爽風雲 のすべての投稿

雪の事故

秋田での会議を終え懇親の場に携帯電話が鳴った。 何だろうと思ったところ、実家の義姉が除雪作業中であったらしいが、裏の池に落ちて亡くなったとのこと、挨拶もしないまま大急ぎで帰ってきた。 聞いてみると、午後の昼食後に暖気になって、屋根の雪がすっかり落ち、その雪が下屋部分に落ちて、一階部分がすっかり閉ざされた状態になり部屋が暗くなってしまい、それを掘り起こそうと出かけたのではなかっただろうか。 その掘り起こそうたした雪と下屋部分の雪が暖気でさらに滑り、池に入りこむようになっているのがここいら辺りの家の環境であり、そのすべりおちた雪と一緒になって池に落ちてしまったのであろうか、恐らく一瞬の出来事であっただろうと思う。 しかも、今年の雪の状況からして、池と雪のてっぺんとは数メートルはあり、とてもとても一人で這いあがるような状況ではなかったのではないか。 今冬の雪による事故は県内ばかりでなくあちこちで報告されている。 その際の注意点として、一人での作業はしないように、あるいは命綱をつけることなどが注意事項とされているが、現実はそうした作業はなかなか取れる状況ではなく、自然と一人作業が多いの現実である。 まさか、私の身の内からそうした事故が起きるとは予想だにしておらなかっただけにショックも大きい。 雪の事故を他人ごとみたいに感じていたことであったが、現実問題としてはそうした事故が我々の身の回りにあることを改めて感じた。 いつもはかなり慎重な作業を行う義姉であったし、農作業でも、段取りも良く落ち着いた作業をしている人であったので、残念でならない。 やはり、油断せずに、作業は2人以上でできるだけやるようにしなければならない。 先週も、道路に滑り落ちた雪を除雪する際も、義姉に手伝ったのであるが、作業しやすいようにすっかり段取りをとり、手伝ってくれたのに、どこかに油断があったのであろうかと思うと、本当に残念でならない。

スキー指導者講習会

全日本スキー技術者指導員の秋田県での講習会が、ジュネス栗駒スキー場を会場にして19・20の日程で行われた。 この講習会は全日本スキー連盟認定の指導員資格を持っている選りすぐりのスキー技術指導者のみの講習で、新しい指導法など改訂された内容が伝達されるようで、大変大事な講習会であるようである。 こうした、スキーヤーがスキー場におると、スキー場全体がどこかピリッとしまった感じがするもので面白いものである。 スキー場のゲレンデのあちこちに、講習会参加者がグループでおり、見るともなく見学していると、うまいもので、さすがーといった感じである。 参加者は120名ぐらいとかであったようですが、この指導者が一斉に斜面を滑り降りたら壮観であるでしょうなー。 こうした講習会は大歓迎であり、これからも大いにスキー場をご利用いただきたいと思う。

国文祭で方言紹介

秋田で「第29回国民文化祭・あきた2,014」が開かれることになっている。 村でもこの国文祭に参加するために何の分野で参加できるかいろいろ検討を重ねていたところです。 具体的には「全国の方言」を紹介できるような大会にする方向で準備を進めており、実行委員会も立ち上げ、主催者である秋田県とも協議している。 ところで、その方言と言っても突き詰めて考えていくといろいろな使い方があり、紹介をするにしてもどのような形での紹介なのか、全国規模で募集するとしても具体的にどういった組織を活用し、ご協力を頂けるのかまだ具体的には進展していないのが現状であろうと思っている。 そうこうしているうちに時間が迫ってくるので具体的に私も取り組んでいかなければと考えているところである。 当面、日本で最も美しい村連合の組織構成団体に呼びかけをして参加あるいは紹介をいていただけるようにしたいと考えているところである。 そんなことを考えているとき、時々この欄でもご紹介させていただいている「内館牧子の、明日も花まるっ!」を読んで、そうだよなーと考えさせられてしまった。 よその土地での懇親化などで、秋田県人であることはすぐにわかるようで、一言二言秋田弁を使われることがあるが、その時は、酔った勢いなどで「違う!そのアクセント」と言って普段使っている方言で話す。せいぜいここまでで、それ以上になると、それはもうどうでもよくなってくる。 従って、秋田に住んで身についた方言はそんなに誰彼が使えるものではないと思う。少なくとも秋田で生を受けて生活したものにしかわからない方言は、身についているし、自然と醸し出されるものであろうと思う。それが、内館さんの言う「体を流れる風土」であろうと思われる。 少し習ったからと言ってそんな微妙な表現はできないのではないだろうかとも感じられる。 そうしたことは、秋田県に住んで1年8か月のお笑い芸人さんが盛んと秋田弁でお笑いを取り、落語に講演に大忙しであるが、私は正直に申し上げてどこか違和感が感じられてならない。 それよりも「馬鹿にされている」ような気がするのは私ばかりであろうか。 もう少し、落語なら落語、講演ならその趣旨に沿った話、経験、考えを期待しているんですがどうであろうか。 それでも、講演などを聞いている方々が、結構喜んでいるからそれで良しとするのがよいのだろうかとも思わないでもないのですがねー。 つまり、どこかの地で、一杯やっていた時に、際限なく同じような秋田方言を使われたんではすっかり嫌気がさしてくるし、馬鹿にされているようになってくることを何度も経験している。 もういいよと思って、全く方言を使わず、普段どおりの話をするようにしている。 こんなことを考えていると、国文祭ではどんな形を取るのか難しいことであるようであるが、あまり難しくなく考えて、すんなりした形での運営を考えるよう整理して行ったらどうだろうかと思っている。

雪害警戒部を設置

  降り続く降雪量で村内の各家庭では雪下ろしが既に5回を超えるくらいになった。 こんな状況がこれからも続くことが天気予報などから予想され、村では「東成瀬村雪害警戒部」を18日午後3時に設置した。 具体的には、生活道路の除雪の徹底、要援護家庭に対する見回り、オフトーク放送と広報車による広報活動の徹底、パトロール車による巡回、部落長からの情報収集と部落内の雪害対策の具体的対応の連携対策、建設業者への協力要請などの対策をとることとした。 まずは、村民の方々の不安解消と具体的な対策を徹底していきたい。 それにしても、3年連続の豪雪対策は過去にもなく、それだけにしっかりと対応することとしたい。 日中は、少し小康状態となり、雪下ろしをする家庭もみられ、道路除雪も幅出しが徹底されていた。

秋田への想い

久しぶりに秋田出身で、現在中央で活躍しておられる若手会社経営者の、IT産業を活用しての講演を聞く機会があった。 内容をよく確認しないまま、講演に臨んだわけでしたが、何と何とその内容は結構示唆に富んだ内容であり、我々地元におる者にとってはとても急をずばりずばりと突いた話で、次第に話にのめりこまされた。 これまでの講演では、どちらかというと、世界経済とか、外交とか、政治だとかといった分野での評論家の講演内容が多かったのですが、今回は、ずばり「秋田の経済復活への提言」と題しての内容で、なぜ秋田の経済は衰退するのか、雇用を生みだすにはどうするのか、経済復活の「キー」とは、とるべき2つの戦略、企画の独自性、パワースポットの提言、動機づけなど、極めて広範にわたって具体的な提言をしてくれた。 今回の講師料は○○万円であるが、東京でセミナーを開くと一人○万円で100人は集まってくれる、しかし生まれた秋田に思い入れがあるし、経済がよくなってくれればそれでよいし、それに期待し少しでも役だててほしいと思って来ている、とのことであった。 従って、講演内容も具体的で、企業経営者や我々年代の行ったものものからすると、なかなか大変なものもあったが、大いに参考にすべきであると感じた。 私自身、だい3セクター経営者からすると、頭の痛い指摘もあり、しかし、全く同感といった指摘もあって、今後参考にさせていただきたいと思った。 講師は、フロントラインマーケテングジャパン(株)社長 小玉 歩氏で、大手の会社に勤めていたが、ある時点で個人的にIT活用のネット活用で収入を得ていたことが判明し、会社を辞め現在の会社を立ち上げたようです。 そのあと、「クビでも年収1億円」を出版し、マスコミもにぎわしている方であるようで、私はまだ読んでいませんが、なかなか機転のきいた若手の注目すべき方であるようでした。 IT活用についても大いに参考になるように感じた。