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座談会を始める

村の新たな発展計画を策定したことを含めて、全村4地域で、住民の方々にその発展計画をお示すするほか、それぞれの地域の抱える課題についての意見交換をし今後の村政運営の大いなる参考にさせていただくために今年も開催することにした。 今年は、農作業の進み具合と合わせて計画したところでしたが、農家の方々の都合がどうであったか多少心配していた。 一日目は、一番人口の多い田子内地区での座談会で14名の方々が集まってくれた。 これまで、この地域では他の地域よりは比較的集まってくれる方が少なっかったが、今回はこれまでよりは多く集まってくれたような気がした。 今後重点的に進めていく事業や、総合発展計画の概要などを説明し、さらに村として取り組んでいる事業について、それぞれの所管から説明と協力依頼をしたところでした。 その後、参加者から、地域での課題やら、説明についての質問が活発に行われ、しっかりとお答えしたところでした。 やはりこうした形で、住民の方々と直接村政課題について話し合うことは、理解をいただくことにもつながるし、村民の意見を聞いて村政運営をしていくための重要な対応策であると考えているし、議会での議論とともに、住民がどう考えているかを少なくとも参加された方々のご意見はうかがうことができることになると思う。 今後も、こうした企画は継続して続けていきたいと考えているところである。 質問事項も、10数項目に上った。 ありがとうございました。

紅葉の渋滞

昨日は「体育の日」で「寒露」とのこと、朝夕の気温も10度台になる季節となった。 国道342号線の須川高原が、この時期必ずのように渋滞が発生している。 特に、10月10日をピークにしているが、今年は休日の関係から、体育の日の10月8日が朝から大変な混みようであったようである。 所要があって、そちらのほうの状況を確認することはできなかったが、ラジオ放送では朝からすでに渋滞が発生していること、特に国道342号線の須川温泉に向かう方向の上り車線が、朝のうちからやく3時間の渋滞とのこと、特に須川温泉隣接の駐車場に入る車が入ることができずに、大渋滞を起こしているとの道路情報であった。 秋田県側については、国道342号線と交差する県道、仁郷・大湯線(旧有料道路)までの約1Kが渋滞しているとのことである。 この渋滞については、これまでも毎年のように対策会議がもたれてきたが、抜本的な道路改良でもされるかあるいは駐車場の大規模な整備がなされるかのいずれかが行われない限り、とても対応できないように感じている。 きまった収容台数しか駐車できない地域に、それをはるかに超える車が来てくれるのですからとてもとても対応しきれない、しかもこの駐車場に通じる道路が狭隘であり、駐車場に入る右折車両が交通整理によって止められることによって、渋滞はどんどん長くなっていく。しかもその後の道路も急坂であり、にっちもさっちもいかない状況になってしまう。 特に、ここ数年駐車場対策としての交通整理がどれくらい効果を発揮しているのだろうか。 こうした対策のため、バスでのピストン輸送も計画しているが、このバスの運行も期待したような定時運行もできず、お客さんから不評を買ったとのこともあり、これも特効薬にはならないようである。 やはり、抜本的対策が必要であることは間違いがないように思える。 厳しい財政状況の中ではありましょうが、ここは秋田、岩手両県の道路担当からひと踏ん張りしていただかないことにはどうにもならないように感じている。 ここは「県際観光の出番」であると思うし、積極的な運動も必要であることになる。

スポーツ月間を楽しく

10月を「スポーツ月間」として集中的に、多くのスポーツを村民の方々に楽しみ、親しんでいただこうと企画してからすっかり、なじんできた感じがする。 昨日は、村長杯の「パークゴルフ大会」が開かれて私も参加した。 少し曇り空ではありましたが、たくさんの方々が参加し、普段あんまりスポーツに参加しない方々も参加してくれていたようで、その意義も普及してきているように感じた。 一方で、全体的には参加率が少し落ち込んでいるような話もあり、今後の課題として取り組む必要がありそうである。 秋田県でも「スポーツ立県秋田」として積極的にスポーツを普及しようとしているが、村ではすでに、スポーツ月間としてスポーツ普及に、取り組んできている先進的な取り組みとも言えると思っている。 この取り組みは、スポーツによって「健康」という分野からの取り組みにもかかわってくる重要な取り組みであり、これは今後も充実するようにしていきたい。 そのためには、職員も含め多くの方々が、スポーツの持つ重要性、多様性を認識して、楽しく、気持ちよく、気軽に日常生活にも取り組んで行けたらどれだけ、良いかと思うところでもある。 それどころではないと、おっしゃられる向きもありましょうが、それだけではなく、もっともっと深い大切なものがるように感じている方も結構おられることが、昨日のパークゴルフ大会で感じたところでした。

医療を考える

県の医療審議会では、来年度からの「県医療保健福祉計画」で設定する2次医療圏について現行の8医療圏のままとすることを決めたようです。 これに先立って、県ではすでに、北秋田、大曲仙北、湯沢雄勝の3医療圏では、入院患者の流出規模などから、国の見直し対象となっていること受けて、事情聴取をしていた。 村の意見としては、単に入院患者の減少によって、中核である雄勝中央病院の2次医療圏を平鹿病院などとの統合する考えには、賛成しかねるし、それによって雄勝中央病院のベッド数の減少や、設備の充実が抑制されることにはならないとは思われるが、そうした懸念をも示して明確に反対したところでした。 その結果が、こうした形で反映されたことは良かったと思っている。 とにかく、国などでは一定の基準で、すべて「効率」中心に考える傾向には、どうしても納得いかないところであり、これからも、しっかりとあるべき姿について意見具申していこうと考えている。 これとは、別に、二日間にわたって熊本市で開かれた国民健康保険診療施設医療学会で、どうしても納得のいかない議論であったことに少なからず疑問を感じていた。 それは議論の中心が、ベッド数が100床とか医師数がそれなりに多い病院中心にした地域包括医療福祉についての議論中心で、医師数1名の小さな施設は、ほとんど議論されていない。 これは問題であると感じた。 こうした、過疎団体の診療所の運営、医師の確保対策などの実態についても議論し、そうした団体が抱える課題についても今後議論するよう働きかけていくようにすべきであるとも考えている。 なかなか難しい問題であるが、何とかならないか、そうした実態を国にも十分に理解していただけるようにしなければならないと感じている。 医師不足、充足、施設の充実など村にとっては永遠の課題であるし、これは何としても最大の努力をしなければならない政策課題でもある。

国保地域医療学会で研修

image image image 第52回全国国保地域医療学会に出席した。 今年の開催地が熊本市で、村からは3名が出席した。 この学会は「地域包括医療・ケアに新しい風を~火の国くまもとから吹きわたる~」をテーマにしている。 このテーマは、地域医療を医療と福祉を包括的に考え、より良い住民の健康、福祉のあり方を追求しつつ実現していこうとするものと考えている。 この学会には、国保関係の医師、保健師、看護士、検査技師、療法士、技師、事務職など幅広い分野の職種が研究した成果をポスターに image して掲示し意見発表をし、会場との意見交換をして以後の活動に役立てている。 普段そうした活動がなく、ただ忙しく毎日を過ごすのではなく、目的を持って、診療所などの医療活動、保健活動、指導などを福祉を含めて包括的に活動していく必要を私は強く感じている。 これを、これからはさらに福祉施設、ケアネを含めた関係者が一体となった活動にも連携がとれるようにしていけらより一層効果が出てくるものと考えている。 こうした方向にいくように、少しずつ近づけたらと願っているし、期待したい。 この学会では、診療所などの施設開設者としての、首長も出席している。 これには、在宅医療、診療報酬改定、施設整備、医師確保、在宅介護、など幅広い分野からの地域包括医療の連携などを議論、研究しあう学会で、ここから全国的な地域医療の方向性を確認しつつ、そのありかたをしっかりととらえたいと感じている。 単に同じ悩みがあることを知るばかりではなく、今後の有り様を考える大事な学会ととらえている。 この地域包括医療の考え方は、山口昇広島県みつぎ総合病院の名誉院長が提唱した制度であり、既に38年を経過しているとのこと。 我々首長は住民の船頭役として頑張るべきとの山形県小国町立病院の阿部院長さんの提唱に、心してがんばらなければならないと強く感じた image