爽風雲 のすべての投稿

着実に育つ後継者

昨日の夕方、村のジュニアアルペンスキークラブ(JJR・ジュネス・ジュニアレーシングクラブ)の今シーズンの中間報告会が開かれ子供たちと親が一緒になり、このクラブの指導を行っているコーチたちとの中間報告会があり、呼んでくれたので出かけた。 最初はいつも通りの進行であったが、1時間ほどしてからの報告会が俄然と熱を帯びてきた。 始めに、中学生に対して今シーズンのこれまでの競技会での、自分で足りなかった点を一つ、練習での反省点、さらに今後の目標を述べなさいと、コーチから求められ、それに対して中学生はしっかりと自分の考えを述べていたことには驚かされた。 技術的な面はもとより、指摘されていたことをしっかりとおぼえており、それに対する今後の自分の努力目標をしっかりと持っていることに感心させられた。 また、小学生に対しても、これまでの大会での反省点、これからどんな人の滑りを目標にしたいかなどと極めて具体的にそれぞれの考えを話すように求められているのに対し、小学校3年生からの子供たちがこれまたしっかりと話していた。 久しぶりにこの会に出席したが、すっかり様変わりしていたし、何よりも親がおる前で、コーチの面々が鋭く指摘し、親子ともどもに考えさせらるように指導していたことに驚きを感じた。 しかも、親たちの中には先輩コーチがおり、そのコーチから指導してもらったコーチたちである中で、堂々と指導方針、子供たちに欠けていることを、鋭く指摘していた。 確かな後継者がしっかりと育っていることをこの目で確認し、その雰囲気をしっかりと感じることができ、とてもうれしかったし、頼もしくも感じたところでした。 確実にこうした指導者が育ち、スキーの普及のために、お互いが連携し合えるような体制になっていることにものすごい充実感を感じてうれしかった。 中間報告会は子供たちと一緒の食事会でもあるし、親たちとコーチの懇親会でもある。 そんな中でも、食事は食事、飲み会は飲み会、話は聞くときは聞く、しっかりとしたけじめをつけたこうした報告会は素晴らしいと思った。 こうした中から、全国スキー大会にも出場するといった成績をしっかりと残していることは素晴らしいことであり、これからもしっかりと応援をしていきたいと思っている。 いやー、本当に頼もしく感じられた報告会でした。

議会臨時会

(挨拶をする半田代表) (事業概要を説明する若い社員) 今年になって3回目の議会が再開された。 新年度に向けての小学校教室の改造が必要になり、今からその準備をしなければ4月からの授業に支障をきたすことから急きょその対策の経費と、事情もあって離農せざるを得ずそのための離農給付金制度を活用するためには年度内に手続きをするために、これまた新年度予算とは別に予算措置の必要があって、そうした補正予算を議決し執行するための臨時会であった。 原案通り可決されて散会した。 この後、新年度予算についても財政担当者と最終的な詰めの作業を行い、経常予算、継続予算、交付金事業など方向がすでに決まっている予算などを中心に骨格的な予算案の原案を決めることとした。 昨年の3月に設立された森林施業を行う法人が立ち上がったが、その1周年記念パーティーが開かれ出席した。 11人を雇用する法人で、森林伐採や除伐、運搬、植栽などの技術を有するベテランから若い世代の職員、作業員もおるところから大変活気のある組織であるように感じた。 主な仕事は広域森林組合からの事業が中心であるようであるが、その内容も村からの森林施業も多くあり、村としては求めていた組織としても認識してよいように感じている。 村の山を守り育てていくことは、森林資源の保存、維持、地球環境の維持保存といった観点からも今後継続的に取り組んで行かなければならない事業でもあると考えている。 時宜を得た事業と言ってもよいとも思っているともあいさつで申し上げたところでした。 森林組合としても継続的に支援して行くとしておられましたので、これからもしっかりとした事業展開をして、発展することを期待したいと思っているところです。

過疎連盟理事会

(来賓挨拶をされる総務省の関・地域力創造審議官) 全国過疎地域自立促進連盟(会長・島根県知事)の理事会が開かれ出席した。 秋田からは県議会からも出席されておった。 理事会議案は新年度の予算、事業などについて審議し原案通り承認されたが、この関係法案は議員立法であることから、政府与党の特別委員会で一昨日議決決定され、今国会に提案されることになっていることから、その成立について理事各位の国会議員に対する要請活動を徹底するよう要請された。 また、次期対策についても、与党においては、期限切れとなる3年後の改訂に向けて既にその法案の概要が審議されており、安倍内閣の日本の隅々まで政府の政策が行き渡るような体制下にあるように感じられた。 来賓として出席された関・総務相地域力創造審議官からは、過疎法の見直しが与党内手続きが終了し決定した、ソフト事業も活用が増えたこと、アベノミクスが徹底される重要な一年になること、交付金の増額、集落機能の活性化対策の重要性と過疎債の活用、地域活力イノベーション対策の充実、定住自立圏、地域興し協力隊の増加と活用などについての支援強化活用が求められたところでした。 法案の一部改正については、過疎団体の追加があるようで、秋田県では八郎潟町が新たに過疎指定されるようでした。 また、過疎対策事業債の対象拡充、指定団体の基準拡大など過疎自治体にとっては一定の進展が図られたようである。 この会議の後に、もと厚生労働省事務次官であった方の講演があった。 演題は「超高齢化社会における医療介護政策の展望」と題するもので、大都市圏において、超高齢化社会、つまり2025年度問題が到来するという極めて現実的な問題に対する対応策についての提言であった。 大都市問題なのになぜ、過疎団体の集まりでの講演なのかいささか腑に落ちない面もあったが、これは、大都市だけの問題ではなく、日本全体にも係わる重要な問題であるとも感じた。 講師も、そこいらへんについては多少気になさっておられたようで、何回も都市問題として研究しておられることを強調されていた。 しかし、高齢化と医療介護、少子化と子育て、労働人口対策などは一体で考えなければならない課題であり、同時に解決しなければならないきわめて難しいが、日本全体の問題ととらえる必要があることには間違いない問題であろうと感じたし、講師もそこを強調しておられた。 具体的には、団塊の世代が2025年には高齢化社会の中心になり、ここの世代をどう活用するか、同時に介護の問題もこの世代を中心にして急速にふくらんでくる。 そのための対策、介護問題に関わる医療と福祉の問題、特に最近特に強調されている「地域包括ケア」を実現するための施策(医療との連携強化、介護サービスの充実強化、予防の推進、見守り、配食、買い物など、多様な生活支援サービス、高齢者住宅対策)の重要性が述べられていた。 地域医療についても、開業医と病院の役割分担の関係の重要性、医師会と市町村との連携、支える医療の方向性は揺るがないであろうし、これからの医療のあり方も、今回の診療報酬改定もその方向に動き出しておるとの見解でした。 これまでの経験、研究などを元にした提言であり、確かな情報での講演であると思った。  

隣町の重要建造物群

(選定の背景について、ご本人がさらっと説明するとしてシンポジュームの初めに講演してくれた、文化庁の伝統的建造物担当主任文化財調査官の挨拶) (昨年選定されての公開記念イベントでも紹介された、民俗芸能の福島サイサイ囃子も賑やかに紹介された) 我が村のとなり町、横手市増田町の昔ながらの建物、特に内蔵を備えた母屋の建物が国の「重要伝統的建造物群保存地区」として選定されたことを記念してのシンポジュームが開かれた。 私たちは、普段見慣れた建物ぐらいに感じており、特にそんなに関心があったわけでは無かったのですが、こうした形で昔の街道、つまり道路に面してこんなに多くの木造建築物としかも内蔵を有した建造物群は日本でも希有の存在であるとの文化庁の主任調査官から選定の背景などの説明を受けて改めてその意義を感じた次第でした。 特に、その母屋部分だけでも大きな価値があり、更には内蔵までも含めると、それはそれは大変に重要な建造物群であるとのことに、認識を新たにしたところでした。 その蔵の建設に至るいきさつについては、我が村の古老の方々からお聞きしたことを含め、増田の郷土史などを研究されておられる方々のご意見をお聞きすると、結構複雑な想いがしないわけでもありませんし、私どもが主催して開いた「仙北道を考える」ブナ林の古道のシンポジュームでも、その歴史的背景については、郷土史を研究されておられる方の意見発表でもそのことについてはふれられておったことを思い出しました。 それはそれとして、今日このように意義ある選定のために、もう10年近くも前からこうした運動を展開されておった旧増田町の役場関係者、そうした重要な建物を保有されておられた旧地主さんたちや商家の方々の並々ならぬご努力と理解に敬意を改めて表したいと思うところです。 近場にこうした建造物群があることは今後も大きな誇りであり、大いに全国に発信してほしいと考えるし、我々の村を訪れた方々に対しても理解を深めていただき視察研修、交流を深めあうようにご協力をしたいものですし、交流しあいたいものです。 既に、わが村を訪れておられる方々には、コースとして「まんが美術館」と、それこそ伝統的保存建造物群の蔵を修復し、今後500年は持つとまで言われている稲庭うどんのレストランに改造している施設をコースに入れて紹介をさせていただいている。 これらに加えてのコースにすることはおおきなインパクトを与えることになろうかと思われる。 懇親会では、この指定は「市町村合併の効果である」と有力な市会議員の方が私にお話をかけてこられたが、どんな意味だったんだろうと今も不思議でならない。 それがなければ、地元の有力者からはとてもとても理解が得られなかったとのことでした。 そうだったんだろうか?市町村合併前からこの選定に向けての運動は静かに深く潜行して進められていたとのことでしたが・・・・・・・。 更に、東成瀬には「山菜をどんどんとって売ってもらいたい」とかといった昔ながらの増田と東成瀬の関係から一歩も踏み出さない、そんな役割としかないような感覚には少し残念であったのは、私のひがんだ感覚なのかなーと思ってしまった。

建国記念の日

  建国記念の日の昨日は、好天に恵まれ朝から青空がのぞく気分のいい日でした。 朝から行事が入っており朝ごはんもそこそこに9時にはスキー場での挨拶に出かけた。 32回目になる横手市・平鹿郡の教職員スキー大会が、ついに今回を最後に残念ながら休むことになったとのことで、終わりにあたっての挨拶をさせてもらった。 郡市単位でのこうした冬の行事はほとんど行われない中で、よくぞこれまで続けてこられたものであると感心していたが、ついに参加者も20名を切るような状況から休止ということになったようです。 事務局も非常にまじめな方々ばかりで、わが村のスキークラブなどとも連絡を取りスキーの普及に大きな役割を果たしたものと思っている。 かっては、私の高校のときの遠藤五平先生もこの大会には出場しておられ、スキー場で会うと「おー元気でやっているか」とただそれだけで、にやりと笑って豪快に滑りまくっていたことがつい昨日のように思い出された。 先生方とは、おかげさまでいろいろな機会にご一緒するときもあり懐かしい大会であった。 先生方も、若い世代の先生方にはあまりスキーをやる方も少ないようで、どうしても年配になってしまったようです。 スキー場には、シニアスキークラブ員を募集しており、それに加入してこれからもぜひスキーを楽しんでいただきたいことを申し上げて挨拶にさせていただいた。 この後、孫とスキーをやり、午後からの横手市増田の重要伝統的建造物群保存地区選定記念シンポジュームと祝賀会さらに岩井川地区の地域づくり推進協議会と大黒学級、役場民生課などとの共催事業である桂三若師による落語会が行われ、そのあとの懇親会など盛りだくさんの事業が詰まった一日であった。 スキー場も久しぶりの好天で、お客さん多くほっとしたところでした。 大学3校のスキー部合宿も行われ、激しいポール挑戦も見学でき、子供たちにも良い刺激になっているようでした。 好天の祝日で建国記念の日様様でした。