2月7日8日の2日間秋田市を会場に国道交通省主催の「ゆきみらい2013in秋田」が開催された。
午前中から二つの会議があり、これに出席したあと、ゆきみらいのシンポジウムから参加した。
シンポジュウムは、正直なところ秋田に住んで10年の大学関係者とNPO活動代表、教育委員、建設業代表をパネラーにした活動内容の紹介で、あまり参考にならないように感じた。
と言うより、現実味に乏しく、我々のような日々雪対策にどっぷり浸かっている者からすると、どうも波長が合わない感じで、そりゃ違うよな、そんな甘いものではないよ!と言いたくなる場面や考えがあった。
仕方のないことであろう。
例えば秋田市内の幹線道路は良く除雪されているし、交通渋滞も良くなっている。とか、小中学生徒の除雪ボランティア活動は秋田の県北方面では活発であるが、豪雪地帯の県南部では活動がほとんど無いように感じている。とか、海外での雪に強い街づくりに関わった経験の紹介などと、アトリオンの命名は自分であるとか、あまり関係のない意見が多かった用に感じた。
ただ、建設業代表は湯沢市での活動内容、流雪溝の利用法の課題など極めて具体的に意見を述べており、会場からも大きな拍手があった。
まとめも、どちらかと言うと、散漫であったように感じてしまったのは残念であった。
本省からは、ナンバー3の技監、東北地整局長、などもおいでになり結構力が入っていたと思うのでが、それに比べて折角の企画なのに、県内の市町村長の参加は5、6人でした。
豪雪対策の要望などでは大きな声を上げるのに、いざこうした集いとなると忙しいんでしょう。
来年は釧路市であるとのことで、釧路市の副市長も見えられていた。
懇親会では、いろいろな方々と意見交換が出来ておおいに盛り上がり意義があった。 






県内の市町村が加入し組織している交通災害共済事業の加入者が年々減少している現状を何とか改善すべきであるとして、加入率が高い福井県の組合で研修するため、支給の為の判定審査に当たっておられる委員会と一緒に訪問した。
加入率の高い要因が実際に訪問してよく理解出来た。
それは、あらかじめ組合で加入市町村の住民の氏名を印字した加入申込書を配付し、それに印して役場などに届けることで手続きがすむようにしていた。
ところが、この印字してあらかじめ配付することが、個人情報保護法に抵触するのではないかとして秋田県では、これが加入全市町村で進んでいない。
これの理解をいただいて、住民の為になるこの共済事業を、市町村の事務であり、組合の事業ではなく加入している市町村の委託を受けた事業であることを再確認する必要制を感じた。
更に、福井県が学力テストで秋田県と全国第1位を競っていることの対策として、全国テストの為の模擬試験を実施していることを質問をして、初めて知った。
そんな試みをしていることの意気込みを知って、何か複雑な気持ちがした。
それにしても、経済活動の活発さが至るところで感じた。
文化も日本海文化、北前船の寄港地など、夜には秋田からお嫁さんになったおばあちゃんが息を引き取るまで、秋田弁で通したという、お孫さんの店の女将さんと話が弾んだ。