カテゴリー別アーカイブ: 雑感

予想した通りの党首会談

与野党党首会談が行われた。 結果は予想した通りではなかったのではないか。 大体、党首選が行われた後の会談がここまで伸びたことも異常であることからすると、その間にいかにして次の国会対策をとるのか懸命に検討したことは当たり前の話しであろうと思う。 その結果は、現状の政治状況は、野党が窮迫している日本の行財政運営の原因が野党にある。 与党が求める国会開催についても、解散時期を明示しない限り応じられないとする野党の対応が、国民には理解されないであろうと期待している与党の考え方が、つまりは解散をできるだけ遅れさせて、来夏の参議院選挙との同時選挙に持ち込もうとする基本戦略以外にないように思えるのではないだろうか。 党首会談の前に、与党幹事長をして「新たな提案があるだろう」と幹事長会談で期待させ、党首会談に応じさせておいて、それに見事に乗って会談に応じる。 次に夏の党首会談での「近いうちに」にはもうすでに意味をなさないことは、先刻読み切っており、「言った言わない」で次の対応に向けて十分しのげるだろうと考えていただろうと予想されなかっただろうか? どこまで人を馬鹿にした、しかも国民を馬鹿にした政権だろうか。 野党党首が会談後の記者会見で、怒り心頭に達したような発言をしてもどこ吹く風、とにかく衆議院の任期いっぱいの政権維持を最優先しているとしか考えられないようにしか思われない。 この後党首会談などで事態打開に向けて具体的な動きが出てくるだろうか。 そう簡単ではないように思えて仕方がない。 これでは、世界の政治経済から日本は完全に遅れ続けていくことだけは確かである。

党首会談に展望が開けるか?

党首選挙が終わってしばらくなるが、さっぱり政治の世界は動かない。 そんな思いでいたところ、やっと臨時国会の予定が打診されたとのこと。 それも渋々と言った感じがしないでもない。 従って、本音がどこにあるのかわからないのが正直なところである。 もちろん、我々凡人になと理解できるような世界ではないことは分かっていても、できれば誰もが理解できるような政治の世界であって欲しいと思うのは私だけではないと思うがどうだろうか。 ところで、党首会談をやったとしても、こんごの展望が大きく開けるだろうか? これまでも何度もこのブログで言っているが、首相の強靭な粘り腰は半端ではないように感じてきた。 今回もまた、そんな気がしないでもない。 結局解散を延ばそうとする政党間の争いであることだけは間違いがないと、断言(?)してもよいのではないか。 政治評論家がどんな話しをするのか、これもまた私にとっては関心事である。 いずれ、また終わってみれば、やっぱり!とならないよう願っています。

改造内閣発足

かなりの時間をかけた第3次野田内閣が発足した。 幹事長との長い時間をかけた協議に引き続き、与党幹部との協議も数時間に及んだとのこと。 それだけ、慎重に対策を練ったことであろう、当然、解散総選挙は、何時になるかはわかりませんが、選挙対策、それよりも離党者をどう抑えるかに腐心するのは当然のことでありましょう。 その結果の組閣、党役員人事、すんなりいくと結構でありますが、これから閣僚にならなかった方々や、役員にならなかった方々がどうでるか気の休まらないところでありましょう。 そうしたことの対策として、はっきり総理会見でおっしゃっておられましたが、「副大臣、補佐官人事でバランスをとりたい」と記者会見で答えておられた。 内閣改造があると必ず、大臣の個人的な調査記事としてにぎわいますが、あまりそうしたことのないように願いたいと思う。 会見では、解散については党首会談でも「時期を申し上げることはない」と明言しておられた。ならば、「近いうちに」はなんだったのか?やはり、日本語は難しくもあり、意味不明であり、それに納得したのかしないのか、あっさり引き下がったのはなぜなのか?どう解釈した良いのか訳がわからない。 党首会談や、3党首会談があれば、当然その課題は議論対象になると思われるし、会談前にそのように明言しておられるなら、会談の意味がなくなるように思えるのであるが、そこはそれ、政治家ですからなにかありそうな気もするのですがどうなんでしょうねー。 やっぱり、延々と続く際限のない話しであり、そこいらあたりをじっくりと幹事長とご相談なさったのでしょうか? ところで、与党幹事長と新文部科学大臣との考えはどうなんでしょう? ところで、直接関係ない話しですが、日中国交正常化をされた、当時の田中総理が主恩来首相との会談で、通訳をされた方が田中総理が「尖閣島」をどう考えておられるかとの質問に主恩来首相は「その問題には触れたくない」と答えておられたと証言しておられる、テレビ番組を先日見た。 今回の改造内閣で、日中間の摩擦問題での関わりに期待しているのかとの問に関係ないとおっしゃっていたが、どうなんでしょうか。 いよいよ予算編成に向けて官庁も動き出して行くことでしょう。しっかりと編成して欲しいものである。   ◆台風17合には冷や冷やした。夜中の通過であまり感じなかったが、時間雨量が57ミリを記録し、本村ではそんなに記録したことのないような雨量で成瀬川もかなりの出水で、林道、農道、水路などに大規模ではないが被害があった。 これからの季節、雨や風、それに続く雪となかなか気の休まらないことも多い。

再登場!

自民党総裁選が行われ、5年前に体調不良で退場した安倍元総理大臣が国会議員投票によって、1回目の投票結果の2位から逆転当選をした。 再登場である。 評価はいろいろあるようであるが、安定性があり、保守派、外交に強いなどの期待感があるものの、相変わらず古い自民党体質から抜けきれないという批判的意見も結構あるようだ。 その要因として、党員票は圧倒的に石破前政調会長が得票したのに、国会議員の判断が優先され、敗れた事による、古い、あるいは政権交代に至った古い自民党体質の課題が依然として残っていることが懸念されていることのようである。 これでは、来るべき総選挙において、ほぼ確実であろうと思われていた「政権奪取」が果たして可能であるのかどうなのか疑問が残るという意見も多いようだ。 自民党秋田県連では、この選挙結果に、特に党員の意見が反映されていないとして、役員が辞意を表明している。 これはわからないわけではないが、選挙結果に不満であるとして辞意を表明することはいかがなものでしょうかねー、それこそ疑問ではないか? いずれ、元総理が再登場し、総理大臣との意見交換をして、何でも反対ではなく、前に進む政治を行って欲しいと思うのみであるが、それにしても、谷垣前総裁はそんなに人が良かったのかなー。 あまりに、いろんな場面での約束事なのかどうなのかはわかりませんが、意見交換したことが実現しないまま、ある意味では」「掌の上」で自由自在にされてしまった感があって、気の毒なような気がして成らない。 それに引き替え、総理は何回も申し上げているが、強靱な粘り腰と、街頭演説で鍛えたという演説、議論、答弁でそつなくこなし、一方では、たまには、適切とは言い難いといわれる熟語や、言葉遣いが新聞のコラムで欄解説されるなど物議を醸し出しているが、そんなことには一切、枝葉末節とばかりに頓着なく、堂々と発言しておられるし、相当な精神力の持ち主であられるようだ。 安倍新総裁はこれに堂々と太刀打ちし、どんな議論で論破するのかどうか、石破幹事長になられるようだが、こちらであればどうなるのか比べてみるなど、今後大いに注目して行きたいところである。 いずれ、自民党もこれまでの体質から大きく変わらなければならないであろうし、そこは国民や、支持者はしっかりとみていることであろうと考えられる。 それにしても、解散総選挙は本当にいつになるのであろうか? 国連演説の後の記者会見でも「解散の時期については話すことはない」と言明している。 解散をしなくとも、来年には任期が到来するんですから。  

遠のく解散?

いよいよ「解散総選挙」が遠のきつつあるように思えませんか? のたりのたりと言うか、ああでもない、こうでもない、どうにもでもとれるような発言であったり、一見してはっきりと表現しているかのようにも感じられるが、よく考えてみると、そうでもない。 一体どっちなんだという「名言」なのか「性格」なのか、意識的にそうした表現をしているであろうとしか思えない言葉で、これまで乗り切って来られたそのすごい「粘り腰」みたいな感じでこれからも進んで行くように思えてならない。 そんな雰囲気が現実味を帯びてきたように感じられてならない。 「近いうちに解散」の表現を巡っては、3党合意で「税と社会保障の一体改革」関連法案を成立させた野党の一方の代表が総裁選から撤退し、一人にんまりとほくそ笑んでいるのであろうか。 その表現については「解散を約束をしていない」という言葉でもう全くとりつく島がない。 その表現について、今頃になっては、いろいろな解釈が成り立つように、一方ではその与党の幹事長が、その言葉はあまり気にしなくとも良い、とうそぶいておられる。 その幹事長が、内閣と与党の改造で幹事長として再選されるようであるに至っては、もうしっかりとそうしたレールの上を走り出しているとしか思われないように感じられて成らない。 折角奪取した政権を、そんなに簡単に手放したくはない一心であろうとは思いたくはありませんが、現実問題として、決まらない政治、ずるずると国民生活に影響を及ぼすような政治状況であってはならない事は当然としても、与野党とも来年度に向けてしっかりと予算を編成する必要性を強く感じてもらいたいことは確かである。 そこで、外交、防衛などをしっかりと考え、ただ単に「風」での選挙はごめん被りたい気持ちが強い。