秋田県総合政策審議会

dsc_17551(審議会で挨拶をする佐竹知事)

昨日は秋田県の会議が二つあり出席した。

秋田県総合政策審議会は、文字通り秋田県の総合的な政策を審議する極めて重要な審議会で、広範にわたる内容で会長は三浦廣巳秋田県商工会連合会会長のもと、6部会に分かれて議論しあった。それぞれの部会での原案を提言し、審議会で承認し、秋田県知事に提出したものであった。

これに基づき知事は、秋田県議会に提案して県議会の承認を得、29年度以降の予算に反映させていくことになることになります。

提言は、インバウンド対策による観光客誘致、秋田牛の振興、、産業振興対策としての航空機産業参入、東京オリンピックに向けた合宿誘致、国文祭の開催、がん対策、病院機能の充実、自殺予防対策、英語コミュニケーション能力育成、少人数学習の推進、移住定住対策の推進、全国トップレベルの子育て支援対策の充実などが中心になっている。

この審議会では、「第2期ふるさと秋田元気創造プラン」のこれまでの事業評価について、検討を要するのではないか、あるいはこの計画であっても具体的にどのように行動していくのかといったことについての厳しい見方もなされた。

知事も「要はどう行動するか」であるとおっしゃっており、正しく我々の計画であっても計画を立てても、具体的のどのように行動するのかが問われることになる。

とはいっても、この広範にわたることについて、すべて100%実行することはなかなか至難の技ではありますもの、その意見は意見として実現に向けて、最大限の努力をしなければならないのが行政の長としての役割であることは当然となる。

先日の、津軽ダムの竣工式で三村青森県知事が挨拶の中で、いろんな苦労をして実現させたんですが、それが実現後は、ほとんど関心を示さず、別の分野での要求になってくる、本当に参ってしまう!と冗談まじりにお話をしておられましたが、佐竹知事もメデイアでの、県政運営の評価でアンケート結果は、満足20%で不満20%としても、60%は普通とでた場合、この60%をどちらと理解するか?

我々も広範な事業展開をしているが、住民要望は次々と変化、加速していくのは常であり、やむを得ないにしても、しっかりと内容を精査しながら後退することなく前進していかなければならないと、つくづくこのお二人の挨拶を聞いて感じたところでした。