カテゴリー別アーカイブ: 雑感

朝の虹

昨日の朝、奇妙な光景が現れた。 朝やけや夕焼けはよく見かけるが、西の空が、夕焼けとはちょっと違う茜色に染まっていたのである。 天気予報では、午後から大荒れになると言って盛んに注意を呼び掛けている。 とくに日本海沿岸部は40メートルを超える暴風雨を予想しているようで、なんとなく気持ちが悪い。 山沿いでは、60cm近い降雪を予想している。 そうこうしているうちに、西の空にきれいなというよりもどこか気持ちの悪いような色の、太い虹が出現したのである。 孫たちに見せたが、わー虹だ!と言ってはみたが、どこかあまり関心を示さず、すぐに抱っこしていた孫が下りるという。 どうも、これは異常だなーと思っていたら、案の定やがて雨が降り出し荒れ模様となってきたのである。 そうか、こういうことなのか、荒れてくる前兆にこうした現象が出てくるんだと改めて感じた所でした。 普段見慣れない光景になるときは、異常な天候になることをしっかりと観察していたほうがよい。 たぶん、こうしたことは昔の人たちはしっかりと知っていた事であろうし、その日一日の日程をそうした空模様で決めていたのであろうと思う。 朝の西空に出る虹は大体こうした現象になることを知っておいたほうがよさそうだ。しかも冬空ですから、必ず大雪に注意といったほうがよいようだ。

冷え込みが厳しい

  一昨日から冷え込みが厳しく乾いた雪が降るようになった。 雨雪が降るようであればまだ、しばらくは根雪にはならないだろうと思っているが、このところの雪はふわふわした感じの雪で、朝ごはんの時も、孫たちが「わーきれいな雪」と言うくらいに優しい雪であった。 根雪になるときは、地面がしっかりと固まり、乾燥し降った雪が消えないくらいになると、いよいよ根雪となるのが私の「根雪」の判断基準である。 そう言ったところからすると今年はまだまだであるような気がする。 それでも、日曜日がわずかにお天気マークでそれ以外は、雪と曇りマークであるようだ。 土日も仕事があることも多く、出張のあった週末は、残務事務処理のため数時間の出勤をこのところ続けている。 重要な決裁案件は、メールと携帯電話で打ち合わせ済みであり、支障が出ることはほとんどないし、会議や訪問される方々の時間調整も問題がなくできているので、書類の決裁処理だけみたいであるが、これが結構ある。 それもそのはず、在庁時でさえ結構な決裁量であるのに、二日、三日、あるいは四日分となるとそれは結構な量となるので、出勤した時にすぐに次の仕事をこなすためには、そうした対応をするようにしている。 職員も、日直のほかに、衆議院選挙準備のために出勤している。 選挙が始まると、担当者は厳しい日程の中で順序良く開票作業まで間違いを許されない選挙事務にあたることになる。 冬の選挙は、候補者も大変であるが、事務担当も大変である。 それにしても、各党の公約がまだ具体的に出そろわない、しかもこの前の選挙までは「マニフエスト」と言わなければ、何か選挙の候補者でないとか、政党でないようなことが言われていたが、それがどうだろうか? 今回は全くマニフエストなどと言わなくなってしまった。政党も候補者も、学者も、メデイアも、触れなくなってしまった。 マニフエスト=約束を破ること、などと川柳で揶揄されるに及んではどこもそんな表現をしなくなったのであろうか。不思議なものですよねー。 衆議院選挙は熱くなってきているし、県内の1区、2区、3区とも日増しに激しくなってきている。 どうもどの選挙区も激戦なようで、県民も相当深刻に悩んでおられるようである。 そんな折、昨日比例東北単独候補者が名乗りを上げたようです。 なんだか3年前の選挙とその前の総選挙でも、そうした動きがあって、雪崩現象的に比例単独候補者が多数当選したケースがあり、今回もそうしたことが事前調査などである程度予想がつくと判断しているのかどうなのかは分かりませんが、ある程度予想してのことであれば興味のあるところではあります。 束の間の初冬の青空とわが村の風景ではりますが選挙戦は日増しに熱くなってきています。 国の方向を間違いない方向にしていただくための大事な選挙です。 しっかり考えてみたいものです。

 取材を受けて

約1時間新聞記者の取材を受けた。 その間、取材は大変に広範囲な内容であった。 インタビューの依頼は事前にあったが特に内容に触れられてはいなかったし、そんなに難しいことではないだろうと思っていたので気楽に応じた。 取材途中で分かったのが、すでに発行している記事を見て分かったのが、国会議員についての感じを紹介するものであったようです。 この時期、問題があれば困ると思っておられるのでしょうか、非常に気を遣い、神経を使っておられたようです。 まさか、国会が解散されようとは思っておられなかったために、すでに取材依頼と日程を取っていたために予定どおりのインタビューになった次第。 この間に感じたことは、非常に丁寧な言葉遣いで、丁寧な取材姿勢に感心した。 しかも、その国会議員についてのことには、たまに触れることと、私たちが要請活動や、岩手・宮城内陸地震の災害などでいち早く現地に駆け付けて、現状把握に努められていた時の様子や議員会館での対応、話し方、説明、考え方を通じて感じたことを率直に申し上げたところでした。 そうした一連の議員活動を紹介するための内容であるように思った。 この取材を通じて、終了後に、記事の原稿をfaxしてその内容を確認してから記事にされるという、そのことを何回も念を押してくださった。 これが、ほかの日刊紙であるのかというと、ついぞそうした経験がほとんどないような気がするのです。 先日も、ダム事業でも発言したことが、全くと言ってもよいくらい違う表現になってしまっていたことがぁる。 「流域のためになるダム」と発言していたのに「地元のためになるダム」という表現になっていた。これはちょっと困るんですよねー。ニュアンスが違うんですよねー。 やっぱり、お互いにこうしたわずかのことであっても信頼関係で表現していただくような姿勢がまずあるように感じられてならないのは私だけなのでしょうか。 批判されても仕方のないようなこともあることは重々承知のうえであるが、言っていないことを書かれるとこれは反論のしようがない。  

できることしか書かない

政権公約が次第に明らかになりつつある。 どうやら、マニフエストの影響が大きかったのか、かなり各党とも慎重な言い回しになっているようにも思えるが、それでも本当にそんなことができるのかな?とも思える内容がないわけではない。 たとえば、憲法改正をする、自衛隊を「国防軍」として軍隊を持つようにする、などそう簡単にできるのかなと思えるようなことが公表されると、途端に3年前と攻守所を変えて、批判合戦になる、これはどこかで聞いた内容だなーと思いだしてみると、政権交代となった前回の総選挙の時の批判に類似している。 ところで、そうした批判もあながち的外れではないようにも感じられる、つまり、憲法改正のためには衆参で確か3分の2以上の賛成がなければできないはずであるのに、それを公約に入れるとすれば現行の所属議員数からすれば到底できないことになる、次の総選挙、さらには来年夏の参議院選挙での結果が出なければできないわけで、そんなに簡単に憲法改正が実現するとは思えないように感じる。 確かに、現行憲法は戦後自主憲法として制定された国民主権の格調の高い憲法ではあるが、歴史を経て現代の国民生活や諸外国との憲法などと比較しても議論すべき事項もあると、憲法議論になっていることもある。 それはそれとして、慎重に国民世論も参酌しながら、検討すべきことであるものと思うが、いかにも直ちに改正するかのような表現にはいささか性急しすぎはしないのかなという感じがしないでもない。 そうした反論に、マニフエストの間違いを正しもしないでそんなことを言われる筋合いはない、とか、あるいは、条件を整えての改正であるとする、言われてみれば当然の反論をする、ならば、但し書きがついての改正である旨の公表するような表現をする必要があるようにも思えるがいかがなものであろうか? そんなことを言うのは変なのかな? いずれ、これからこうした「公約」が明らかになってくることでしょうし、我々地方にとっては「地方」をあらゆる面でどう考えているのか、どう公約に反映しているのかを注意深く関心を持って注視していかなければならないと考えている。 昨日から雪になってきた。防雪柵の設置も急いでいるし、成瀬の清流も、ひときわ澄んで流れている。

初冬の風景

  3連休の二日目、外は寒々とした風景である。 東の山々は霞たちその合間から雪景色が望まれる、西の山はまだ雪景色とまではいかないが、すっかり葉を落とした木々が望まれる。 家の周辺は、渋柿がたわわについているし、お隣の針葉樹は黄色のままである。 集落ではもうしっかりと冬囲いも終わり、冬に備えての準備が万端整った。 そんな静かな山村のたたずまいの中で、世の中は年末選挙に向けて熱い戦いが始まっている。 遊説に走り回っている方々の服装もすっかり冬構えである。 公示まであと10日となり、各党の選挙公約や、党としての考え方が次々と発表されている中で、釈然としないものがたくさんある。 そんな中で前回の総選挙以降必ず取り上げられ、報道されていた「マニフェスト」の表現が極端に少なくなっているように感じられる。 これはどうしたことなのだろうか? われわれ地方選挙でも「マニフエスト」を掲げないと政治ではないといった極端な考え方であったようにも感じていたのであるが、それがどうも最近特に、政権党によるマニフエストが絵に描いた餅みたいにとらえられ、嘘の公約みたいになってしまい、影をひそめつつあるようである。 そんなこともあってか、各党が慎重になっているのかどうなのかさっぱり姿が見えてこない。 ところが、その理由の一つに、多くの政党が今回の選挙に参戦するようであり、今なお解党、結党、合流とにぎやかである、その過程で結党の理念も変わったり、合流のためには「小異を捨てて大同につく」よろしく、変更を余儀なくされていくのも事実なのでしょうか?そんなこともあって、しっかりした公約、マニフエストが示されないのかもしれませんが、それではいかにも「野合」と言われてもしようがないような気もします。 そんな状況下にあって、我々にもいろいろなお誘いがありますし、それに対してどう対応するかここは思案のしどころです。 少なくとも、村の発展を考えた施策実現に向けた国政との対応をするためには、どのような政権を選ぶか、その考えはどうなのか、間違った選択をしないように心してかからなければなりません。 選挙制度にしても然り、小選挙区制度は二大政党の安定した政治制度と言われていたにも関わらず、現実は全く逆であったではないですか。 やはり、中選挙区制度をもう一度考えた方が良いのではないか? 少なくとも、現実の制度は、大都市優先の制度であるように思えてならないし、今回の選挙も、都市型政党か農山村とりわけ政治の原点を地方重視の政策を十分に考える政党であるかどうかを十分に参考にするべきであると考えている。 そんな思いで初冬の風景を見ています。