雪解けの川と滝

あの雪がこんなに早く消えていくのかと思うほど雪消えが早い。 風の強いところは「しらぱて」でかなりぎっしりとお詰まって雪の消え方も遅いようである。 栗駒山に向かう国道342号線の除雪も4月1日から開始して夢仙人大橋から旧国道とのタッチ部分から開始し、9日現在全体除雪予定延長14.6㎞のうち10.6㎞進み天が沢からの急斜面にかかりだしたようで、これからが」掘割の地形を進むことになりかなり難渋しそうであるとの報告である。 この地域は風も強く、雪がいわゆる「しらぱて」が強く、ロータリー除雪車もかなり難儀しているようだ。何とか連休前の秋田県側だけでも開けることを強く希望しておるところであり頑張ってもらいたと思っている。 そんなことを思いながら、朝の散歩に叵雪(かた雪)わたりをしている。 すぐそばには、春の雪解け水を成瀬側に流し込む沢の流末が滝となって勢いよく水しぶきを上げている。その先にはササ濁りの雪解け水を満々と湛えて周囲の雪を見ながら激流となって勢いを増している。 自然界のすごさを目の当たりにして、元気が出てくる春の光景である。 間もなく、山々の梢も赤さをまして芽吹きの季節になるであろう。 いよいよである。 そんな季節の昨日は、甥の葬儀があり、流れゆく川を見つめつつ、流れの先と重ね合わせてしばしその思いにふけったところでした。