地方財政の方向

image image image 昨日は大きな行事が二つあった。 まず、菅官房長官の政談演説会が湯沢市文化会館で行われた。 月曜日と言うのに、会場は満席状態で恐らく1000人を超える聴衆であったと思われる。 私は、こんな政談演説会を経験したことがないくらいであった。官房長官はこの直前に母校湯沢高校で後輩に講演をしてくれたそうで、若い後輩達も良い経験、今後の励みになったことでしょう。自らの経験、悩み迷いを糧に、現在の自分があることを紹介し、大いに悩み迷い、それを乗り越えてほしいと言った要旨であったそうです。 政談演説会では、毎日午前と午後記者会見をこなしておられ、淡々とした話しっぷりである中で、強い信念を感じる会見態度には安心感を覚える。 ご自分が師ともされておられる故梶山静六官房長官を越えるのではないかともいわれておるようである。 演説内容は、流石に辻立ちで鍛え上げた演説で、誠に説得力のある話で、分かりやすく、好感度の高い内容であった。 記者会見と全く同じ雰囲気で聞くことができた。 第一、悪口が全くない!これは聞きやすい。ある程度の批判はやむを得ないがそれも程度問題であることからすると、とても素晴らしかった。 ご自身の選挙で負けたことがないそうで、この演説では、さもありなん!納得である。 会場には93才になられるお母さんも姿を見せておられた。少しお話しをする機会があったので、なかなか話すこともないでしょう?とお聞きしたら、わざわざ行ってもなかなかゆっくりと話すことがないとのこと、今回も、チョピットと言って、親指と人差し指で表現してくれました。 私は 午後の日程もあり、大変残念でしたが、途中退席をして失礼しました。 今回の選挙はしっかりと応募しなければならないと思っている。 官房長官は就任6箇月にしてやっとのことで、ふるさとに錦を飾ったことになり、お母さんもさぞかし嬉しかったことでしょうし、同級生の皆さん、関係者の皆さんも頑張りがいが有ったと思う。 官房長官は、総務相のときもごく気安くお会いしていただき有りがたかったし、今回もまた 全く変わりなく声をかけてくださり、ありがたい限りです。 image image image 午後からは、町村会の研修会で総務省自治財政局長佐藤文俊氏を講師に迎え「地方財政と自治体運営」の講演を聞いた。 専門的な話しながら、国と地方の関係、つまり経済財政と地方財政のあり方を分かりやすく解説してくれました。 約1時間でしたが、あっという間の時間でしたが、こんな事もあまりないくらいの、内容の濃いものであり、良く理解できた。 それは、局長の話す内容と姿勢が地方を理解しての話しであるからであるように感じた。 この姿勢は、私も参考にしなければならないと思った。 地方財政の改革に向けてと題して、「地方財政を健全化し、自立を促進する」ために、現状を分析、わかりやすかった! 次に、今後の取り組み方針では、アプローチ1から3までが具体的に示された。 特に、頑張る地方の支援では、行革と成果などかなり具体的な内容にふれていただき、良く理解できた。 この項では、とかくすると、市町村合併促進に基づく対応があるように感じていたが、そうではなく、未合併自治体に対しても一定の深い理解があることがわかりましたし、合併自治体の算定替え問題も、特定した制度ではなく、トータルで考えた改革方向であることにある意味、ホットしたし、信頼感ができた。本来の姿勢であったのでしょう。 この支援のあり方では、行革努力と活性化の成果算定に指標導入をすることなど具体的でそれこそ頑張りがいがあるように感じた。 質疑応答でも、国保運営の一本化でも、私が危惧している国保運営と税負担能力などにもしっかりと問題点としてあることも理解されておられた。 何よりも、全体を通して、平成の大合併以降、多くの場面で理解しにくい政策であったように感じていたのか、必ずしもそうではなかったように感じた。 しっかりと、小規模自治体にもそれなりの理由があっての合併が出来なかったことであり、懸命に頑張っておることに対し深くしっかりと理解していてくれていることにありがたい感じであった。 充実した一日であった。