カテゴリー別アーカイブ: 防災・消防

災害時対応

  先日の台風246号によって東京都の離島「大島町」が大きな災害に見舞われた。 亡くなられた方の21名が確認され、今なお45名の方々の消息が不明であるとの報道である。 亡くなられた方々とご家族にここらからの哀悼の意を申し上げますとともに、いまだ消息不明の方々の発見を願う次第であります。 この台風の規模の大きさは異常であったようであり、その対応について気象庁の通報、東京都からの指示、警察関係の避難勧告などその在り方について大きな課題があったようである。 大島町でも住民に対し避難指示するタイミングなどで、その雨量が極めて限定された地区であったことや、時間的な問題もあり、避難指示によって二次災害の発生なども予測され、難しい判断に迫られていたようである。 同時に、町長、副町長gた出張中ということでその判断にも時間を要したようであるとの報道であるようだ。 離島や過疎地の首長や責任者が出張する場合、交通アクセスは極めて限定的であり時間も要する。 今回の場合も島を離れての出張でそんなに簡単には帰れなかったでしょうし、まして台風の中での交通は全くと言っていいほど無理であったことでしょう。 そのことに対して、台風が来ることが予測できていたのになぜ出張を中止しなかったのかという批判も当然出てくることでしょうし、副町長も出張では危機管理がなっていないとの批判が大きいようである。 これは我々も同じことであり、常々二人とも不在することのないように心がけてはいますが、どうしても不在になるケースもあり、非常に難しいい問題ではあります。 こうしたケースの場合、適切な判断をして当たり前、少しでも対応がまずいと。住民の生命財産にもかかわることから、厳しい指摘を受けることになる、何とも厳しい立場ではあります。 災害はどんなケースがあるのか予測もできないこともありますし、少なくとも短時間でどちらかが帰村できる状況をある程度予測しておく必要があるような気がする。 基本的には2人とも不在ということのないようにするのが望ましいし、そうしてきたが、今回の事例からもしっかりとそうした体制をとるようにしなければならないと改めて感じたところでした。 台風一過、昨日の朝は山に朝霧がかかってはいたものの、好天が予想されるようようでもあり、朝霜もが下りる冷え込みでもありました。 そんなことを考えながらの散歩でした。  

惜しくも第5位

50回目を数える「秋田県消防操法大会」で連続して湯沢・雄勝の出場権を獲得して代表出場している東成瀬村消防団は、今年こそはと言った意気込みでの出場であったが、惜しくも第5位の成績であった。 今年の出場選手は、第2分団第2部(肴沢・蛭川)の指揮者・佐々木喜広 1番員・土谷辰徳 2番員・佐々木晋吾 3番員・菊地智の4名でした。 タイムは出場チーム中断然トップの40.74秒で2位に約2秒近い差をつけたのであったが、我々にはわからないのですが、減点対象が多くあったようで、厳しい審査の前に総得点71.0で、優勝が80.5の小坂町、2位が76.5の八峰町 第3位が73.5の美郷町、4位が同点でタイム差で横手市山内分団についでの5位となった。僅少差と言っていい成績であると思う。 大変お疲れ様でした。 郡市大会以降連日の練習、その前からの練習に家族のご協力があり、本当にがんばってくれました。 本部テントでの副知事や中田消防協会長さんと、競技の合間合間にお話をしたのですが、消防団の活性化のためにはこの操法大会は若い世代の消防団加入のきっかけにもなっておるように感じているように話したところ、現場の状況をよく理解いただけたように感じた。 このほか、協会では、この大会を隔年実施もやむえないのかなと言った意見もあるようで、それは私として、今申し上げたような状況で、とんでもない話であると言うことも話した。 一方で、規律訓練を隔年に開催したらどうかと言った意見を会長は持っておられるようでもあるようであった。 いずれ、消防団員確保は自治体にとっては喫緊の課題であり、私としては今申し上げたような状況であることから、団員確保のためにも、地域活性化のためにも大切な考え方の一つであるように感じている。

行事でいっぱい

  昨日は、朝から行事が目白押し。 朝の一番には、湯沢市・雄勝郡の消防競技会が開催された。 開会式では小雨の降るあいにくの天気でしたが、競技開始の時には雨も上がり二番目の出場となった、村の第2分団第2部(肴沢・蛭川)が滑らかなポンプ操法でトップになり、そのままタイムでは多少の違いがあったものの、基本度差などでしっかりした操作で減点を少なくし、堂々の優勝となった。 このところ村の出場分団は連続して優勝し、全県出場を果たしているし、レベルの高さを誇っているが、全県となるとなかなか強豪が多く、学ぶべき技術も多く、これから約1か月練習を重ね、上位入賞を果たすよう頑張ってほしいと願っている。 予算も議会にお願いしなければならないことになる。 規律訓練でも第1分団が第2位となり総合でも総合で第2位となる健闘であった。皆さんおめでとう! 次には、児童館の夏祭り「なるせっこ夏まつり」、これがまた年々にぎやかになり、親子会などの協力で出店数も工夫され多くなって、村一番の夏祭りになった。 お客さんも多くなりとても和やかな雰囲気で盛り上がっていた。 夜になって、仙人修行の二日目の夜、修行中の皆さんと草鞋つくりなどの指導者や座禅指導の住職さんを囲んでの交流会があった。 今年は参加者は少なかったが、その原因を検証しつつ、これまでの参加者による「OB会」などの結成呼びかけなどの提案もあったので、これらを参考にしたらどうだろうか? 小学6年生と中学3年生の児童生徒55名と秋田大学の留学生12名との「グローバル夢ミーテング」が一泊2日の日程で開催されている。 基本的には全日程を英語での交流を中心に進めようとするもので、今年から取り組んでおり、今後より深めていくようにしたいと考えている。 そんなこんなで、とにかく忙しい一日となった。 今日もまた、仙人修行の終了式などのほか閉講式、他に後援会の行事など盛りだくさんである。 梅雨もやっと8日遅れであけたようである。 稲作の走り穂もあり、気温の上昇も期待したいところであるのではないかと思うが、どうもあまりはっきりしないようで気にかかる。

消防もお手上げ

  今年の村の消防団小型ポンプ操法と規律訓練の競技会が昨日開催された。 一昨日は、記録的な集中豪雨が東成瀬村の観測所で時間雨量49ミリが観測され、なんでも全国2番目の記録であったそうで、この報道を見た我が家の家族や同級生、知人などから「大丈夫か」とか「被害は?}などといった電話やメールが盛んときた。 本当に、すごい雨でそれこそしぶきが上がる猛烈なもので驚いた。 その翌日である昨日曇りではあったが、順調にポンプ操法の競技が進みもう2つの分団で終了というう段階で、ポツリポツリと来て、最後の分団の時には猛烈な雨に立ってしまった。 それでも、さすが消防団、最後まで続行した、幸いにも雷がなかったからよかったものの、これに雷があったらそれさえも中止せざるを得なかったでしょう。 最後の規律訓練は消防団員がいかにテントの中であっても、とても避けられるような状況になく、ずぶぬれで次第に雨に濡れた体は冷たくなってきた状況では、続行不能との判断で中止となった。 適切な判断であったと思う。 こうした緊急な事態での判断は、災害時などには参考になるものと思った。 「中止」の判断は屋外での事業では常に念頭に置かなければならないものであり、総合的に判断する決断は主催者としては大事のことである。

災害時協定締結

ヤマト運輸株式会社と東成瀬村との災害時における物資等の輸送並びに物資拠点施設の運営に関する協定の締結を結ぶことができた。 この協定はヤマト運輸さんからの提案で、秋田県内ではすでに、15自治体と協定が締結されており、我が村は16番目の締結となりました。 内容は物資の輸送のみならず、物資の保管、運営業務などにも及びこれまでの経験と実績から大いに頼りになるものと考えているところです。 締結式の前に、ヤマト運輸・末次秋田主管支店長さんとお話をしている中で、3・11大震災においてヤマト運輸さんが果たした支援状況の中で、物資輸送のみならず、ドライバーがそれぞれの担当地域のご家庭をいかに綿密に把握してのお仕事をされていたかがよく理解できることがあった。 それはとりもなおさず、被災地域を熟知し、ご家庭の方々をしっかりと把握していることでもあった。そのことが、物資をスムースにお届けできたことであり、被災された方々がどこに現在住んでおられるかも知っているからこそ、物資を届け、相談にも乗ったことがよくわかった。 どんなに、被災者の方々が頼りにしておられたか計り知れない。 さらに、物資の保管から整理、配送までの段取りまでの「プロ」であるとする自信が強いものであることもよくわかった。 それは、あの災害以来、よく話題となった、われわれが集めた物資が、届けたであろう物資がどうなっていたのであろうか?といった疑問がなかなかよくわからない。これではよくないことである。 わたくしたちは、直接お隣一関市の土木部を通して道案内をしていただき、日赤奉仕団のご協力で集めた物資を直接、陸全高田市の避難所に届けることができた。朝に握ったおにぎりも、お昼には、まだ温かいおにぎりを被災者の方々にお届けすることができた。 こうした体制をこうした連携ができることによって可能になるのではないかとも考えられるところです。 今回の災害協定の締結はいろんな展開も考えられると思うし、有効に機能するよう工夫していきたいものである。