国道342号線が待ちに待った冬季閉鎖からやっと解除された。
今年は雪が少なく除雪も順調に進み、当初では28日の解除予定が二日前倒しで通行できるようになり、26日正午に通行できるようになった。
道路交通の安全と栗駒山登山、栗駒山荘などの施設全般の安全を祈願しての安全祈願祭と開通式を行った。
毎年のことながら、降雪状況によっては開通が不定期であるもののほぼゴールデンウイーク前には関係者の皆さんのご努力によって開通している。
ところが、県境をまたぐ国道であるために、秋田県、岩手県の管理区間があり、同時開通はなかなかままならないような状況の年もあった。
国道などの幹線道路は当然のように県境の山越えが多く、除雪の難儀さと落石などもあり苦労が絶えない管理であろうと思うが、お客さんからすると周囲の雪が消えているのになぜ通行できないんだと、抗議の電話や、行き止まりになってしまっている状況に抗議のお小言を頂戴する羽目になってしまっているのが、現場である栗駒山荘や須川高原温泉さんであり、栗駒屋(お土産屋さん)でその対応も一苦労であるようだ。
その抗議電話はもちろん我々の役場や観光協会などにもよせられている。
これも徐々に解消するよう道路整備の充実、春山除雪の早期開通に向けてこれからも努力して参りたいと思っている。
今日の開通式には秋田県から雄勝振興局の三浦局長、建設部長、工務課長、副主幹、主査などの関係者、大関県議、佐藤県議からもご出席していただき、道路視察をかねて現地も見ていただきました。
村からも、議長、産業建設委員長などからも御参加いただき安全を祈願していただきました。
残るは、国道397号線と、県道・仁郷大湯線(旧栗駒有料道路)でこれが開通しないことには、周回道路の開通にはならず、お客さんにとってはとても不便なことであり、早期の開通を期待したいし、仙台圏や首都圏からの誘客はなかなか思うようにならないことになります。県南一帯特に湯沢雄勝、横手平鹿地域にとっては重要な路線であると考えており、県境はさんでの観光事業の推進、誘客はなかなか進めにくい面がある。
いわゆる「県際観光」の重要性をこれからも発信し続けていきたいと考えているところです。 









昨年度成瀬ダム工事事務所が湯沢河川国道事務所に併設されて開所していたが、新たに単独事務所として設置が予算上認められ、昨日その着工式が行われた。
成瀬ダムの現場は湯沢市からは40km東成瀬村役場からは20kmでほぼ半分の時間でつくことになる。
現在、約1・8kmの2号トンネルの国道342号線の道路付け替え工事が発注され施工業者さんも決定し、連休明けには本格的な工事に入りますし、今年度中にはダム本体工事に向けた準備に入り、いよいよ本格的な工事が始まることになります。
そうしたこともあり、工事事務所の村内設置は事業進捗上からも重要な対応策であることから、村議会とともに強力に要望してきたこともあり、それがこのたびの事務所着工式は大きな弾みにもなり、歓迎すべきことでありますし、事業の進捗に村としても積極的に協力して参りたいと考えておるところであります。
着工式には主催者として国土交通省東北地方整備局・畠山河川部長、津島水政課長、平野湯沢河川国道事務所長、町屋成瀬ダム工事事務所長、同庄子副所長が、来賓として湯沢市長、横手市長、大仙市長、東成瀬村長、秋田県建設部長、産業労働部長、雄物川筋土地改良区理事長、施工者の丸茂組社長のみの着工式ではありましたが、それぞれの挨拶では、これまでの経過やら、苦労、期待感がそれぞれ披瀝されておりました。
工事が安全に進捗し、本格的な工事が進むことを期待したいと思っているところです。