カテゴリー別アーカイブ: 地域興し

隠岐諸島へ

image image image 隠岐の海士町と西の島町を訪問している。 鳥取県七類港から フェリーで約3時間あまり途中知夫村の来去港、西ノ島町の別府港、海士町の菱浦港などに寄港しての航路である。 海士町では山内町長さんと離島振興、キャッチコピー「ないものはない」の趣旨、町おこしなどを、斎藤会長とご一緒に意見交換させて頂いた。昨日まで日本で最も美しい村連合の戦略会議が開かれており、最終日で出席した方々を見送りされていた、大変忙しい合間の町長さんに面接できて、恐縮した。 海士町にその手伝いを兼ねてきていた、地域おこし協力隊の佐藤さんの案内で町内を視察させて頂いた。 先日、魁新報のシリーズもので紹介された、海士町在住の秋田県出身の秋元さんと町営学習塾の話しができて、とても参考になり、今後の方向付けにもなった。 民家を借りての塾であり、間もなく、別建ての施設が計画されているとのことでもあった。 何よりも、この離島で秋田県出身者が頑張っていることに感激もした。 200人を超える移住者がいること、その多くが、教育などのための移住であること、そのきっかけ、今後にかなりの関心を持つこととなった。 それは秋元さんを含む指導者であり、勉強、受験生であることにも 強い関心を持ったところでした。 隠岐諸島は多くの島で構成されていた、歴史的にも古く、海路の重要港湾があり、後鳥羽上皇や後醍醐天皇などの遠流の地でもあり、政治に関わって流された著名人も多かった歴史の地域でもある。 直木賞作家・安部龍太朗さんの「天馬翔ける」の最後の場面で、天馬密輸の輸送中に、嵐に遭遇、避難した港はどこだったのか?船から下ろし疾走させた草原はどこだったのか?西ノ島の鬼舞展望か国賀の魔天崖の地であっただろうか?最終目的地の境港に無事つき、運んできた「天馬」を幕府に献上したロマンあふれる小説を思い出した。 そうした尽きない想像が次々と浮かんでくる、要衝の地の隠岐であった。 海士町は小綺麗な掃除の行き届いた、街で、気配りのある町とみた。 公共施設もさりげなく掃除が行き届いていた。

水の町視察

理事会が美郷町であり、補正予算、秋田県に対する要望事項などを審議決定の後、一年一回の県内町村事業研修を行った。 美郷町は、六郷、千畑町の2町と仙南村の3町村合併によって秋田県でのし市町村合併の先陣をきって誕生した町である。 仙北平野の広大な面積を要し、農村風景の美しいい町であり清水群の町、最近は、合併によって学校統合が進むその空き校舎など施設の有効活用対策として企業誘致を進め成功しているし、漢方薬の龍角散本舗との提携による薬草栽培への取り組みなど幅広い総合的な街づくりで注目されている町であると思っている。 昨日は、その一部である私は知らなかった偉人・坂本東嶽というう方の邸宅と庭、そこから望める明治29年に発生した陸羽地震の震源地である千屋断層が天然記念物に指定されていること、その七代目理一郎(東嶽)という方が、犬飼毅(木堂)と親交があり多くの書が資料館にあった。この方の八代目龍太郎が千屋村長として、あるいは衆議院議員として村勢発展に尽力された方であることなどを知った。 次に農業用水としての「関田円型分水工」を見た。この近くでは岩手県の胆沢町にある分水工が知られていたが、美郷町にもあることは知らなかった。 180孔もあり、それが有効に機能し、各地域に平等に分水される農業技術に改めて感嘆の声が上がっていた。 更に、このあまり水を使っての小水力発電が2台あって、これに非常な関心を持った。 というのも、わが村でも、小水力発電には関心があり、是非参考にしたと感じたところでした。 最後は「ニテコサイダー」で有名なニテコ清水を視察、こうした清水が町内には126か所の湧水があること、清水が枯れることもあるが、このニテコ清水は枯れたことがないとのことであった。 湧水というと、六郷だけかと思っていたが、実は、六郷、千畑、仙南の全域で清水が豊富にあることも知った。 清水はわが村も決して少ない方ではなく、そのおいしさは勝るとも劣らないと思っている。 一昨年であったと記憶しているがわが村の「蛭川清水」で水を汲もうとしていたら、先客があり、どこからお出でになったのかとお聞きしたら「六郷」から来たという、「えっ」と思ったが、ここの水がおいしいとおっしゃる。これには絶句してしまった思い出がある。 もしかして、水枯れだったのかもしれないし、そうでないかもしれない、少なくともわが村にあるほうぼうの清水が少なくなったことはあるが枯れたことは聞いたことがない岩手県の釜石では「仙人味水」が国際的なコンテストで三ツ星に認定されたそうだ。

村制施行125周年

        image 1989年に村制施行100周年記念式典を行ってから今年は更に25年を経過し、この間多くの激しくも厳しい荒波をのりこえてきたことになる。 この世代に生きる村の方々と、来し方に思いを致し、新たな時代に向けて強い意志で村づくりをしていただくために、125周年記念式典を行った。 この式典に先立って、タイムカプセル「未来号Ⅱ」の埋設式がふるさと館前で行われた。 1989年に埋設した村民の夢や希望、思いのメッセージが入ったカプセルを2039年に開披する時に、125周年の今年も入れて同時に開披しようと考えて計画したものです。 村制施行100周年を記念して編成された成瀬仙人太鼓の初演奏局曲の演奏と東成瀬小中学校の児童生徒による「悠久の風にのせて」によっての力強い歌声が大地にしっかりと溶け込み、新たなタイムカプセルに夢と希望がしっかりと埋め込まれた。 2039年にはどんな形で、開披されるのか、ドキドキして来る。 その頃、村はどうなっているだろうか? 私は?あなたは?もしかして生きている?ヤメテヨ!と言われるかも! 逆らって?市町村合併しなかったという意見もあるが、決してそうではなく、しっかりと村民の意志を大事にした結果であることがどんな評価されるのか? 歴史として結果が示されていることでしょう。 この後、式典が行われ、作家の石川好さんによる、地域をどう発展させるのかと題しての講演があった。 具体的な提言も頂き、とにかく何でも活用しよう、ありきたりではなく、特異性を発揮し、発信ではなく、交流によって色々な意見、考えを取り込んで行くことによって、活路は開ける!と理解した。 そのためにはお手伝いをしていただけるとのこと! 大いにご協力いただこうと思う。

地域の夏祭り

13日には私の地域の夏祭りがあった。 それぞれの地域で夏祭りがあり、地域ごとに工夫が凝らされている。 私の地域では、数年前から打ち上げ花火が寄付を募ったりして約15分ぐらい打ち上げられる。 地元にも花火を打ち上げれる免許所持者が23名ほどおり、夜9時には打ち上げ開始される。 それまで地元のセンター「ゆるるん」では地元の方々による踊り、カラオケ、よさこいソーラン踊り、子供仙人太鼓などのほか、メーンべんとして、南米のリズムで「ボラチート」というグループのライブが行われた。 このメンバーの代表の田村さんの母親が岩井川出身であり、部落長の親せきということで昨年からそうした話があり、今回実現した。 見たことのないような楽器も使われ、まことに南米特有の明るいリズムと歌でオープニング、日本の歌、南米のリズムと民謡が紹介され、とても楽しい明るい雰囲気でのライブであった。 この会場には、隣村の横手市三又地区からもお客さんが見えられていた。 この後、9時からの打ち上げ花火には、会場はもとより各家庭の方々がほとんど全員外に出て、夕涼みをしながら、お盆を楽しんだ。 この会場では、地域おこし協力隊員の中村さんと、8月から活動を開始した佐藤さんが抱負を地域の皆さんにあいさつを兼ねて紹介し地域の皆さんのご協力をお願いしていた。 活動にあたっては多くのご協力があって、その成果も大きく発展していくものと確信している。 私からもよろしくお願いしたい。

お盆前に一段落

朝の一番に第三セクターの職員に決算手当(夏のボーナス)をお渡しした。昨年度の決算期、職員にはいろいろな意味での取り組みをお願いし、その結果単年度の黒字決算となった。もちろん東電からの補償金などもありましたが、何よりも、会社経営の基本にかかわる改善、意識の徹底が浸透したことがあると判断できたし、その結果が決算に数字で示されたものと考えている。  この傾向をしっかりと継続していくことを期待してのボーナスとしたものです。わずかではあるが、しばらくぶりのボーナスであり、私としても少し職員に報いることができてほっとしているところである。  時間もなく直ちに、臨時議会を招集しており、この会社の決算状況を報告し、臨時議会で補正予算案をご審議していただき可決していただいた。  内容は、新たな温泉の泉質が、PH値が9.8と高くまた、硫化水素値も高く、そのまま放流できず、それぞれ処理施設により処理の上放流する装置の工事が必要なことから、補正予算を編成したものです。  また、防災デジタル無線(同報系)施設整備事業を今年と26年度で整備する為の継続費の設定、全県消防大会経費など1億6640万円を追加する補正予算で、総額35億3千55万7千円の予算となります。  この補正予算を原案通り可決していただき、温泉の施設整備に拍車がかかり、さらに、防災無線工事にも早期の整備に向けて計画を進めていくことができることになります。  この議会で、新温泉の名称を「やまゆり」温泉とすることを名称公募選定委員会の審議を経て決定したことも報告させていただいた。  この議会終了後には、山形新幹線の大曲までの延伸期成同盟会の総会が開かれ出席した。  相互交流の必要性、新幹線が延伸したからと言って必ずしも地域の活性化には直ちにはつながらいことを新庄市長さんがあいさつの中でで述べられていたことが印象的であった。つまり、駅周辺のみは賑やかになるが、地域全体にその効果が広がるようにするためには、総合的な交流、多面的な施策がなければならないことを述べておられるのであると感じた。  国会議員3名県議会議員4名も出席しておられました。県からは課長が知事代理として出席されていた。  終わって、山形鉄道株式会社の公募社長・野村氏のユニークな経験、経営術などの講演があった。  夕方には、滝ノ沢地区の夏祭りがありこれにも参加した。最近目覚ましいい地域活動をしている地区で、こんなに劇的に変わった地域も珍しい。  活動内容も豊富で、毎週農林産物の直売施設の運営やら、村での集落営農の本格的な法人を立ち上げ村の農業の先導役を果たしてくれているなど、本当に目覚ましい活発な活動をしてくれている。  今年から村で募集した「地域おこし協力隊」に応募した中村君、佐藤君の二人も子の夏祭りに参加し、地域の方々と積極的に活動に参加する役割を作ってくれ、その場で活動の状況などを紹介するなど、幅広い範囲での活動をしてくれ嬉しい限りです。  そんなこんなで、この地域でも生ビールを飲み、手作りのごちそうがバイキング方式で提供され、孫たちも連れて行っておにぎりやら、焼きそば、かき氷、野菜、煮つけ、お好み焼き、さらには金魚すくいを楽しんだ。おまけにお楽しみ抽選会などでは一番に当たり、特性リンゴジュースをひと箱いただいてしまった。  それはそれは盛りだくさんの内容で、会場は帰省客やらほかの地域からのお客さんでいっぱいであった。