはそれはもろに倒れるものですから擦り傷は耐えなかっ たし、ハンドルは曲がるし必死な思い出があり、水路にもろに落ちること等当たり前であった。今みたいにコンクリート製の側溝ではないのでその分は怪我もた いしたこともなかった。 今は、側輪があったり、子供用にできているのでうまく乗れるだろうと思っていたが、運動神経の性もあるのか、うまくいかなかった。ところが子供用の 自転車に最初からまたがって前に進むように嫁から教えられたところ少しずつハンドル操作もできるようになって坂道を上手に下っていけるようになった。 つまり、ハンドル操作の仕方が上手にできないのに、ペダルを踏むことばかりをさせたために、乗ることができなかったように思った。 ハンドル操作ができたら後はもう全く問題なくあっという間に坂道も上れるようになったし、方向転換もできるようになった、ほんの一日のことである。 後は公道での乗り方は注意しなければならないし、事故防止のことをきっちり教えていかなければならない。

地域にうずもれているものの活用

秋田新幹線が開業し山形新幹線が新庄まで伸びてから、本線である奥羽本線が完全に脇に寄せられてしまった感じの「山形新幹線大曲延伸推進会議」もどことなく力が入らない気がしてならない。 どうしてなんだろうか? 運動もそれなりの工夫をして計画的に推進してきたことは事実であり、事務局の会長市もいろんな企画をしてくれている。 今回の総会にも、秋田県観光文化スポーツ部の次長も出席してくれたし、県議会副議長、湯沢雄勝、横手市選出県議会議員、国会議員秘書、振興局など多くの来賓が出席してくれた。 総会そのものは問題なく議事が終了し、終わってから研修会があり、講師に秋田内陸線の応援団的存在の「くまのたいら企画代表の、大穂耕一郎氏の講演があった。 氏は、東京都出身で鉄道マニアが高じて高校までは東京文京区であったが大学は秋田大学に入学し、その後は東京での教師生活を経て、退職後は北秋田市に居を移し、先の企画事務所を設立し、鉄道による地域おこしをしている方であった。 「奥羽南線の思いで そしてその40年後の課題」と出しての講演は、鉄道フアンならではの懐かしい数々の写真をたくさん取り入れた、パワーポイント を使っての話で、その中からありふれた光景であっても、鉄道フアンはどこかで関心を示してくれるし、それにいかにして気づくか、そこがポイントなるように 感じた。 今走っている奥羽線の車両は都会型で全くまずい、JRではこれからは「リゾート白神」のような列車を走らせるような方向であり、そうなれば海岸線ばかりでなく内陸線であってもよい素材はあるように 感じた。 現実に、氏は現在秋田内陸線でいろいろな仕掛けをされているようで、観光事業にかかわっている我々としては大いに参考になった。 お話の中で気になったことが一つ。 それは、農村風景の中で、田んぼの畔が「緑や青」ではなく「黄色や茶色」なっていることに幻滅を感じている、特にそれが米どころ新潟で多く見られる ことにショックを受けていること、しかも「有機農業米」と称してJAが盛んに宣伝していることに何か違和感を感じていること、秋田県も除草剤を使っている ことでは東北でも多いほうであるようであるが、救いは電車から見る風景では少ないことに救いがあるように思っているとのことであった。 なるほど、納得である。 確かに、あれは見た目には決してよくありませんが、しかし農家にとっては止むを得ないことなのかもしれません。 最後に次のように述べていた。 目の前に 当たり前にあるもの 見えないところに ひっそりと眠っているものを 活かして使うのは 地域の人たちです

スキー界垂涎の的

スキー界ではSAJナショナルデモンストレーターといえばスキー技術の向上を目指す人ならば誰もがあこがれの的であり、そのデモンストレーター認定者と一緒に滑るなどはなかなか出来ないことであるようだ。 全国でこの認定者は2,012年度は男子で27名女子で9名しか認定されない大変厳しい資格であるようである。 さらに、全日本スキー技術選手権で上位入賞、まして優勝などとは大変なことであるようである。 その大変な優勝者と資格を取得しておられる選手4名が一堂に会しその活躍を祝う会がジュネス栗駒スキー場のレストランに集い、湯沢・雄勝スキー指導者会(会長・谷藤照男)が主催して楽しく行われた。 その選手をご紹介をしますと、兼子稔(東成瀬スキークラブ所属、秋田栗駒リゾート社員、皆瀬村出身)2,012技術選手権22位、2,012ナショ ナルデモンストレーター初認定、兼子佳代(福島県スキー連盟、皆瀬在住、旧姓三星)2,012全日本スキー技術選手権優勝という兼子ご夫妻、水落育美(湯 沢市出身、湯沢スキークラブ)全日本スキー技術選手権5位、2,012ナショナルデモンストレーター4期連続認定という輝かしい選手たちに加え、結婚した ばかりの水落選手の旦那さん水落亮太選手(新潟県スキー連盟)2,012全日本ナショナルデモンストレーターの4選手が勢ぞろいしたわけです。 水落ご夫妻は、昨日までの3日間ジュネス栗駒栗駒スキー場のグレステンスキーコースで首都圏からの選手のキャンプはっていたところでした。 兼子ご夫妻は当スキー場でも春先にはキャンプを張ってスキー愛好者から大変ご好評をいただいており、その二人の優れた技術と指導力、人柄を慕っての参加者は多く、今後も大いにご期待したいと思っている。 スキー人口の減少が止まらない現在、こうした若手の指導者によってスキーの楽しさをもう一度再確認していただきながら、その普及に我々スキー場関係者も大いに努力しなければならないと思っている。 水落ご夫妻の奥様、育美さんは小さなころからこのスキー場には来られていた方ですし、これからも機会を見てご指導いただきたいと思っている方々たちです。 出来れば、せっかくこうした形で日本を代表する選手たちのつながりができたわけであり、4選手によるキャンプ、講習会、イベント、撮影会などを企画できないものか大いに検討していただきたいと期待したいものである。