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理解できない論調
新聞報道などのマスコミ報道を我々は、確実な情報のもとにしっかりとした根拠のもとで我々国民に真実を知らせ教えてくれるものと思っている。
また、そうでなければならないと思っている。
その論調にもそれぞれの考えがあって記事になることであろうが、読む側に立って言えば必ずしもそうではないこともあるように感じることもある。
あれ!それってちょっとニュアンスが違うんじゃないの。どうしてそうしたことになるのと思われることもある。
例えば、公共事業の在り方一つをとっても、インフラが整備が進み、ほとんど公共交通機関によって日常生活を享受できている都市生活者と、今なお年間の約6か月間隣県との交流が全く途絶されている地域や、新幹線、空港とも縁のない地域、さらには河川であってもその流域の内、堤防が整備されている延長がごくわずかで、常に洪水の危険にさらされている河川が今なお残されている実態などをご存じなのだろうか?この夏、このところの雨で何とか一息ついたところであるが、穀倉地帯の水不足は深刻であったことなど、そうした農家や地方の国民の苦しみや悩みについてはほとんど触れられてはおらない現実もあるように思っている。
我々の地域は、そんな地域事情を抱えながらも懸命に努力をし協力し合いながら我慢し、地方の役割を担ってきているし、公共事業によるそうした地域格差是正、生活環境の整備を求めて来たところである。
やっと、東北中央自動車道の山形県境と秋田県境区間が調査事業に入る見込みとなったようで大喜びをしているところである。やっとです!
ダム事業であっても、長年、それこそ半世紀以上にもわたって、流域の住民が治水、利水の両面からその必要性を強く訴えてきた結果として、約3年間の検証作業を終えて、継続事業として機関決定される方向となった。
この夏ばかりでなく、これまで流域の住民がどれほど水道水などを切望してきたことか。一方で常に雨が降るたびごとに洪水の危険性にさらされ、その都度対策をとってきた。
雨が降らなければ、水田や畑地の農作物被害が懸念され、争いにまでなったことがある現実、その結果としての成瀬ダム建設の必要性が求められてきたところです。
ダムなど河川事業の多くは流域全体の問題であり、氾濫から灌漑用水、水道水などその多くは下流域、中流域などでの強い要望と必要性があるわけで、そうした地域住民の声はより多く取り上げられるべきであるがどうしたわけか、そうした需要の多い流域住民の声が出ないのは不思議であってならない。
上、中、下下流域のすべてにかかわるこうした大きな課題は、全体的にとらえられるべきであり、そうした傾向にないのは残念でならない。
言ってみれば、真に必要な水需要の多い住民の声が報道などに出てこない不思議さがどうしたことだろうか?
我々は、中下流域の方々のためにも、我々の役割として、流域全体の均衡ある発展、安全な生活維持のために懸命に協力し合っているのです。
そのための水供給の役割を果たしているものと考えている。
従って、こうした事業は、そこに住む人間にとって必要だからその対策を国に求めてきたのです。
人口減少は、公共事業投資のためにそうなるのでしょうか?どんな関連性があるのでしょうか?人口が減少するから公共事業は必要ないとでも言えるのだろうか?理解できません。
教育予算については、国レベルでの教育予算については言及はしませんが、我々としてはよそ様から如何なものかとのご意見をいただくようなことはしておらないつもりですし、ご意見をいただきながらしっかりと対応していると考えています。
もちろん、批判をあびている公共事業と称される事業は、それこそ報道などで知る限りあるようで、大きな怒りを覚えることも事実ですが、そうしたことと、地方が真に求めている公共事業とをごっちゃまぜにはしてほしくないし、そうした論調には理解できないのが正直な気持ちであるし、複雑な思いでいっぱいであると同時に、何か悲しいものがるのも正直な気持ちである。
今朝の成瀬川は、昨夜来の雨で水嵩を増しながらも、流域の方々のための役割りを果たしているのだといった自負心でもあるかのように水しぶきを上げて流れていました。
人間たちよしっかりせよ!協力し合ってこそこの川はあるのだぞと言っているようでもありました。
農林水産省に要望
秋田県町村会の集中要望活動が3班に別れて行われた。ここ数年私は農林水産省の担当で4名の町村長さんと一緒に精力的に要望活動行ってきた。
山村振興の支部長の役割もありそうした担当となっているのでしょう。ところで、農林水産省は誠に要望事項も多く、何を重点化するか迷うところです。
今回は3項目にした。
農業・農村対策の推進、森林保全・流通対策の推進、水産業・漁村対策の推進についてを更に詳しく説明を加えて要望したところです。
皆川農林水産省事務次官に直接面接でき30分に渡って親しく要望でき、法人化と建設業の連携の重要性、中山間地域における農地の集約化と農地の整備促進、未来活用農地の保有対策など新たな対策に具体的に取り組みたいとのお話もあり、非常に打ち解けた話し合いとなった。我が村の取り組みも一定の理解と方向性が一致するものがあり心強く感じた。
このほか、数人の局長、次長、審議官など、秋田県東京事務所の班長さんの案内で、21人の官僚に説明し、大臣、副大臣、大臣政務官は選挙などで不在であったのて秘書にお願いをしてきた。
それにしても、広い役所でとても案内なくしては回れないし、迷ってしまう役所てある。
午前9時30分からお願いを初めて終わった時は12時30分であった。
た。万歩計は5000歩になんなんとしていた。
正直くたびれる!
帰りはグッタリとなってしまうし、そのうえ35℃を超える気温にがっくりする。
それでも、効率的に要望活動が出来、満足感一杯であった
地方財政の方向
昨日は大きな行事が二つあった。
まず、菅官房長官の政談演説会が湯沢市文化会館で行われた。
月曜日と言うのに、会場は満席状態で恐らく1000人を超える聴衆であったと思われる。
私は、こんな政談演説会を経験したことがないくらいであった。官房長官はこの直前に母校湯沢高校で後輩に講演をしてくれたそうで、若い後輩達も良い経験、今後の励みになったことでしょう。自らの経験、悩み迷いを糧に、現在の自分があることを紹介し、大いに悩み迷い、それを乗り越えてほしいと言った要旨であったそうです。
政談演説会では、毎日午前と午後記者会見をこなしておられ、淡々とした話しっぷりである中で、強い信念を感じる会見態度には安心感を覚える。
ご自分が師ともされておられる故梶山静六官房長官を越えるのではないかともいわれておるようである。
演説内容は、流石に辻立ちで鍛え上げた演説で、誠に説得力のある話で、分かりやすく、好感度の高い内容であった。
記者会見と全く同じ雰囲気で聞くことができた。
第一、悪口が全くない!これは聞きやすい。ある程度の批判はやむを得ないがそれも程度問題であることからすると、とても素晴らしかった。
ご自身の選挙で負けたことがないそうで、この演説では、さもありなん!納得である。
会場には93才になられるお母さんも姿を見せておられた。少しお話しをする機会があったので、なかなか話すこともないでしょう?とお聞きしたら、わざわざ行ってもなかなかゆっくりと話すことがないとのこと、今回も、チョピットと言って、親指と人差し指で表現してくれました。
私は
午後の日程もあり、大変残念でしたが、途中退席をして失礼しました。
今回の選挙はしっかりと応募しなければならないと思っている。
官房長官は就任6箇月にしてやっとのことで、ふるさとに錦を飾ったことになり、お母さんもさぞかし嬉しかったことでしょうし、同級生の皆さん、関係者の皆さんも頑張りがいが有ったと思う。
官房長官は、総務相のときもごく気安くお会いしていただき有りがたかったし、今回もまた
全く変わりなく声をかけてくださり、ありがたい限りです。
午後からは、町村会の研修会で総務省自治財政局長佐藤文俊氏を講師に迎え「地方財政と自治体運営」の講演を聞いた。
専門的な話しながら、国と地方の関係、つまり経済財政と地方財政のあり方を分かりやすく解説してくれました。
約1時間でしたが、あっという間の時間でしたが、こんな事もあまりないくらいの、内容の濃いものであり、良く理解できた。
それは、局長の話す内容と姿勢が地方を理解しての話しであるからであるように感じた。
この姿勢は、私も参考にしなければならないと思った。
地方財政の改革に向けてと題して、「地方財政を健全化し、自立を促進する」ために、現状を分析、わかりやすかった!
次に、今後の取り組み方針では、アプローチ1から3までが具体的に示された。
特に、頑張る地方の支援では、行革と成果などかなり具体的な内容にふれていただき、良く理解できた。
この項では、とかくすると、市町村合併促進に基づく対応があるように感じていたが、そうではなく、未合併自治体に対しても一定の深い理解があることがわかりましたし、合併自治体の算定替え問題も、特定した制度ではなく、トータルで考えた改革方向であることにある意味、ホットしたし、信頼感ができた。本来の姿勢であったのでしょう。
この支援のあり方では、行革努力と活性化の成果算定に指標導入をすることなど具体的でそれこそ頑張りがいがあるように感じた。
質疑応答でも、国保運営の一本化でも、私が危惧している国保運営と税負担能力などにもしっかりと問題点としてあることも理解されておられた。
何よりも、全体を通して、平成の大合併以降、多くの場面で理解しにくい政策であったように感じていたのか、必ずしもそうではなかったように感じた。
しっかりと、小規模自治体にもそれなりの理由があっての合併が出来なかったことであり、懸命に頑張っておることに対し深くしっかりと理解していてくれていることにありがたい感じであった。
充実した一日であった。
ラジオ難聴解消要望
全国山村振興連盟の理事会があり26年度事業要望の中に、連盟として、ラジオ難聴解消要望を急遽取り込むことで文言に加えて貰うことを理事会として賛成をいただいた。
会長の中谷元衆議院議員も別途関係機関に働きかけていただくとの発言もあり、ありがたかった。会長のご出身地域も高知県のそうした難聴地域もあり、特にご理解いただけたのかな?
先般は過疎の理事会でも発言しておるので、機会あるごとに要望していくこととしたい。
山村振興法の時限立法が27年度で期限切れとなることから、来年夏までには、改正案を準備していくことのこ了解もした。
他に、道州制に反対する事も要望していくこととした。
また、山村地域の役場などがある地域の商店や商店街が全く寂れてしまっていることに、危機感があり、その対策を経済産業省などに働きかけていくこととした。
TPPについては、除外品目の農産物5品目がどうなるか不透明であることに懸念がしめされた。原発被害の農産物、椎茸など具体的にその対策を求めていくことなども確認された。
活発な意見が出された理事会であった。
会長が極めて積極的で頼もしい存在感のある会長をいただいて嬉しい限りである。
政治家としても今後伸びて行く方であろうと思っている。
東京は雨で蒸し暑く、気分の悪い一日であったが、会議は充実していた。