演説
国政、国会も予算が成立し、政権も順調に推移しているようで、円安、株価高て、輸出産業は軒並み好決算が見込まれている。
何となく我々にも、景気が良い兆しが期待出来るのではと思われているが、果たしてどうなんだろう?
この、「?」が消えないのが現実であるのも事実である。
二本の矢は放たれた。
つぎなる政権の三本の矢の成長戦略5項目が、予算成立と合わせるように総理から示された。
所得倍増、特にそのうちの一つ農業農村の所得倍増政策があり、農地の活用による対策である。
嘗て、池田内閣で所得倍増政策が示され、その政策が一定の実績となったことが思い起こされる。
単なる、TPP対策とは思いたくないし、是非日本全体が復興するきっかけとなってほしいと願いたいものである。
具体的には6月の政府の成長戦略に盛り込まれることになるとのことである。
こうして、政治の舞台は夏の参議院選挙に向かって一直線といった感じ、各政党のセミナーなどもこれから本格的になってくることでしょう。
そこでは、講師、弁士の説得力の有る無しが話題となる。
先日、政党の青年局長で今若手政治家として引っ張りだこの方の極めて短い時間でしたが聞く機会があった。
矢張り演説は上手い!の一言に尽きる。
「上手い」と演説内容があるかないかは別なんでしょう。
とにかく、聴衆の気持ちをしっかりとつかみ、その気にさせてしまう話術は天性のものでしょう。
その短い時間に、きっちりと青年局長として、若い候補者の役割は党に対してしっかりと意見を述べることが求められていると、信念をのべていた。
同じ会場に党の幹事長が居られる中でそうした姿勢はなかなか凄いところがあると感じられた。
ここいらあたりが違うんでしょう。
先ず聴衆を惹きつけ、次に限られた時間で主張すべき項目を一つ述べる。
これは技術でもあるのでしょう。
次に登壇した幹事長は、一定の時間があったが流石に説得力があり、内容も深いものであった。
何よりも、他の党の批判めいたことは触れるには触れても嫌らしくなくサラッとしていてとても気持ちが良かった。
私は、くどくどと他党批判には飽き飽きしていたし、一服の清涼剤ともなった。
この場で、成長戦略を聞いた訳で、とても分かりやすかった。
講演の政策内容は単なる考えを述べるのではなく、歴史、経過、背景などを列挙しながらの演説で、とにかく説得力があった。
もともと、理詰めで演説の旨さでは抜きん出ていると思っていた政治家でしたが、実際にお聞きしてみると改めて日本をリードする政治家なんだなーと感じたところでした。
うまい演説は聞いていても、終わった後も爽やかです。
今の季節と同じですね!