災害時協定締結

ヤマト運輸株式会社と東成瀬村との災害時における物資等の輸送並びに物資拠点施設の運営に関する協定の締結を結ぶことができた。 この協定はヤマト運輸さんからの提案で、秋田県内ではすでに、15自治体と協定が締結されており、我が村は16番目の締結となりました。 内容は物資の輸送のみならず、物資の保管、運営業務などにも及びこれまでの経験と実績から大いに頼りになるものと考えているところです。 締結式の前に、ヤマト運輸・末次秋田主管支店長さんとお話をしている中で、3・11大震災においてヤマト運輸さんが果たした支援状況の中で、物資輸送のみならず、ドライバーがそれぞれの担当地域のご家庭をいかに綿密に把握してのお仕事をされていたかがよく理解できることがあった。 それはとりもなおさず、被災地域を熟知し、ご家庭の方々をしっかりと把握していることでもあった。そのことが、物資をスムースにお届けできたことであり、被災された方々がどこに現在住んでおられるかも知っているからこそ、物資を届け、相談にも乗ったことがよくわかった。 どんなに、被災者の方々が頼りにしておられたか計り知れない。 さらに、物資の保管から整理、配送までの段取りまでの「プロ」であるとする自信が強いものであることもよくわかった。 それは、あの災害以来、よく話題となった、われわれが集めた物資が、届けたであろう物資がどうなっていたのであろうか?といった疑問がなかなかよくわからない。これではよくないことである。 わたくしたちは、直接お隣一関市の土木部を通して道案内をしていただき、日赤奉仕団のご協力で集めた物資を直接、陸全高田市の避難所に届けることができた。朝に握ったおにぎりも、お昼には、まだ温かいおにぎりを被災者の方々にお届けすることができた。 こうした体制をこうした連携ができることによって可能になるのではないかとも考えられるところです。 今回の災害協定の締結はいろんな展開も考えられると思うし、有効に機能するよう工夫していきたいものである。