カテゴリー別アーカイブ: 健康、医療

転機を迎える日赤運動

(連日30度近い気温から今日は13度!裏山の緑も鮮やかだが、寒いくらい) (この花なんだろう?自分で買ってきたのだが・・・・・) (評議員会) image (我が家ではストーブに火を入れてしまった) 日本赤十字社秋田県支部(支部長・佐竹秋田県知事)の活動は歴史もあり、秋田県内それぞれの地区において支部、分区活動を通じて、活動の資金である「社資」募集、災害救援、義援金募集、研修、防災活動と研修、救護活動と研修、防災ボランテア登録、赤十字奉仕団活動などを展開している。 さらに、献血事業、日赤病院の経営、乳児院の運営、健康管理センターなど幅広い分野での地域貢献をしていただいている。 ところが、活動の原資になる「社資」つまり、人口減少などにもよりましょうが、年々減少してきており、その要因として「社資」という呼び方がなかなか理解されていないのではないかとの議論が本部の「社員制度の見直し」でなされており、平成29年4月からは、協力会員(会費・500円以上)と会員(会費・2,000円以上)として定款の改正を含めて移行検討されるようです。 しかし、この問題は、募金活動や義援金などなかなかその趣旨に賛同される状況が希薄になってきており、都市部を中心にその傾向がますます強くなってきているのに起因しているのではないだろうかとも思われる。 我々のところでも、そうした課題はあるにはありますが、それぞれの地区の役員さんたちが、協力をして下さり、個別募金の形で予定している会費を集めてもらっているところですが、都市部では苦労されているようです。 つまりは、そうした社資とかといった呼び方の問題ではなく根本的な問題であるような気がしてなりません。 病院事業も、入院患者が減少する傾向(受診控えが入院減の要因)にあり秋田市内での四つの主要病院も同じような傾向であるほか、逆に外来患者が増加し中でも新規患者数が多くなってきている状況であるとのことです。 近年秋田県で導入した「ドクターヘリ」については490件を超える派遣要請があり、その大半が日赤に搬入されているようで、その効果は大きいようです。 日赤の周産期医療の技術、対応は秋田県内はもちろん全国的にも注目されているようであり、日赤秋田病院の発足の原点はここにもあるようでありながら、県内では亡くなるケースも多くあることは残念であるとのことが副支部長の挨拶でありました。 折角の出産を、こうした充実した病院で受けれるように多いに理解していただきたいものです。 理解度がまだまだといった感じで残念でなりません。    

春一色

image 昨日は午後3時過ぎから国保診療施設の会議があり、これに出席する前の時間があったので、早朝に出掛けてゴルフを楽しんだ。 早い時間帯を予約したことからそんなに混んでおらず、ゆっくりとプレーすることが出来た。 基本的なスイングとタイミングのとりかた、グリーン周りの攻めかた、など沢山教えてもらってとても充実した一日でしたが、毎週プレーしないとねーと言われてしまい、そりゃ無理だ! でも、教えられたことを忘れないようにすればいいことだろうと思うが、それが残念ながらなかなか出来ない。 まあ、そんなに深刻に考えなくともよさそうなものですが、そうでもないこともある。 ゴルフ場は春紅葉のような景色があちこちで見られた。 そのあと、会議に出席、役員改選があり今年を山形県、と秋田県の共同開催となることが決定しており、その開催地としての役割などの説明があった。 会議では、医師確保と医師の集中、今後の見通しなどが率直に意見交換がなされた。 この問題はものすごく深く、秋田県全体で考えなくてはならない課題でもある。 秋田市は地方選挙の最終日とあって、かなり白熱した選挙カーの往来があった。

難しい対応

image (雪割草) image (散歩コースの軒下に咲く春の花) 我々自治体職員 の人事管理、労務管理は時代とともに難しさが出て来ている。 我々の職員時代は、一人前にするためには先輩方から徹底して厳しく教えてもらったように感じていた。パワハラなどという言葉さえなかった時代ですし、職場てのイジメなどもあったかどうか?それが今は、常にそうしたことを念頭に置いた対応が迫られているのが現実である。 現実的問題として、関わっている組織でもそうした事例があり、第三者委員会による調査が行われ、その結果が報告された。 結果的には、明確なパワハラスメントとは言いがたいとの報告であった。 但し、職員派遣などに当たっては、派遣する側も受ける側も情報をしっかり共有し確認することや、普段であってもそうした健康管理、労務管理、人事管理をするべきであるとの指摘にはしっかりと心しておかなければならないと、改めて感じたところでした。 次には、2025年を目標にした医療計画の策定に当たっての秋田県医療審議会があり出席。 ぜんかいの計画で大きな話題となり結果として、8二次医療圏に落ち着いたところであったが、今回はこの医療圏構想よりも更に柔軟に考えた構想を策定するための方向で検討することになるように感じた。 何せ、大きな問題であり、総合的に大局的に検討していく問題としてとらえたところでした。 医師サイドからの意見が多く、今後は自治体の取り組みの重要性、この計画は今後の秋田県の医療のあり方の重要なポイントとなるとの意見は理解できた。 これが、総合的なインフラ整備、医師対策、介護問題など地方自治にも大きく関わってくる課題でもあり、ある意味ではチャンスでもあると考えた方がよいとも感じた。 勉強になります。          

春は選抜高校野球から

冬に逆戻りの昨日は会議の連続であった。 まずは、簡易水道組合長さんがたとの事業報告と、新年度の事業協力のお願い、引き続き環境衛生、特に各集落のゴミ収集などの徹底をお願いした。 この間に、選抜高校野球で大曲工業高校が序盤戦1点リードされたものの見事に逆転、4対1で初出場、初勝利、春は選抜から秋田に春をもたらしてくれた。快挙である。 それにしても実に落ち着いたプレーてリードされても追加点を許さない試合運びには、感服した。 何でも、監督は1点のリードされての範囲内であれば逆転出来るとコメントしていたそうで、その通りとなった。 選手達の試合後のインタビューや態度は実にケロッていたのが印象的でした。 たくましさを感じたし、選手たちからの英明高校のピッチャー攻略について、監督が聞いたところ、内角攻めの直球をねらうとのことに、よし!それで行け!と指示したとのことであった。 選手を信頼し自主性を重んじた成果もまた凄いことである。 とかくすれば、秋田市周辺の高校の独壇場であった甲子園がこうした形で展開することに希望も持てたことにもなるのではないか。 そのあと、大仙市で東北農政局長との農政意見交換会が開かれた。 新年度の農政施策の簡単な説明のあとこれまでの農政に対する意見交換をした。 私からは、これまでも各種施策を展開するに当たって、平野部と山間地の補助金、交付金などが一律であって、その制度の対象になりにくく、別枠かあるいは別制度で対応するように要望してきたが依然として改善されておらなかったり、制度の読み方によって可能制もあるが、そうすると今度は 次の段階で、「予算がない」との壁で突き返される。 地域事情を理解しようとしない、その制度を守る一点で終始するように感じられてならない。 米価下落対策を取ったことを紹介したところ現行施策は価格対策はとらないとのこと、私たちがとっている対策を紹介し、農業を守ろうとする対策であり、それにたいしてどうこうしてくれといっているのではないが、なかなか議論が噛み合わない焦れったさがあった。 農政施策が一般農家にどれだけ徹底されているのかも大きな課題であろうと思った。 このあと、秋田での電算組合での会議、さらに、健診事業を行っている秋田県総合保健事業団での会議を終えたのが20時、やっと一日の終了!帰宅22時とあいなった。 大曲工業高校の初勝利はうれしかったなー! 民生課長の旦那さんが校長先生なんですよ。 おめでとうございます!

病院経営の難しさ

image image 湯沢雄勝地域の中核病院であるJA厚生連合会「雄勝中央病院」の運営委員会が年に数回開催されている。 これにはJA関係の方や関係自治体首長、議会議長、医師会長さんなどが出席して意見を述べ合い、地域医療の中枢機関としての役割、運営のあり方などについて検討させてもらっている。 中心議題は、なんと言ってもここ10数年にもなろうと思うが、医師不足特に内科系、中でも循環器系統、胃腸科系統の慢性的な医師不足は、深刻な経営悪化につながっていることが如実に表れていることが報告されている。 このことは、こと湯沢雄勝地域のみではないもののかなりの秋田県全体としての課題ともなっている。 この一因に、一説には、人口10万人あたり秋田市の医師数は300人、湯沢雄勝では、それが100人と言われているようで、秋田市に医師が集中する、「偏在」とさえ言い換えられるような一つの大きな課題でもあるようだ。 これは一朝一夕には解決手立てはなく、今後も課題として残っていくことのようである。 これから5年後くらいからは、徐々に緩和されるであろうとのことであるが、果たしてそうであろうか? こうした状況の中で、我々市町村も雄勝中央病院改築に当たっても負担金として一定額の負担をさせてもらっているし、協力もしている。 しかしながら、病院経営は医師不足や医師の集中化により、経営は苦しく、その協議に加わっているものの、決定打を見いだすこともなく、情けない想いでの会議出席に、無念さが残るところである。 自治医科大の卒業生が本来的にはこうした課題解決に果たすべきことであろうが、なかなかそうはいかないようでもあることにもわかるように、医師充足問題は日本の大きな課題でもあるように思われる。