爽風雲 のすべての投稿

ありがたいお小言

先日、村政施行125周年の記念カプセル埋設の際に、私がたぶん写真を撮ろうとしていた時であろうと思われるが、椅子に座っていて足を組み、デジカメを操作していたようにも、写真を確認していたようにもみられてしようがない写真が、新聞に掲載されていた。ただし、スマホで当日は写真は撮らなかったのでその操作ではないことだけは確かです。 いいわけでも何でもないのですが、間違いなく見苦しい姿勢をしていたことだけは確かであり、皆さんに不快な思いをさせてしまって誠に申し訳ありませんでした。 合間合間につい、足を組んだりしてしまうことがあり、気の緩みとしか言いようのない態度をとることは慎まなければならないと常々思ってはいるのですが、ついこうしたことが写真になってしまうことがあり、改めて気持ちを引き締めなければならないと感じているところです。 一人は、私の兄からメールが入り、それはきつい言葉での注意であったし、もう一方は議員さんからで、村民の方からそうした注意があったとのことで、おそらくそうした感じで新聞記事を読まれた方や、見た方が多くおられたのでしょう。 村の方からのご注意には心からお礼申し上げたいと思っていますし、今後十分注意してまいりたいと思います。申し訳なく、穴があったら入りたい心境である。 私たちには普段何気なくやるしぐさや癖が、他の人たちからすると、ものすごく気になることがあるものです、お互い注意するように心がけたいものです。   今後十分に注意したいと思います。 申し訳ありませんでした。

全国学力調査

日刊紙に全国学力査の結果についての報道が一斉に報じられた。 新聞によっては一面トップの新聞もあり、関心の高さが伺われる。 その関連記事が地方版はもとより教育記事欄、解説欄など実に多くの紙面を割いての報道で、それを全部読むとなると結構な時間が必要であった。 調査そのものが、今後の教育の方向を示すための調査であり、競争でもなければ、47都道府県ごとの比較でもないとはいえ、やはりその結果については気になるところである。 少なくとも、当該団体の成績だけは確認できるわけであり、それと県平均を比較することは可能で、その概要を聞きますと、県平均よりは、小・中学校ともかなり高い平均点であることがはっきりしているとのことであった。 設問によってはかなり難儀をしている児童・生徒もおるようですが、全体的には例年通りの成績であるようです。 そんな状況の中で、全国の成績については、小学校では国語、算数とも秋田県は一位であり、中学校についても国語が一位、数学は福井県に次いで第二位と言うことであった。 これらの成績を見ても、秋田県が全国では高いレベルの成績を残しておる中で、我が村はそれよりもさらに高い平均点を維持し続けていることは確かであることがはっきりしているようです。

村制施行125周年

        image 1989年に村制施行100周年記念式典を行ってから今年は更に25年を経過し、この間多くの激しくも厳しい荒波をのりこえてきたことになる。 この世代に生きる村の方々と、来し方に思いを致し、新たな時代に向けて強い意志で村づくりをしていただくために、125周年記念式典を行った。 この式典に先立って、タイムカプセル「未来号Ⅱ」の埋設式がふるさと館前で行われた。 1989年に埋設した村民の夢や希望、思いのメッセージが入ったカプセルを2039年に開披する時に、125周年の今年も入れて同時に開披しようと考えて計画したものです。 村制施行100周年を記念して編成された成瀬仙人太鼓の初演奏局曲の演奏と東成瀬小中学校の児童生徒による「悠久の風にのせて」によっての力強い歌声が大地にしっかりと溶け込み、新たなタイムカプセルに夢と希望がしっかりと埋め込まれた。 2039年にはどんな形で、開披されるのか、ドキドキして来る。 その頃、村はどうなっているだろうか? 私は?あなたは?もしかして生きている?ヤメテヨ!と言われるかも! 逆らって?市町村合併しなかったという意見もあるが、決してそうではなく、しっかりと村民の意志を大事にした結果であることがどんな評価されるのか? 歴史として結果が示されていることでしょう。 この後、式典が行われ、作家の石川好さんによる、地域をどう発展させるのかと題しての講演があった。 具体的な提言も頂き、とにかく何でも活用しよう、ありきたりではなく、特異性を発揮し、発信ではなく、交流によって色々な意見、考えを取り込んで行くことによって、活路は開ける!と理解した。 そのためにはお手伝いをしていただけるとのこと! 大いにご協力いただこうと思う。

きばなコスモスロード

いよいよ子供たちが植えたキバナコスモスが咲き出した。 今年からは、これまで植えておらなかった岩井川地域でもキバナコスモスの種子が地域の方々の協力でまかれ徐々に咲き出した。 それでも、やっと芽が出だしたと思って喜んでいたら、田んぼの所有者が、草刈りの際に今まで通りきれいに草刈りをし、そのついでに折角のキバナコスモスも刈ってしまったようで残念でならない。 いつものように、道路沿いをきれいに刈り取る習慣ですからやむ終えないことかもしれませんが、それでもやっぱり残念ではあります。 秋空の澄み切った青とキバナコスモスの黄色は見事なコントラスト描きとても爽やかである。 小中学校に通う子供たちも自分たちで蒔いたキバナコスモスが、一斉にに咲き出すと、さぞ、自分が係わった花のきれいさがより一層身にしみて感じることでしょう。 孫も、キバナコスモスが咲き出したよと、教えてくれた。 何となく誇らしげであった。 いいことです。 共同の作業がこうした形で表れる喜びを感じることも大事なことであると思う。 ドライバーも目の保養になることでしょう。 花に見とれながらも安全運転にはご注意ください。

ミュージカル「 小野小町」

わらび座で「小野小町」のミュージカル初日公演が25日から始まった。 脚本が内館牧子さんであり、普段から秋田魁新報の寄稿を必ず読ませてもらっているし、どんな「小野小町像」が演出されるのか、内館さんの考える歴史上の絶世の美人、秋田美人の原点とも言われる人物がどう描かれ、歌人としての小町、教養豊かな小町がどのようにして育ったのか、出羽の国から京に上り、帝の寵愛を受ける迄になったのかが、どのようなストーリーで進むのか非常に関心があった。 約2時間、休憩も入らず、一気に舞台は進み、私は小野小町の全体像も、人物像も考えてみると何の知識もなかったことに気づいた。 もちろん、古今和歌集の六歌仙の歌人の一人として、いろいろな場面で必ず紹介されていたので少しは理解していたぐらいであった。 それが今回のミュージカルで「花のいろはうつにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに」を詠んだ小町が晩年になって「我死なば焼くな埋むな野に捨てて 痩せたる犬の腹を肥やせよ」と呼んでいたことを知り、その激しかったであろう京での短くも燃えるような生涯と達観し尽くしたような心の変遷を今回のミュージカルで知ることができ、しかもその人となりが見事に演出され、全体像が理解できて、とても楽しいものになった。 その生い立ち、京に上ることになったいきさつ、京でのめまぐるしく変わる生活と環境、その後の出羽の国、雄勝に帰ってから、92歳までその地で暮らしたといわれていることなど、実にわかりやすい構成となっていた。 もちろん、この構成などには全国の多くの地域で小町ゆかりの地があるように、異論もあるようでありましょうが、脚本を担当した内館さんの豊富な資料収集によったものであり、私たちはそれはそれとして理解してよいとも思っている。 初日公演には、内館さんも見えられ、フィナーレであいさつをされていた。 どんなミュージカルになるのかどきどきハラハラの2時間であったが、幕が下りとほっとしたし、素晴らしい演劇であり、構成であった、と脚本家としても満足しておられたようでした。 京の都から見た出羽の国(蝦夷の国)という地方蔑視、、女性に対する偏見に敢然として立ち向かう小野小町像が見事に描かれていたものと思った。 それはとりもなおさず、現代の地方に対する考え方、見方と同時に、女性に対する偏見などに対する作者の強烈な考え方でもあるように感じた。 いつの時代も女性は強い、強くなければならないのでしょう! 小野小町とその母親「大町子」の熱演が輝いていたし、作者の心が写っていたように感じた。