カテゴリー別アーカイブ: 雑感

雪解けの川と滝

あの雪がこんなに早く消えていくのかと思うほど雪消えが早い。 風の強いところは「しらぱて」でかなりぎっしりとお詰まって雪の消え方も遅いようである。 栗駒山に向かう国道342号線の除雪も4月1日から開始して夢仙人大橋から旧国道とのタッチ部分から開始し、9日現在全体除雪予定延長14.6㎞のうち10.6㎞進み天が沢からの急斜面にかかりだしたようで、これからが」掘割の地形を進むことになりかなり難渋しそうであるとの報告である。 この地域は風も強く、雪がいわゆる「しらぱて」が強く、ロータリー除雪車もかなり難儀しているようだ。何とか連休前の秋田県側だけでも開けることを強く希望しておるところであり頑張ってもらいたと思っている。 そんなことを思いながら、朝の散歩に叵雪(かた雪)わたりをしている。 すぐそばには、春の雪解け水を成瀬側に流し込む沢の流末が滝となって勢いよく水しぶきを上げている。その先にはササ濁りの雪解け水を満々と湛えて周囲の雪を見ながら激流となって勢いを増している。 自然界のすごさを目の当たりにして、元気が出てくる春の光景である。 間もなく、山々の梢も赤さをまして芽吹きの季節になるであろう。 いよいよである。 そんな季節の昨日は、甥の葬儀があり、流れゆく川を見つめつつ、流れの先と重ね合わせてしばしその思いにふけったところでした。

天気の特異日

(自宅付近での4月6日の朝夕の風景の変化) 昨日は4月6日、ネットで「こよみのページ」を見ていたら、「花冷えの特異日」の解説がされていました。 花冷えなんて我々の地方はいつのことやらと思っているのが現実であるが、4月6日は統計的に毎年この日には特異の天気が洗われる傾向が強いそうで、そうしたことから桜が満開のころに、つまり首都圏や関西地方などでは「花冷えの特異日」と呼ぶようになっているようです。 「暑さ寒さも彼岸まで」とは言いながら、きぱっと割り切れるわけではありませんので、おおよそそういった傾向にあると思ってよいようで、今年なんかはまさしく天気予報通り雪の予報であったが、朝の内はこれは晴れそうだと思った天気から、一転して雪もようで、一昨日あたりの暖かい天気から冷え込んだ天気になった。 寒の戻りの天気そのものでした。 気象学的な理由は不明なそうですが「特異の天気」には、晴れや、雨、猛暑の日、台風襲来などいろいろあるそうです。 ただし、特異日は当然のごとく地方ごとに違いがあるようです。 花冷えではなくとも、そう言われてみると4月6日前後はなんだか天気が特別なような気がする。 日記をを見てみよう。もしかして4月6日だけはつけていなかったりしているかも。

二人の百寿のお祝い

(百歳になられた谷藤さんと高橋さん)   この3月に、めでたく百歳に達したお二人(岩井川の谷藤さんと田子内の高橋さん)に村からのお祝いを届けた。 今年はさらにもう御一方百歳になられる方がおられるようです。 先日は米寿の方々7人にもお祝いを届けた。 皆さん元気そのもので、いろいろなお話を伺うことができた。 特に、百寿の方お二人は誠にお元気で、お顔の肌も艶があり驚くほどの元気さにはびっくりした。 しかもその記憶力の確かさにも驚かされた。 一諸に行った担当者の親御さんもしっかりと記憶しており、どうすればこんなに記憶がしっかりしているんだろうと思ってしまった。 よく言われることですが、一緒に暮らしていると同じことを何回も何回も話すので参ってしまう。お客さんなんか来られると昔話を繰り返すので、もういいからと閉口してしまうといったことをよく聞くことがあるし、私自身も自分の母親が百歳直前の99歳まで生きていたのでそうした経験があり、そうした言い方をしたこともある。 ところが今頃になって、あの当時もう少し聞いておけばよかったと思うことがたくさんあって後悔しているのもまた事実である。 「親孝行したいときには親は無し」ではないが聞きたいときには親は無しであることもあることからすると、なるべくめんどくさがらず聞いておいておいた方が良いように思えてならない。 このたびのお二人は、誠に穏やかなご性格のご婦人で、終始にこやかに話ができとてもうれしかった。お一人は私の母親も生前は大変ご懇意にしていただいた方で、そうした思いが一層強かったのかもしれない。この分だとまだまだお元気であると思ったところでした。 米寿の方の中には、私のすぐ近くで住んでおられる方もおり、サッパリ顔を見せないでと!気合いをかけられてしまった。 この分だと、何ぼになってもやられっぱなしだなー!

特産メニュー登場か

村の花は「やまゆり}である。 、ささげ豆やあずき汁にやまゆりの球根が入っていてそれ自体が甘みもあって結構おいしいいごちそうであった記憶がある。 我々が子供の頃は砂糖が結構貴重品で、今みたいに調理にはふんだんには使うことが出来なかったようで、球根自体に甘みがあったのでしょうかよく使われていたのではないかと思われる。 そこで、村の花の球根を使った料理ができないか研究してほしいとホテルブランの板場にお願いをしていたら、村の特産調理の際にも検討してくれたようで試作品ができた。 それが、今回職員の年度末懇談会のメニューに登場した。 イヤー嬉しかったなー。 こじんまりしたお茶碗に「ユリ根ごはん」としてデビュー。 村の米粉ご飯に白いユリ根をのせてその上にオオバを刻んで放して彩りと香ばしさを添えたとてもおいしい料理であった。 こうした形で、村の特徴を活用した調理を心がけることはとても大事であると思う。 ところで、もう一工夫するとすれば、ご飯とユリ根が同じ彩でここいら辺りが改良の余地があるのかなと感じたところでした。 今度はいつごちそうになれるのかな?  

雨にも春の息吹

この時期の雨は雪をどんどん消してくれる一方で、どことなく肌寒さも感じる。 昨日の朝などは、目覚めて外を見やると夜半に降ったのでしょうか重そうな雨雪が積もっており、庭木の枝のかすかに膨らんできたように感じる芽に張り付くような感じで水滴となっていた。 その雨の水滴も丸く優しさが感じられる。 季節は人の心も柔らかく暖かなものにしてくれる。 そんな風情にも、春の息吹が感じられるようになってきた。 そんな季節は、人事の季節、多くの転出者が挨拶に来てくださる。 それぞれの思いで移動なさるわけですが、これまでたくさんのご協力ご支援をいただき心からお礼を申し上げる次第です。 村の職員も、3名の方々が退職されます。 長い間、職員として懸命に頑張ってもらい本当にありがたい思いでいっぱいです。 3人の方々にはそれぞれの経験を活かして、これからもご協力をお願いしたところ引き受けていただくことになりありがたいと思っています。 立場は多少違っても、持てる力を存分に発揮して引き続きがっばっていただきたいと思っております。 春はいろんな動きの激しい季節です。 春の息吹のように、健康に十分に留意しますますがんばるようにしたいものです。