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未来プロジェクトを提案

今年も何回かワラビをごちそうになった。 どこから収穫したのかは聞いていないが、村のワラビはまだ本格的ではないようである。 ワラビなどの山菜が一番早く出回るのが隣町の「増田の朝市」で大体の生育状況がわかるようであるが、そのためにはわざわざ出かけるか、あるいは知り合いの方々に聞くことになる。 いずれ、少し遅れがちではあるようである。 ワラビに先立ちゼンマイ採りがプロの間では始まったようで、朝の散歩の途中むしろなどにいっぱいに広げて天日干しをしているのが目についた。 これを見ると、ははー今日は一日天気がよいのだろうと思う。雨模様になるようだと決してこうした干し方はしないから、これは一つの生活の知恵でもあることになる。 それを見て、昨日の朝我が家のワラビ畑で今年初めてのワラビを収穫した。 やはり伸びが悪く、本格的ではなかったが食べ頃であった。 これからどんどん収穫ができることであろう。 今はまだ連れて行けないが、最盛期になったら孫たちにもワラビ採りをさせたいと思っている。 楽しみである。 そんな朝を過ごしてから、県庁で知事に対して、雪に特化した、秋田県との協働プログラムである「あきた未来づくりプロジェクト」のプレゼンテーションを行ってきた。 プロジェクトの名称は、「雪と共生する東成瀬”仙人郷”創造プロジェクト」であり、親雪・利雪・克雪の3点からしっかりと雪と向き合い、雪に親しみ、利用し、打ち克っていこうとするものです。 この雪に対する考え方は、どんなことがあろうとも我が村にとっては雪としっかりと向き合っていかなければならないわけであり、ならば、それをどう活用し、利用するか、親しんでいくかと言うことが非常に大きな課題であり、宿命みたいなものがある。 そんな悲壮感ではなく、明るくしっかりと取り組んでいく姿勢が必要であるように感じている。 県のご協力もいただきながら、具体化していきたいと考えているところである。総事業費は約4億円ぐらいになる見込みである。 おおよそご理解いただけたようで、今後具体的には25年度から約4カ年間の事業がスタートできる運びとなり、ほっとしているところである。  

政治の力

秋田市での会合で立ち話ではありましたが「政治家の力」のすごさを感じたことがあった。 25年度の予算が成立し、具体的な事業箇所の箇所付けが次第に明らかになってきている。 そんな中にあって、我が村に関係する「成瀬ダム」予算も35億を超える予算が計上されたようである。具体的な事業はまだ明らかにされてはいないが、本体着工に向けて着実に今度は進むことであろうと思う。 長かった3年あまりであった。 これから調査事業を中心にかなりの急ピッチで作業が進められることでしょうが、何せ、冬期間もあることからその作業もかなり厳しい日程の中で取り組まなければならないことになることでしょう。 とにかく、具体的にダム事業が推進され流域の安全と確実な用水確保に道が開け大きく前進することができるようで関係機関に感謝申し上げたいと思います。 そんなダム事業とは別に、県南、特に湯沢雄勝地域での強い要望にもかかわらず、遅遅として進まなかった国道整備、特に秋田・山形の県境部分の未開通となっている、いわゆるミッシングリンクの道路予算が今回の予算でつけられたことは地域の運動を展開してきた地域として大きな喜びである。 一体どうなるんだろうとやきもきしていたのですが、ふたを開けてみると、ずばりと予算が付いた!これは驚きでした。 その内情を知る方から、秋田市での会合でお聞きすると、間違いなく有力政治家の一進言があってほぼ間違いなくその方向に行ったようであるとのことであった。 そうか、やはり政治の力はすごいものだなーとつくづく強い思いに駆られたところでした。 これまでもそうした場面があったことでしょうが、私どもはついぞそうした場面があまりなかったように感じており、現実にそうしたお話を聞くといろんな手法があるんだなーと感じた次第でした。 朝夕は暑かったり寒かったりと体調管理には気を遣う。 庭木につく朝露のみずみずしさもまたこの時期の心を和ませてくれる一つではあります。 政治にも、こうした気遣いがあるのでしょう。

小学校運動会

東成瀬小学校の運動会が多くの父兄を迎えてにぎやかに行われた。 春の雪消えが遅れて、グラウンドの状況が心配されていたが、やはり自然界はきっちりと時期が来ると雪も消え、絶好のグラウンド状態となり、練習などは十分ではなかったかもしれませんが少ない練習時間にも関わらず、子供たちは、それぞれの役割をしっかりとおぼえ、上級生は下級生をリードしてくれて、まだ入学して2か月にもならない1年生も立派に小学生として成長している姿を見ることができた。 それにしても、6年生の全体をまとめる姿などは、上級生としての意欲が見られて素晴らしいことであるように感じられた。 一部には、農作業が少し遅れがちで、この時期を少しずらしてもらえないだろうかといった意見もあるようであるが、学校行事全体からするとかなり厳しい日程での開催であるようである。 それだけに、雨天の場合も考えて体育館での運動会も予定しているところからすると、やはり厳しい日程なのでしょう。 そんな中、父兄の方々は作業などをやりくりして、父母祖父母などたくさんの応援者があり、春のこの一日だけは思いっきり声をからして応援していた。 子供たちの懸命な姿に触れることは何よりの楽しみであり、生きがいでもあるのではないだろうかと思う。 ガンバレ成瀬っこ、みんなで応援していますよ!  

演説

image image image 国政、国会も予算が成立し、政権も順調に推移しているようで、円安、株価高て、輸出産業は軒並み好決算が見込まれている。 何となく我々にも、景気が良い兆しが期待出来るのではと思われているが、果たしてどうなんだろう? この、「?」が消えないのが現実であるのも事実である。 二本の矢は放たれた。 つぎなる政権の三本の矢の成長戦略5項目が、予算成立と合わせるように総理から示された。 所得倍増、特にそのうちの一つ農業農村の所得倍増政策があり、農地の活用による対策である。 嘗て、池田内閣で所得倍増政策が示され、その政策が一定の実績となったことが思い起こされる。 単なる、TPP対策とは思いたくないし、是非日本全体が復興するきっかけとなってほしいと願いたいものである。 具体的には6月の政府の成長戦略に盛り込まれることになるとのことである。 こうして、政治の舞台は夏の参議院選挙に向かって一直線といった感じ、各政党のセミナーなどもこれから本格的になってくることでしょう。 そこでは、講師、弁士の説得力の有る無しが話題となる。 先日、政党の青年局長で今若手政治家として引っ張りだこの方の極めて短い時間でしたが聞く機会があった。 矢張り演説は上手い!の一言に尽きる。 「上手い」と演説内容があるかないかは別なんでしょう。 とにかく、聴衆の気持ちをしっかりとつかみ、その気にさせてしまう話術は天性のものでしょう。 その短い時間に、きっちりと青年局長として、若い候補者の役割は党に対してしっかりと意見を述べることが求められていると、信念をのべていた。 同じ会場に党の幹事長が居られる中でそうした姿勢はなかなか凄いところがあると感じられた。 ここいらあたりが違うんでしょう。 先ず聴衆を惹きつけ、次に限られた時間で主張すべき項目を一つ述べる。 これは技術でもあるのでしょう。 次に登壇した幹事長は、一定の時間があったが流石に説得力があり、内容も深いものであった。 何よりも、他の党の批判めいたことは触れるには触れても嫌らしくなくサラッとしていてとても気持ちが良かった。 私は、くどくどと他党批判には飽き飽きしていたし、一服の清涼剤ともなった。 この場で、成長戦略を聞いた訳で、とても分かりやすかった。 講演の政策内容は単なる考えを述べるのではなく、歴史、経過、背景などを列挙しながらの演説で、とにかく説得力があった。 もともと、理詰めで演説の旨さでは抜きん出ていると思っていた政治家でしたが、実際にお聞きしてみると改めて日本をリードする政治家なんだなーと感じたところでした。 うまい演説は聞いていても、終わった後も爽やかです。 今の季節と同じですね!

カタクリの花盛り

image 秋田魁新報社の県南版に東成瀬のカタクリの花が最盛期として紹介されていた。 場所は国道342号線の五里台集落で栗駒山に向かって左側で、約1キロ位成瀬川左岸に入ったところである。 10年位前から注目され、地域の方々が手入れをしてくれ、次第に規模も広がって来ているようだ。 成瀬川のせせらぎと小鳥のさえずり、右岸側の赤い橋が微妙にコントラスし絶景と絶好の憩いの場所となっている。 静かに瞑想するもよし! 子供たちに自然の大事さを教えるもよし、村に残したい自然景観の一つである。 この添付写真は、ここに入る前の国道沿いの栗林で、ここもまた、面積が広がっているようで、気軽に立ち寄ることの出来る場時よである。 目を転じれば山々の芽吹きが優しくとびこんで来る。 今まさに、山里は、仙人郷の旬です。