カテゴリー別アーカイブ: 地域興し

二つの総会

成瀬ダム事業振興協議会と東成瀬村商工会の総会が開かれた。 毎年この時期に開催されておるもので、成瀬ダム事業振興協議会はダムの水源地の村としてその完成に向けて、地元としてあらゆる面での協力をしながら、その目的達成のために結成された団体で、これまでもダム事業応援団体としても各種の活動を展開してきたところである。 ところが、前政権でのダム事業凍結により成瀬ダムも事業見直しの対象となり約3年間、各種の調査事業など見直し作業によって、完全に3年ぐらいは遅れたようであるが、やっと現政権になって事業継続が決定され、予算も約35億円ぐらいが計上される見込みで、こうした団体も少しは運動に明るさが見えたように感じているのではないだろうか。 具体的な事業内容は明らかにされてはいないが、本体着工に向けた事業の調査事業が中心になるようであり、同時に準備工事に向けた作業用工事などが具体化していくものと考えられるようである。 本体着工が遅れた分、それに向けた調査事業は慎重にならざるを得ないだろうし、かなりの調査事業が必要でもあるようで、時間もかかるのではないかと思う。 調査が順調に進み、工事が具体化していくことを願っている。 つづいて開催された商工会の総会は、この春に設立50周年を迎え、次の50年に向けて意欲的に取り組んでいく総会となった。 提案型事業や地域活性化に向けた計画も示され、さらには新たな取り組みも企画され村政にとってもその事業推進には積極的な支援の必要性を感じた総会となった。

村祭り

私の地域の春祭りは毎年5月12日に行われていた。この日は小学校も臨時に休校にしてもらい子供たちの子供みこしを鎮守様に奉納してきた。 地域の子供たちが担いで地域の各家々を回って昔からの納歌を歌ってその家の安穏と無事故を祈願して回った。各家庭でも地域の子供たちが回ってくるものですからご祝儀を挙げて感謝してくれた。 大事な地域行事であり、小学校も臨時の休校にして地域行事に協力してくれたものでした。 しかし、小学校が統合されてからそうした対策も無理があり、次第に各地域の春祭りなども日曜日に行われるようになってしまった。 ところが、今年は巡り合わせで、5月12日が日曜日になり、本来のの祭典の日となり天気も前夜来の雨も上がり絶好のお祭り日和となった。 親子会が3団体、それに伝統的な岩井川青年会の納もので4団体がにぎやかに村中を巡り歩いてくれた。 青年会には、今年から地域おこし協力隊員となった中村君も参加し元気に参加していた。 どんな気持ちで参加し、この地域のこうした行事をどのように感じたのか後で聞いてみたい。 こうした伝統的な行事はこれからも続けていってほしいと願いたいものです。

観光キャンペーン

華々しく秋田県観光キャンペーンが繰り広げられている。 秋田県全体でこれほど大掛かりに取り組んでいるのはこれまでもなかったのではないかと思われるくらいである。 それだけに、知事が先頭になって推進のための協議会を立ち上げ、自ら会長として推進している。 私は見たことがなかったのですが、東京の銀座の一等地の建物の壁一面を利用し「秋田美人」の大画面を約1週間ですか、掲示し銀ブラ(古い古いと言われそう)する人たちの度肝抜いたそうです。どれほどの驚きだったのかはわかりません!今ではだれもそうだっけなー程度かもしれませんが、とにかく思い切ったキャンペーンを張っている。 予算額も1億3千万円ぐらいはあるようで、25年度も積極的に取り組むようです。 ところでですてネーションキャンペンペーンもあるが、駅から観光地までの観光客をどう誘導するかがよく見えない。 ここいら辺りが大事なのではないだろうかといつも思っている。 駅のあるところよいでしょうが、わが村みたいなところは結構あると思うですがねー。

地域おこし協力隊

総務省が主唱している地域おこし協力事業にに村でも参加し、首都圏を中心に募集をしていたところ、一名の応募があり面接などを実施し4月から採用することにした。 更に、もう一名の応募があり、書類審査のうえ近く面接などを実施する予定になっている。 すでに決定しているN氏については住所も岩井川に決まり、所有者のご協力により民家を借入し4月から活動を開始していただくことになっている。 農業関係の活動を中心にしてすでに年間計画を策定してくれているようで、この計画によって頑張っていただくようにする計画である。 この時期、県内の地域おこし協力隊員の活動状況が新聞などで報道されているようであるものの、その活動実態などをよく承知していないが、地域地域によっていろんな活動、地域おこしがあることでしょうし、わが村はわが村の考え方で独自に頑張っていただくことになるものと思っている。 もう一方には、決定したら観光・物産などの分野での活動をお願いしたいと考えているところである。 書類上では、ぴったりの方であるようにも感じている。 村の農業、観光・物産など外から見た、あるいはまったく違った視点からの考え方での地域おこしも必要であると考えていたところであり、この事業はそうした観点からすると非常に意義のあることではないかと考えているところです。 こんな人材の交流が進もうとしているわが村にも、雪解けが進み、緩やかに春が進んでいます。 成瀬のせせらぎもそんな緩んだ水を流しついづけています。  

地区のスキー大会

33回目を数える岩井川地区コミュニテースキー大会が開かれた。 一口に33回というが、地区だけの老若男女が参加してのスキー大会はそんなに数があるとは思えません。 地区の連帯感が薄れていくことに危機感を感じ、秋田県全体でコミュニテー活動の重要性を訴えて、全県各地で、地域活動が提唱され、それぞれの市町村では重点実施地区を指定して活動の支援をした時代があった。 それ以来東成瀬村では、私が住む岩井川地区が指定され、多くの事業を展開してきた。 おもな事業としては文化祭、環境美化運動、スキー大会がその主要事業であり、連綿として続けられてきた。 その一つであるスキー大会は、村にスキー場がなかった時代に、この地域の方々のご協力によって土地を利用することができ、簡易なロープトウを付けたことがきっかけとなり、現在のジュネス栗駒スキー場の整備につながってきたことになる。 当時のスキー場は極めて小規模なもので、スキーの愛好者は蔵王や安比、田沢湖などに出かけていたものであるが、こうした先人の熱意によって、冬季スポーツの振興のために、あるいは地区住民の活動の一つとしてスキー場整備をしてきたわけです。 そのきっかけとしてこのスキー大会が開かれて33回目にもなったことになります。 参加者は年々少なくなっては来ていますが、幼児から76歳の方までそれこそ老若男女が参加しての大会とあって、大回転競技から宝探し「けつぞり(おしり)」大会など、だれでも参加できる種目でほぼ半日皆で楽しく過ごしました。 終わってからは、会場を移して懇親会、じゃんけんゲーム等でにぎやかな一日となった。 こうした活動で地域が盛り上がっていくことを大いに期待したいところです。