空気を運ぶ?

ごみ対策はいつの時代も大変なことであるし、家庭、職場、地域、自治体などあらゆる場面でその対策には苦慮をしている。 それこそ誰が言い出したのかわかりませんが、まさしく「ゴミ戦争」である。 今なおごみ対策には際限のないような戦いであるように思えてならない。 わが村でのごみ対策はおよそ40年以上も前から具体的に独自の対策が取られ、途中で国による規制などがあったりして、その対策も中止したりした経緯もある。 例えば、燃えるごみ対策として当時は、鉄板を使っての簡易焼却炉を村内の鉄骨屋さんに頼んで作ってもらい、おおよそ10戸に一つの割合で設置して、燃やしての処理をしていた。それにより焼却場に運ぶ経費の節約を図ってきたが、ダイオキシンなどの問題もあり、その対策も中止せざるを得なくなった。 従ってごみ運搬の経費も上昇してきた。 更に、ペットボトルも資源ごみとして回収していたが、その経費が年々増大し、まるで空気を運ぶのにお金をかけているのと同じであり、何とかならないかと考えたところ、ちょうど空のペットボトル需要がたかまり、それ専門の回収業者さんが出て、まとめて集めておくことによって回収してくれることになり、早速取り組んで現在に至っている。 この運搬経費は、重量よりも積み込む量によって一台の台数が決まり、結構な運搬回数であり、結構な台数となった。 経費削減には貢献していると思っている。 各自治体でも、そのペットボトル対策は対策を取られているようですし、先日新聞でも、処理機をスーパーなどにおいて「ポイント」の付加制度を工夫しておるとの記事を見た。 なるほどそんな対応策もあるのかと感じた次第でした。 おそらく、いろいろな対策や工夫がこらされていることでしょうが、わが村方式はどれだけあるのだろうか? ごみ対策については、わが村ではこのほかに、家庭の生ごみを回収し、EMペレット肥料を生産している。 これにより、雇用の場も確保し、回収協力家庭にその肥料を還元する対策と有機肥料と野菜などの栽培に大きく貢献している。 まだまだ、こうした対策ゴミ対策の工夫はあるような気がしている。