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凧作りに挑戦

image image image image image image   春休みに児童館などを利用している子供たちを対象に、凧作り教室が行われていた。 湯沢市に伝統的な、まなぐ凧があり、その作り方を指導していただき、出来るなら将来的には、村の凧、例えば、「達磨凧」を作り、春の締まった雪である「堅雪」の上で思いっきり凧揚げを楽しむ大会、イベントを企画したらどうだろうかと考えていたが、実際に企画実行するには、多くの解決しなければならない課題もあるようで、まずは、凧作りからとなったのか、今回の企画であったようだ。 そんな思いでいたら、出来た凧を見たら、なんと村の龍泉寺の住職が作り絵付けしている達磨こけしの絵を基本にした凧ではないか!驚いたなー。早速実行に移して貰って良かった。 急ぐことなく、じわりじわりと楽しみながら進めていってほしいと思っている。 先日の朝、孫と一緒にビニール製のたこ揚げをやったが、風がなく期待したようではなかった。 しかし、孫は懸命に走り回って頑張っていたし、息を切らしながら、ハアハアいいながらも楽しそうであった。 今度は作った凧を一緒に揚げてみたい。 電線など障害物のない広い場所がたこ揚げには言い訳で、そうなると我が村には、風も適度にあって、春先などは絶好の条件と思って提案したわけで、何とか皆さんのご協力を頂きたいものです。 明日は、朝早くから孫とババちゃんが作った凧を揚げてみよう!さてどうなりますか? 凧作り教室には沢山の孫さんとじいちゃんばあちゃんが参加して、真剣に取り組んでいました。

選挙無効判決

      号外も出るほどの衝撃的な、昨年暮れの総選挙における「一票の格差」訴訟における、高裁判決である。 これまでも、数えきれないくらいと言えるほど、司法の場で違憲であるとされてきた国会議員の「一票の格差」がその都度、選挙区の区割りのむずかしさだとか、比例区の問題だとか、小選挙区制度だ、中選挙区だといった問題ですり替えられて、全く是正しようとする国会の姿勢が見られず、その場その場をやり過ごしてきたように思える結果が、いよいよ今回の高裁での判断で待ったなしの状況になったのではないだろうか。 国会での選挙制度改革が進まないこうした状況の中で、訴えられたそれぞれの県選管は最高裁に上告するであろうといわれているが、肝心の立法府である国会が動かないのでは、県選管もいい迷惑である。 いかに、最高裁の判断を待ってと対応を決めるといった議員さんや政党関係者はおっしゃっているが、そんなことででいいのだろうか。 素人の我々でさえ、高裁判断は相当重いように感じるがどうだろうか。 そうした状況の中で、議員定数削減と地方の声が反映されない選挙制度であってはならないと感じている。 これまでも、我々地方が国政において人口の多寡によって議員定数上厳しい環境下の中で我慢してきたことか、そうした現実を考えると、地方の声が反映される抜本的な制度設計ができないものかと、正直なところ強く感じているのも事実である。 今日は、秋田選挙区での同じ訴訟判決が仙台高裁として示されることになっている。 先の総選挙でのこの問題に対する訴訟としては最後の判決になるようであり、大いに関心を呼ぶことにもなるものと思われる。

農政のあるべき姿

農業関係の会議があった。 この会議の後、農政局の秋田センターから「攻めの農業」についての説明を聞く機会が設けられた。 私にとっては二回目の「攻めの農業」についての説明であり、前回と少しは変わったかなと期待したところ全く同じ資料で、同じ内容であった。 しかも、一歩的な説明であり、予算もごくごく簡単な説明で、内容的にも踏み込んだ具体的な内容説明がなく、この点についての質問には、我々の段階では答えられないし、具体的な内容については説明もなにもお答えするようなことはないとのこと。 ならばなぜこうした説明の機会があるのかと思うのが当然であるが、その点については、本省から地方の声を聴くように大臣からの指示であり、その声を今後反映させていくようにしたい意向のようであるとのこと。 従って、TPP問題もあり農家が不安に思っている「将来の日本の農業」のあるべき姿が全く見えてこないし、攻める農業と言っても、どこをどう攻めるのか、大規模化して外国と競争できる農業にする、あるいは、日本のコンビニ食として海外に輸出する企画など、いろんなアイデアがあるようであるが、それで日本の農業は現実問題として持続可能なのか、例えば、大型化していくためには当然そこにはリスクも伴なってくると思うが、そうしたリスク負担をどのように政策であ解決していくのか、規模拡大だけで日本の農業は維持できるのか、法人化していく過程でそれに加入できない、あるいは加入しない農家も結構出てくると思われる。そうした農家対策も必要になってくるのではないかなど、そうした多くの課題に対して、今のところなんら方向性が見えてきていない。 そんな状況での説明会であるから、議論らしい議論にはならないまま終ってしまった。 輸出産業としての農業は全く日本ばかりでなく厳しい状況であることは明らかであり、海外では政府の手厚い保護のもとに農業は行われておることは事実であるようだ。 それでは、なぜ儲からない農業がおこなわれているかというと、「食料」としての農業が絶対に必要であるからであり、それが政策として国の重要政策であるからであると考えられている。 現段階では、TPP問題の進展と合わせて具体的な農業政策の方針が示されるものと考えられているが、今は、地方の出先機関を通して、意見を聞く時期としているようであるが、どうも時間稼ぎなのかどうなのかはわからないが、具体性の見えない「攻めの農業」であるようだ。 私どもからすると、中山間地の農業と平場の農業では自ずと違いがあってしかるべき対策がなければならないと、強く申し上げてきたしこれからもそうしていきたいと思っている。 法人化が進んでも、小規模な農家は残るものと思うしそれも大事にしなければならないと考えている。それをどう集約化していくか、納得の上で進めていくかが今後のわが村の農業であるもの思っている。 やはり、難しい問題である。

進学・入学・進級

孫や甥の子供たちが進学・入学・進級とこの春休みは色々な意味で大忙しである。 それぞれが成長して、見違えるようになっている。 それだけ私が年を食って、この子供たちからすると、あれこれ言うとうるさがられるだろうとなるべく言葉少なにするようにしている。 年を食っていることを、強く感じるのがなんといっても、お祝いをする子供たちの名前を忘れてしまったり、思い出せなかったりすることが多く、電話を貰ったりしてもとっさに名前を言えないで慌ててしまうことが余りに多く、これには参ってしまう次第である。 こんな状態ですから、出来るだけ言葉少なにしたほうが良いと思っているところである。 孫達だったら良いものの、甥の子供たちになると、名前も完全に忘れてしまっている。 その点では、女房は良くもまあーしっかりと覚えているものだと感心してしまう。 極端な話、そうした親戚の子供たちの産まれた日までも覚えていることもあり脱帽である。 そう言えば、私の母親も隣近所や親戚の子供たちの生年月日や、大荒れの日だったなどと話していたことを思い出す。 その当時は、何となく聞き流していたが、その記憶力は、そうしたことばかりでなく、地域のつながり親戚関係など、今となってはしっかりと聞いておくべきだったと悔やまれる事が余りに多く、「親孝行したいときには親はなし」と同じく、今更ながら親の有り難さを痛切に感じているところでもあります。 久しぶりの日曜日、お祝いに出かけてそんなことを思い出した一日でもありました。

県政評価

    知事の公選制度が実施されて初めての無投票での当選を決めた現職は、早速公務を開始されたようである。 1期目の総括は、これからいろんな場面で評価されたことになるであろうし、今後の県政運営においての判断材料になるであろうと思われる。 無投票当選は、第1義的には1期目の県政運営が堅実であったことと、県議会構成が前県政運営に対する対応と前職の県政運営に対する姿勢が、ぎくしゃくしていたことに対する県民の嫌気とほどほどにしてくれよといった気持ちもあったのではなかったであろうか。 考え方そのものに対する視点については理解できるものが結構あったように思えるし、政治姿勢も理解できるのに、そうした言動、行動があまり極端であったのが秋田県民にはついていけなかったのかもしれません。 その端的なことが、県議会対策であったであろうと思われる。 もともと秋田県民は、保守色が強いといわれていたのに、知事選など首長選などの地方選ではあまり党派にこだわらず、いわゆる県民党的な考え方で選挙をし、国政選挙となると全く別の判断で選挙をしているように思える。一方で、県議選などでは政党色にこだわって選挙している。 その結果が県政運営を難しくしたり摩擦を起こしたりしてきたのであろうと考えられる。 よく言われているのが、考え方は理解できるしいいことであるが、「やり方が気に食わない」あるいは「事前相談がなかった」などといった理由でもめていたことがどれだけ多かったことなのか、そんなことがなかったのでしょうか? それは、何も県政運営だけに限ったことではないように思える。難しいものです。 そうしたことに気を遣い、根回しをし、相談、説明をしてきた結果が今回の無投票再選につながったことであろうと考えている。 特に、県民の求めている政策の必要性を敏感に感じ取り、次々と政策を立案し実行してきたことが大きかったし、それが県民の大きな評価になったことであろうと考えられる。 確かに、県民目線に立っての行政施策も細かな分野での施策も数多くあったように感じているし、それが一定程度の期間限定という施策もあり、ここいら辺りが行政施策の継続性といった観点からするといかがなものかという感じがしないでもないが、難しいことでもあろうかとも考えられる。しかし、県民からするとそうした施策こそが継続して行われることとしての期待感もあろうかとも思われる。 それに加えて、先に述べた県民性と国政における政権党の国政運営の混乱が重なり、安定を求めた民意が相互に作用し、安定的な方向につながっていったものであるように思える。 今後は、そうした政治姿勢とともに、高齢化社会、雇用の創出、中小企業の活性化、などが大きな県政課題であろうが、多くの賦存する観光資源活用に県土全体の活用を考えての県政運営を強化して推進していくことが我々からすれば今こそ求められる施策であると考えている。 これまでは、どちらかというと、秋田県にとってメジャーである観光地に重点的に対応しているように見えていたように考えられるので、もっと秋田県全体を視野に入れてのどんな対策ができるのか、点ではなく「線」としてあるいは「面」での総合的な、まくれて観光を推進していく姿勢が必要な気がする。 わが村にとっても、県南の観光地ではなく岩手、宮城、山形につなぐ観光地として打って出ていきたいと考えているので、県境を越えた観光を秋田県事態が考えていくべきであると考えている。 秋田県内の観光にとどまらず、北東北、あるいは東北全体を考えた観光を他県にも呼びかけしていく時期であると考える。 DCキャンペーンもあるし、国文祭が来年には行われる。北の白神、南の平泉が自然遺産として大きく脚光を浴びているではありませんか。 そうした資産を活用しての観光にとって、今こそ県際観光を重視すべきであるし、県際の交通アクセスの重要性は言ううまでもありません。 時まさしく、安倍のミクスでデフレ脱却、経済成長戦略の真最中、この時期を逃す手はないと考える。 大いに期待したい佐竹秋田県政の2期目の船出である。 成瀬の川の水も緩んできました、峰々の雪解けも進み、県際観光に向けて準備が整います。早い開通をこの峰々が待っています。