カテゴリー別アーカイブ: 環境整備

ホタルの研究会顕彰

  昨日、秋田県雄勝地域振興局長から村の「東成瀬村ホタルの会」(会長・佐々木克郎)がその活動内容が地域の元気づくりに貢献しているとして顕彰された。 村では数団体がすでに平成19年度から顕彰されており、この団体も地味ながらも環境保全や自然保護、昆虫生物の生態をまじかに見ながら知る機会を提供し学習の一環にもしつつ定期的な学習機会を与えてくださっていることはありがたいことである。 保護活動と子供たちに自然の大切さを教えてもらえる素晴らしいい活動であると思っている。 最近は、ホタルの生息する環境はその餌となる「カワニナ」の生息環境が、水路改修などで側溝が3面コンクリートtぽなり生息にはふさわしくなく、意見を申し入れて改善をしてはもらっているが、なかなか良い生息環境にはなりえないようである。 一方、ホタルの幼虫も餌であるカワニナとの関係と同じく、なかなか安定的に生息するには難しい環境となっており、これまでも水路改修にあたっては、そうしたきめ細かな対応をするように求めてきたのであるが、何せ人為的な構造物ではかなわない無念さがある。 水路の改修も必要であるが、ホタルなど水生昆虫の生息できる環境はどうあるべきか、難しいい問題であるが、思い切って、そうした自然環境整備と農業用水路を同時並行的に整備する、思い切った対応も必要かもしれませんなー。 そうした、自然環境と農業問題を同時に考えさせられた顕彰受賞であった。  

全国環境整備連合総会

image image image image image image 全国環境整備連合の総会が秋田市を会場に開催され、出席した。 環境整備といっても、主に下水道整備と合併浄化槽整備の普及と維持管理などを主体的に行っている団体で、かなりの関心があって全国から多くの参加者で、熱心なパネルディスカッションがあった。 パネラーには、環境省の廃棄物処理課長が出席しておられましたが、法整備の不備なのか、歴史が浅いのか、パネラーから鋭い質問や確認などがあっても、建前論ばかりで、気の毒なくらいであった。 合併浄化槽は下水道整備と違い、整備が安価にできることから、急速に整備が進んでいるものの、法整備などの遅れなのかどうなのか、法定検査、維持管理、保守管理などの三点検査での矛盾や実施回数の問題など多くの課題が噴出しているように感じた。 開会式での連合会長の挨拶は、これまで聞いたことのないような、断定的な、歯切れのよいものであり、原爆投下から阪神淡路地震、新潟地震、3・11大震災の経験から避難所での合併浄化槽の必要性、効果に触れ、最後の締めくくりに、我々が死を迎えるときに、良い人生であったかと言える人生でなければならない。で結んだ。 それだけ下水道整備、合併浄化槽の整備が重要であることをりきせつしていた。

きばなコスモスロード

いよいよ子供たちが植えたキバナコスモスが咲き出した。 今年からは、これまで植えておらなかった岩井川地域でもキバナコスモスの種子が地域の方々の協力でまかれ徐々に咲き出した。 それでも、やっと芽が出だしたと思って喜んでいたら、田んぼの所有者が、草刈りの際に今まで通りきれいに草刈りをし、そのついでに折角のキバナコスモスも刈ってしまったようで残念でならない。 いつものように、道路沿いをきれいに刈り取る習慣ですからやむ終えないことかもしれませんが、それでもやっぱり残念ではあります。 秋空の澄み切った青とキバナコスモスの黄色は見事なコントラスト描きとても爽やかである。 小中学校に通う子供たちも自分たちで蒔いたキバナコスモスが、一斉にに咲き出すと、さぞ、自分が係わった花のきれいさがより一層身にしみて感じることでしょう。 孫も、キバナコスモスが咲き出したよと、教えてくれた。 何となく誇らしげであった。 いいことです。 共同の作業がこうした形で表れる喜びを感じることも大事なことであると思う。 ドライバーも目の保養になることでしょう。 花に見とれながらも安全運転にはご注意ください。

空気を運ぶ?

ごみ対策はいつの時代も大変なことであるし、家庭、職場、地域、自治体などあらゆる場面でその対策には苦慮をしている。 それこそ誰が言い出したのかわかりませんが、まさしく「ゴミ戦争」である。 今なおごみ対策には際限のないような戦いであるように思えてならない。 わが村でのごみ対策はおよそ40年以上も前から具体的に独自の対策が取られ、途中で国による規制などがあったりして、その対策も中止したりした経緯もある。 例えば、燃えるごみ対策として当時は、鉄板を使っての簡易焼却炉を村内の鉄骨屋さんに頼んで作ってもらい、おおよそ10戸に一つの割合で設置して、燃やしての処理をしていた。それにより焼却場に運ぶ経費の節約を図ってきたが、ダイオキシンなどの問題もあり、その対策も中止せざるを得なくなった。 従ってごみ運搬の経費も上昇してきた。 更に、ペットボトルも資源ごみとして回収していたが、その経費が年々増大し、まるで空気を運ぶのにお金をかけているのと同じであり、何とかならないかと考えたところ、ちょうど空のペットボトル需要がたかまり、それ専門の回収業者さんが出て、まとめて集めておくことによって回収してくれることになり、早速取り組んで現在に至っている。 この運搬経費は、重量よりも積み込む量によって一台の台数が決まり、結構な運搬回数であり、結構な台数となった。 経費削減には貢献していると思っている。 各自治体でも、そのペットボトル対策は対策を取られているようですし、先日新聞でも、処理機をスーパーなどにおいて「ポイント」の付加制度を工夫しておるとの記事を見た。 なるほどそんな対応策もあるのかと感じた次第でした。 おそらく、いろいろな対策や工夫がこらされていることでしょうが、わが村方式はどれだけあるのだろうか? ごみ対策については、わが村ではこのほかに、家庭の生ごみを回収し、EMペレット肥料を生産している。 これにより、雇用の場も確保し、回収協力家庭にその肥料を還元する対策と有機肥料と野菜などの栽培に大きく貢献している。 まだまだ、こうした対策ゴミ対策の工夫はあるような気がしている。

林地残材活用

化石燃料の枯渇が懸念され、さらには原発のチエルノブイり事故以降その安全度と使用済み核燃料の処理対策の遅れ、投資効果などが大きくクローズアップされる中で、新たなエネルギー対策の必要性が望まれている。 太陽光、風力、木質バイオマスがその主要なエネルギー源であろう。 私どももその必要性については強く感じておおよそ10年ぐらい前からその対応に取り組んできたところです。 環境に優しいい村づくりの立場からもその重要性は今後も取り組んでいかなければならないことになると考えている。 そんな折、横手市森林組合と(一般財団法人)石炭エネルギーセンターの共催で、「降雪山間地域の未利用バイオマスを利用したトリジエネレーションシステム実証事業」のお披露目会が10日にあったのでお邪魔した。 この種の現場を視察するのは初めてのことであり、近くでこうした取り組みをされていることはいよいよ我々の地域でも大きな関心が現実のものとなってきており、さらに降雪山間地域を抱える地域での取り組みに大きな期待感もあるし、関係者の皆さんに感謝したいものである。 この、実証事業の目的は、未利用木質バイオマスの利用、電力、熱、バイオコークスを生産するトリジエネレーションシステムの構築をし、二酸化炭素削減効果や事業性・採算性、他の地域への波及性並びに地域づくりへの貢献性などを検証するものでした。 事業は横手第2工業団地に山口県で実験したプラント(平成18~23年度までNEDOが実証実験したプラント)をそっくり移設し10トン/日ガス化コジエネレーションと0・3トン/日バイオコークスを製造、その原料として、市内から算出される10/日未利用木質バイオマスの収集して納入しながら2年間のプラント実証実験を行い、各事業効果を検証するものとなっている。 実証フィールドとしては、地域内に豊富なバイオマス資源があること、100km圏内に石炭火力発電所がない未利用間伐材や林地残材の減少によって森林の整備が進む一方、豪雪地帯であることによる降雪期のプラント運転の課題、バイオマス発電事例がない、ことなどがあげられる。 こうした事業内容を実証実験するもので、本格的な実証プラントを見学するのは初めてであり、実に効率的に考えられているように感じた。 実証実験であることから、そのプラントのすべてが無駄なく試験の過程から生産される熱源のすべてを活用できるように実に無駄なく設計されておるように感じた。 その効率性を追求するのは、実証プラントであることから当然であるとしても、それが実際のプラントとしてうまく機能し生産に直結してくれればよいと願いたい。 それにしても、このプラントは解体される計画であったものを要請によって移設されることになったようであるが、こうした新たな実証実験には大きな投資が必要であり、そうした経過を経て企業化されていくことになるのでしょう。 これが一般企業では、自社の経費で開発経費として実験され新たな商品開発が行われてるのでしょうし、エネルギーなどという分野ではこれは、国家レベルでの課題でもあるのでしょう。 同時に、我々からすると第一義的には、林地残材の利活用といった分野での効果に期待するところであり、今回のプラント運用も、周辺地域としても木質バイオマスの提供としての役割に期待したいし、そのバイオコークスのみならず、ペレットストーブやボイラー燃料などにも波及してくれればと願っているところである。 こうした試みに大いに期待したいものである。