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昭和48年豪雪ペース

(上の2枚の写真は、48豪雪と今年の豪雪比較で、黒線が48で赤い線が今年の積雪を表しています。)(下の写真は保育園の雪下ろしで屋根に除雪機をクレーンでつり上げて作業をしているところです。) 小康状態を保っている豪雪状況ではありますが、その積雪状況は、確実に昭和48年ペースきわめて似通った状況で推移しております。 昭和48年は降り始めが11月17日で以降間断なく降り続き、ついに1月13日には2・26cmになりました。 一方今年は、11月11日の小雪から始まり12月初旬までは小康状態でしたが112月12日頃から本格的に降り始め、それ以降は昭和48年の降り方と大変よく似たパターンとなって参りました。 そのパターンで推移しますと、相当厳しい状況も予想されますし、3メートルを超えるような状況になった場合は、緊急事態ともなりうるわけで、今からその心構えをしっかりと持たなければならないだろうと考えておるところです。 当面、道路交通の確保のためと、住宅周辺や除雪に支障のあるような地域の排雪のための場所確保を各地域、特に田子内、岩井川、椿川などにその場所を確保したところです。 既に村の建設業協会とも協定を結んでおる除雪、排雪のための重機、機材の借り上げ料金についてもしっかりと対応できるようにしている。ただし、このような状況では、特定期間に要請が集中することから、ある程度の時間、期間を要することはご理解いただかなければなりませんし、ご協力も願いたいと存じます。 48豪雪では1月26日に3・10cmを記録している。 なんとかそうした事態にならないように願うばかりである。 村では、豪雪対策関係の補正予算を編成しその具体的な対策をとるためのご審議をいただきたく、近く議会の再開を申し入れさせていただきたいと考えているところであり、その補正予算規模も大幅となる見込みです。      

出張を中止

全国市町村長サミットが14日から2日間奈良県であると言うことで、初めてでしたが参加申し込みをしていた。 ところがこの豪雪で、急遽豪雪対策本部を立ち上げたこともあり、この出張を取りやめ豪雪対策に当たることにした。 豪雪対策の会議は午後からに予定し、14日午前中は村内を巡回したが、高所作業車での雪庇落としの作業中のご家庭もあった。 こうした豪雪になると、人力ではどうしようもない作業が求められますし、重機や特殊な機材も必要になってくる。 写真にあるような高所作業車なんかはこれからどんどん必要になってくることでしょう。 しかし、この高所作業車なんかは別としても、一般的なブルドーザー、ユンボ、などであってもそれを所有している建設業者さんなんかはそんなにおらず、多くは、リース業者さんからの賃貸が多いようです。 つまりは、かってはそうした機材をたくさん所有して常に緊急時にも対応できるようになっていたのであるが、公共投資不要論みたいな風潮が出てから、一気にそうした機材を持つ建設業者さんが無くなり、リース対応となったようである。 そのしわ寄せが、こうした豪雪、災害などに素早く対応できなくなると言う困った現象につながり、各自治体もかなり苦慮しているのが現状である。 我が村であっても、そうしたことがあり、対策本部としてもその機材確保のあり方を具体的に検討しておかないと緊急時には本当に困ったことになる事態になりかねないと危機感さえ感じている。 ローダーやロータリー除雪車など雪対策用には一定の機材は確保されているものの、それでさえ緊急時には不足することになりかねない。 まして、一般土木工事などに活用されるブルドーザー、ユンボなども今回のような豪雪時にはなんとしても必要な機材であるが、自社保有がなかなか思うような状況でないことに苦慮している。 こうしたことにも綿密な打ち合わせの元に対応したいと考えているところである。

豪雪会議は具体的に

(昨日の村内巡回の写真) (この3枚の写真は今朝の東成瀬村の写真で、青空と雪に埋もれた保育園と東成瀬小学校、役場前で、つかの間の青空でしょうか?) 豪雪対策本部を設置した翌日の昨日、関係者およそ50名の参集をいただき、48年の豪雪以来の猛烈な雪に対処するための具体的な相談をして、この対策にあたることにした。 それぞれの機関からの注意事項の説明と取組、注意すべき事項の具体的な対策を話し合い、それを実行に移していくことと確認が今回の会議の趣旨であり、道路交通では児童生徒の通学路安全確保のための対応策として、除雪のみならず排雪の徹底、公共施設特に児童施設や小中学校の排雪は緊急を要すること、さらに村道であっても一部は雪寄せのための場所確保対策として通行止めの必要性もありうることも話し合われた。 こうしたことから、雪捨て場所の確保が最も急を要することでもあり、早速その対応策をとったところでした。 火災予防、道路交通、ストーブやボイラーの取扱いと、安全対策、雪下ろし事故防止対策、パトロールの強化と声掛け運動の充実、安否確認など広範な範囲からの対策を確認し合った。 また、地域によっては水路の水つまり対策としては地域ごとの協力が最も大事であり、周囲や上下流の状況を確認し合って雪を投入するなど気配りもも求められることも確認していただいた。 こうしたことによって、地域が協力し合ってこの豪雪を乗り切りたいと思う。 このための関連予算を審議する議会の開催も求められることになりそうであるし、十分な予算を確保し、皆さんから安心していただけるようしっかりと配慮したいと考えているし、対応したい。

ついに豪雪対策本部設置

image image image 13日現在役場観測地点で2m25cmに達してしまった、 この数値は48豪雪と言われた昭和48年の豪雪時の積雪量が2m26cmでしたのでこれと同じとなり、急遽これまでの雪害警戒部から豪雪対策本部(本部長・村長)として、より一層村民の安全対策に万全を期すべく午前10時に設置した。 具体的にはパトロールの強化、要支援者への声かけ、除雪、排雪の徹底、水路対策の協力依頼、雪崩、表層雪崩、空き家の雪害警戒などを強化することとした。 具体的には明日14日に、豪雪の対策会議を開催することとした。 今回の豪雪は県南部に集中的で、案外秋田市など沿岸部ではそれほどでもないようで、報道関係では、落ち着いたものである。 48豪雪に比例した数値などにも全く触れていない。 気象台などからの情報も無いの現実である。 明日から頑張らなければならない。

雨の中の雪下ろし

年末からの雪が、いかにコンクリート造りの庁舎であってもさすがに雪下ろしが必要になってくる。 毎年職員が総出でスコップ、スノーダンプを駆使して懸命な作業をしてくれる。 なにせ、広い庁舎ですから雪下ろしの面積も半端ではない。 男子職員が中心になり昨日の午後から、あいにくの雨のなか、上からは雨、重労働の雪下ろしで汗でびしょびしょになりながらの作業に本当に難儀をかけている。 休みの日は、おそらく自宅の雪下ろしであろう。 筋肉や体のあちこちがバキバキで本当に気の毒なくらいである。 隣の消防分署の職員も総出で連携よろしく緊急時にはすぐに出動できる体制で一緒に除雪作業をしていた。 向かいのJA東成瀬支店でも大きな屋根に上がってこれまた総出で雪下ろし作業、落とした雪は重機で排雪するなどみんなで協力し合って豪雪対策に当たっている。 この分だと、今年はもう何回、こうした雪下ろし作業をしなければならないのだろうか。 思いやられます。