森林と外国資本

外国資本による日本での森林資源買い占め問題が時折話題になってきている。 秋田県では目立った動きがないようではあるが、特に北海道などではその動きがあり、そのことが森林県秋田としてもそうした事態に対処するべく、条例などを整備することになり5回にわたり秋田県森林審議会森林保全部会を開催し、秋田県水源森林地域の保全に関する条例など関連条例や、地域指定の指針などを定めるための手続きを計画的に進めてきた。 今回、その部会が開催され審議を終了した。今後は条例制定などを県議会おいて審議され適切な決定となる手はずとなりました。 原則的には、その地域指定にあたたっては、関係市町村の意向を参酌して、十分な協議の上で地域指定されることになるものであるようだ。 ただし、健全な森林経営に当たるための森林保有であれば、それを止めることはできないわけであり、経済活動までも規制するものではないことになるものと思う。 外国資本による買収の動きがあった場合、条例によって一定の網がかけられることが可能にはなることになるようです。 我が村では、そうした外国資本の動きはないものと思うが、針葉樹林などでの買収は一定程度あり、里山など皆伐されると景観上にも影響がある場合は、何とか村などで買収することも大事な施策ではないかと考えられるが、難しい課題ではある。

山もこんもり

「山笑う」季節、厳しい降雪に耐えてすっかり葉の落ちた稜線の木々にも新芽が芽吹きだし、厳しい表情の山々もどこかこんもりとしてきた。 自然界も正直なもので、雪が降るとそれなりの表情に変化し、その厳しさに耐えるべく様相をすっかりと整える。 雪に対峙するときは、不要なものは一切除き、風雪に耐えるべくその準備を整える。 その厳しさを乗り越えた今は、喜びに全身を表現するように、それぞれの木々が躍動し、それが山全体に広がり、こんもりとした表情となる。 その麓では、まもなく田んぼの耕起が真っ盛りとなる。 あのいかにも大地を掘り起こしていると言わんばかりの落ち着いた耕起の音が響いてくる。 山里も今が旬である。

豪快な不動滝

毎年恒例のイベントである「仙人修行」の滝行が行われる滝ノ沢の不動滝が雪解け水とともに、豪快に流れ落ちている。 まもなく灌漑用水として滝ノ沢ばかりでなく隣町の湯ノ沢の水田でも利用する「小貫山堰」から一帯に流される。 この時期は最も水量の多い時期でもある。 滝の周辺も木々の若芽も萌えだし、後背地の山々もこんもりと丸みを帯びてきている。 滝のそばに行くと、ドドドットと豪快な音を出して流れ落ちている。 今年の仙人修行にはどんな方々が参加してくれるのかな。 どんなドラマが生まれるのか楽しみでもある。

変わった光景

天気が良いと朝起きて真っ先にすることが、窓や戸を開けて清々しい外の空気を入れることである。 その時に、あれっと思う光景が表れた。 隣の掘り返された畑が一面に白というか、ピンクになっている。 それが満開の桜が一斎に散り、その花びらで畑が彩られているのがすぐにわかった。 それぐらい今年の桜の花が濃い花びらをつけていたことになるのであったのでしょう。 先日も、私の部屋からの桜が満開であった事を紹介しましたが、それが風に吹き上げられ、ひらひらと静かに舞う光景は、バックの杉山の濃い青とコントラストしてそれはそれは幻想的な光景でしばらくゆっくりと鑑賞していて、あわててカメラに収めようとしたら時にはすでに遅く、シャッターチャンスを逃してしまった。 本当に残念であった! さすがに、畑に敷かれた花弁はそんなに簡単には飛ばされなかったので、パチリとやることができた。

散歩道の草花

散歩には絶好の季節となってきました。 昨日は地域の春祭りがあり、一日中にぎやかであった。 孫たちも精一杯お祭りの行事に参加し、夕方は疲れきって夕ご飯も食べることも出来ないくらいで、もう目がトロンとしていた。 時々私の朝の散歩に一緒する事があるのだが、今朝は無理であった。 草花の名前はなかなか覚えられずとにかくシャッターをきって撮りまくるのが関の山。 この時期、何だかんだと言っても、そうした自然と向かい合う楽しさは特別であり、今自分がどんな立場かも一瞬忘れていることがある。 あぜ道を通ると、昨年まで田んぼ作業していた同年代の方々がすでに亡くなって今年は誰が作付けするんだろうと思ったりすることもあり、内心淋しい気持ちにもなることもある。