したたかさは健在

情報誌を呼んでいたら、週刊誌の記事からの一文があった。 それでは、ホリエモンこと堀江貴文氏が仮釈放されて記者会見した際の体重の変化に驚き、1年9カ月にわたる刑務所生活の実態と食事などに触れておられた。 その食事も、一日の食費500円でこんなに食べられるんだと驚くくらいの内容にびっくりしていたし、それを知った私もそういうものなんだと思った次第でした。ちなみに一日のメニューは、主食のご飯はこめ7に麦3の麦ごはん、これに朝はノリやつくだ煮、サンマ缶詰、週に2回ぐらいは納豆や漬物、味噌汁、昼食は麺類、カレーライス、牛丼などであり、夜食の副食はハンバーグやチキンのグリル、焼き魚などだったそうです。 この食生活と刑務所での担当係をこなし、健康維持のための運動部活動などで規則正しい生活でそうした体重になったのだようです。 同時に得意分野のITを駆使した有料のメールマガジンを駆使して何と年間一億円以上を稼いだそうです。 さらに、仮釈放時には出所の様子を有料でネットに流し一日だけで1・5億円を稼いだと言うんですから驚きです。 これは、週刊新潮や週刊女性などの記事から時事通信の記者が紹介したものですが、したたかな人は考えることは違うものです。 確かに、出所後のテレビ会見は私も見たのですが、すっかり落ち着きはらって、謙虚さが見えたのですが皆さんにはどう映ったでしょうか。 これからどんな活動をするんでしょうかねー? 寒いには寒いんですが役場前の桜の芽もかすかに膨らんできました。

「へえ~」と思わせる

秋田県出身の30歳代新進気鋭の経済人の講演を聞いていて、これはいけると思ったことがあった。 そんなこと無理だ!と決めつけて新たな挑戦をしない、考えを持とうとしないことから一歩も二歩も前向きに物事を戦略として考えていかなければじり貧に陥ってしまう、目の前にある商機を逸してしまうことになるのが悔しい!と言っておられた。 それは前例踏襲にこだわり、新たな視点での売り込み宣伝、新商品開発などに、どちらかというと消極的になりがちで、後れを取っていると感じておられるとのことであった。 たとえば、観光事業であっても、あっと驚くような発想で発信して観光客をつかむことだってあるのではないか? その講演を聞いていて、私はすぐにはっと気付いた。 よし!この考え方を是非会社に持ち込み提案してみようと思って相談したら、いとも簡単に笑って「それは・・・・・・うーん」と言ったきり返事が返ってこないのです。 私は、会議や講演の中でいろんな方々のお話を聞いていて、何か利用、活用できないかと考えてそうした機会に臨んでおり、その都度何かのきっかけをつかんでくることが多い。もちろん全く何も得られない会議や講演会も多いが、それはそれで仕方のないことであるが何かしらの反省材料にはなるものである。 私自身、これといった独自の発想や事業で成功したなどということもなく、そうした能力も持ち合わせているわけでもないが、いろんな機会にそうした参考になることをお聞きし、それを元に事業展開をしてきたつもりである。 そのためには職員にもご苦労をかけたし会社の職員にも無理なこともやってもらってきたのも事実であると思っている。 そうした思いの中で、今回相談したことが「無言」みたいな「反応」がないととても残念でならない。 そんな悶々とした思いの中で、魁新報の「北斗星」を読んで、そうだそうだと、つい頷いてしまった。 サッカーJFLのフアン獲得作戦の一つとして取り上げたことである。 FC町田の監督が「秋田」ということで、「秋田」性の方人を無料にするという。いいじゃないですか! こうしたことは、先の講演会でも考えられることの一つに挙げられていたし、参考にすべきと思っている。 知恵がなければ、そうしたいろんな意見を参考にして実行していくのも一つの作戦であろうと私は考えている。 役場前の駐車場も雪が消えたが、雨模様で底冷えがし、桜並木もいつになったら桜が咲くやら、それでも少しは芽が膨らんできたのかな?

原発事故の証言

もう2年を過ぎた福島第一原発事故処理に命がけで当たった発電所所所長と現場の奮闘を描いた「死の淵を見た男ー吉田昌郎と福島第一原発の五○○日」の著者である門田隆将氏の講演を聴く機会があった。 今回の講演は内外情勢調査会の4月例会での講演であった。 講師が出版した本を中心にした講演内容であったが、90分間があっという間に過ぎてしまうほどの内容の濃いものであり、我々がマスコミなどを通じて知った内容とは比べ物にならないほどのショッキングな内容であった。 吉田所長や直接現場の当直長をしていた方々からの証言に基づく誠にリアルなお話で、あらためて事故当時の緊迫した状況とそれに対する現場での対応を知ることができた。 氏が週刊誌の記者としてスタートしデスク、次長、副部長を経てフリージャーナリスト、ノンフィクション作家として多くの人脈を作り、数々の著書を表しておられるようであるが、中でも、今回の吉田所長からの証言は実に1年4カ月にわたる粘り強い働きによって実現し、原発事故の実態を著すことができたようである。 氏が、冒頭に話されたことは、常に念頭に置いて考え、取材活動、作家としての立ち位置にしておられるのは企業には、利潤と個人、公があり、人には個人と立身出世、公がある、マスコミにも報道の使命、立身出世、それと公がなければならないと考えているとのことであった。 特に今回の原発事故では、マスコミが報道姿勢としてラベリング、類型化し、これが戦後日本のマスコミの傾向として自己陶酔型、シャッター症候群となってしまう閉鎖的な報道ではなかったのではないかといったような考え方をしておられた。 そうしたことから話が始まり、事故発生から初期段階での現場での死を覚悟しての息詰まるような対応が、現在の第一原発の現況であるようで、初期段階でのスプリンクラーによる冷却、ベントの対処などによって、日本が3分割されるような事態には立ち至っていないようである。 この3分割とは第一原発が爆発してしまうと10基ある原子炉がすべて爆発し、チエリノブイリ事故の10倍になることや、北海道と西日本は安全かもしれないが東日本はまずほとんど放射能に汚染されてしまったであろうとのことであった。 つまり3分割されてしまう状況であったとのことであった。 吉田所長には、歴史に向かって証言してほしい、日本の歴史に残る証言になることを申し上げてお話しいただいたとのことであった。 現場の方々を中心にたくさんの方々からの証言をもとにしたもので、きわめてリアルであり息づまるような講演であった。

ゆいっこの会

ボランテイア団体「ゆいっこの会」がある。その総会が開かれ出席した。 この団体は3年前に結成され、会員が25名で、高齢世帯などへの日常生活の簡単なしかも短時間でできるお手伝いを主目的とする活動団体である。 「結い」から出ている会で、お互いに手伝い合おうとするもので、買い物の手伝い、薬をもらいに行ってくれるとか、ゴミ出しを手伝うなどといったことなどのほか、好評なのが、春秋の彼岸にご先祖にお供えする「おはぎ」を作ってほとんど原価に近いお金をいただいて配る活動を展開している。 「おはぎ」というが、我々の地域では、鍋餅とかヘラつき餅などと言っており、なかなかおいしいものです。 彼岸にはつきもので、各家庭で必ず作っていたのが、最近はほとんど作らなくなり、寂しがられていたところ、この会で作って配るようになり、大変好評であるようである。 私も、このヘラつき餅は大好きである。 これを、春秋に約80個以上も作るとなると結構大変であるようであるが、昨日の総会ではその活動範囲、対象者の拡大などいろいろと話し合い、課題もあったようであるが、継続してくれるようである。 楽しみにしておられる家庭も多く、ぜひ続けてほしいと願っている。

花の季節

昨日の日中は誠に穏やかな日差しで家の中にいるにはもったいないくらいの日であった。 わずかな植木の冬囲いの長木の縄を息子が外すと、なんとなくほっとする。 植木も息をついたように見えるから不思議なものです。 どこかすっきりする。 ところが、この長木をそのままにして買い物だとかなんとかと言って出かけてしまった。 家内は、同級生が入院中ということで見舞いに出かけ、結局私が一番小さな孫を預けられての留守番となってしまった。 考えてみるとどうやら3週連続の子守りと相成った。 わずかな時間を見つけてその孫と隣の家の福寿草を見物。 陽当たりもよくもう少しで満開になるようだ。