健康、医療, 医療, 福祉 地域医療を考える 2013年10月4日(金曜日) 爽風雲 第53回全国国保地域医療学会が、島根県松江市で開かれている。 地域医療と福祉を包括的に推進しようとする趣旨がこの学会の目的であると理解し参加しているし、地域医療と福祉のあり方を包括的に推進することは、合理的であり住民にとっても最も求められている施策であるものと考えている。 それだけにいろいろな課題もあり、それぞれの立場の役割には苦悩も多いことにもなる。 これに具体的にどう立ち向かうか、解決の方向をどう見いだしていくか、そうした課題を研究するきっかけにもなる学会でもある。 今年は、そうした趣旨に基づき診療所の看護士と民生課の保健師が仕事の合間に課題設定した研究結果を発表することになっている。 大きな学会での発表であり当然会場からは質問もありかなり緊張することであるが、普段の業務と違ったある意味では、晴れ舞台でもあり、頑張って欲しいし、本人たちにとっても良い経験になることであると思う。 こうした目的意識を持った業務執行がどの職場でも求められものではないかと考えている。 この学会のみならず、どの職域でも是非積極的に参加してほしいと願っているし、期待もしているとろです。
福祉 お祝いに歩く 2013年10月3日(木曜日) 爽風雲 今月のお祝いは出生4名、米寿2名の合計6名のご家庭を訪問した。 初孫の家、3番目の孫誕生で手慣れた孫扱いのおばあちゃんと嫁さん、遠く離れたところから嫁いできての若いお母さんと友達が少ないであろうと心配して交流するようにと気配りしてくださっているおばあちゃん、村内ではあるが里帰り出産している家庭などいろんな赤ちゃんをだっこさせていただいた。 それぞれにいろいろお話を伺うことができ、とっても楽しい時間であった。 皆さん元気な赤ちゃんで、とってもほのぼのとする感じでありました。 米寿の方二人は、話は尽きないといった感じで、おいとましようとすると、もう帰るのかと引き留められ、次の家に行かなければならないと言って何とかご勘弁願ったが、やはり米寿ともなると、昔話やらつもる話があるものです。 米寿を迎えられる世代は、戦争だらけであった、同級生の多くは徴兵、志願兵と言った形で多くの方々が亡くなってしまったことの話が多く、戦争に対する考え方も切実な問題であることがひしひしと感じられたところでした。
農政 東北農政局長との懇談 2013年10月2日(水曜日) 爽風雲 一昨年に引き続き3回目になる東北農政局長との懇談会が開催された。 局長が直接出向き市町村長との意見交換会を開くのは、それだけ農政全般にわたって課題が山積している証左でもあろうと思うし、一方で対象自治体抜きには、諸施策がうまく実行できないとの考えや、地方の声を率直に聞きながら施策に反映させようとする現れでもあろうと思う。 ところが、そうした考えとは裏腹に、局長が都合がつかず出席できないとの直前の連絡があったりして、どこか気まずい思いもしたことがありました。 今年は秋田県美郷町出身のキャリア局長が出席することでもあり、一部の市をのぞいて首長が直接出席し、親しく活発な意見交換をさせていただいた。 とてもわかりやすく話をしてくださり、意見交換でも丁寧な対応で、課題を正直にぶつけることができた。 特に、秋田県では本格的には話題になっていない「農地中間管理機構(仮称)」の対策の背景、趣旨などが局長から直接冒頭に説明され、大変よく理解できた。 しかし、課題もあるようであるものの、その趣旨については理解できるものがあった。 全国的には、中央で議論されていることが、県段階ですでに協議が進んでいるものの、秋田県はどうしたわけかまだ一回目の協議も行われておらないことはどうしたことであろうか。 具体的には、我が村での農地基盤整備が、中山間地という対策不利地域にあって、具体的にその整備の個人負担をどうするのか、更にはこの機構がどう係わっていくことができるのか、かなり問題もあるように感じた。 しかし、農地の基盤整備に当たっては、面積要件、単価などかなり具体的な有利な制度も考えられるようであり、今後個別に相談して行きつつ、法人との関わりなど総合的に対策を練っていきたいと考えている。 とても、意義のある懇談会であった。
ノンセクション 職員の訃報 2013年10月1日(火曜日) 爽風雲 54歳の民生課参事・高橋明君が9月28日に急逝した。 昭和54年役場職員となり、農業委員会、税務課、建設課、国保診療所、民生課などに勤務、この間介護保険業務や後期高齢者医療制度などの国による制度改革に伴う、広域的な共同業務移行に伴う準備に、職員として派遣、他市町村の職員と協力しながら何かと気苦労の多かったであろう業務をしっかりとこなし、現在の制度立ち上げに大きく貢献していただいた。 昭和54年と言えば、現在の庁舎が完成した翌年であり、役場業務が新たなスタートを切った年である。 彼は、職員の傍ら青年会活動にも参加、スキー、野球などを楽しみ持ち前のパワーあふれるプレーと滑りを見せてくれたし、現在は職員の親睦団体の会長を務められるなど信頼感強い職員であった。 剛毅な性格はしっかりとした信念を持っておられる一面でもあったものと思っている。 これから中堅職員としてしっかりと頑張っていただかなければならない人材であり誠に残念であった。 ご家族の方々にも心から哀悼の意を表したいと思います。 今日午後葬儀があり、弔辞を述べさせていただくが、何やらやるせない気持ちでいっぱいである。 紅葉が次第に山から次第に下りてきつつあり、里では秋の草花が咲きあなたをやさしく送ってくれているようです。 どうぞ安らかにお眠りください。 明君、これまで大変ご難儀をかけました、心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。 心からのご冥福をお祈り申し上げます。
イベント 仙人郷まつり 2013年9月30日(月曜日) 爽風雲 第2回目の「仙人郷まつり」に、昨年に引き続き宮城県名取市などで一昨年の3月11日に発生した東日本大震災により被災された方々の支援ののため、仮設住宅で生活されている方々をお招きをしての、イベントが開催された。 土曜日に栗駒山荘経由で約80名の方々が村に入り、栗駒山荘での入浴のあと「ゆるるん」で歓迎夕食会が開催された。 食事は、商工会婦人部による、すべて手作りの、「おもてなしの心満載」の食事に皆さんうまいうまいの連発でした。 それこそ箸を置く暇もなく、すっかりおいしそうに全部食べてくださっていました。 食事には、マイタケの入った「いものこじる」あきたこまちの新米ご飯、漬け物など、食事には「アズキデッチ」まで入っており、これぞ仙人郷の自慢の料理でした。 なかなか私も食べることができないくらいの食事で、大満足でした。 会場を回ってお話を伺っていると、いろいろな苦労があるようでした。 現地に住宅用地を求めて自宅を建てようとしても、その計画が確定しておらないことにより、進めることができずかなりのストレスがたまっておられるようでした。 一方で、やむを得ず被災地から遠く離れた場所に用地を求めている方も多く、政策的には住民の転出が多く、当局としてはジレンマに陥っておられるようでした。 このほか、復興計画が遅れ、整備も進まず、全体的に精神的にも相当な悩みを抱えており、多様な課題が多く出ているとのことであった。 いち早く、商工会の青年部を中心にした炊き出しなどで、当時の思い出を語りながら、涙しておられる方々も多くおられ、協力しあうことの重要性をしっかりと感じたところでした。 皆さん、こうした催しに感激しておられましたし、今後もこうした取り組みは大事なような気がした。 栗駒は色づき始めましたし、好天で何よりであった。 商工会の青年部、婦人部、物産協会、観光協会、なるせ仙人太鼓、よさこい仙人響、青年会、宿泊施設の職員、役場職員など多くの団体のご協力がありました。 心からお礼申し上げます。