東北農政局長との懇談

一昨年に引き続き3回目になる東北農政局長との懇談会が開催された。 局長が直接出向き市町村長との意見交換会を開くのは、それだけ農政全般にわたって課題が山積している証左でもあろうと思うし、一方で対象自治体抜きには、諸施策がうまく実行できないとの考えや、地方の声を率直に聞きながら施策に反映させようとする現れでもあろうと思う。 ところが、そうした考えとは裏腹に、局長が都合がつかず出席できないとの直前の連絡があったりして、どこか気まずい思いもしたことがありました。 今年は秋田県美郷町出身のキャリア局長が出席することでもあり、一部の市をのぞいて首長が直接出席し、親しく活発な意見交換をさせていただいた。 とてもわかりやすく話をしてくださり、意見交換でも丁寧な対応で、課題を正直にぶつけることができた。 特に、秋田県では本格的には話題になっていない「農地中間管理機構(仮称)」の対策の背景、趣旨などが局長から直接冒頭に説明され、大変よく理解できた。 しかし、課題もあるようであるものの、その趣旨については理解できるものがあった。 全国的には、中央で議論されていることが、県段階ですでに協議が進んでいるものの、秋田県はどうしたわけかまだ一回目の協議も行われておらないことはどうしたことであろうか。 具体的には、我が村での農地基盤整備が、中山間地という対策不利地域にあって、具体的にその整備の個人負担をどうするのか、更にはこの機構がどう係わっていくことができるのか、かなり問題もあるように感じた。 しかし、農地の基盤整備に当たっては、面積要件、単価などかなり具体的な有利な制度も考えられるようであり、今後個別に相談して行きつつ、法人との関わりなど総合的に対策を練っていきたいと考えている。 とても、意義のある懇談会であった。