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伝統の卒業式

IMG_0503 (決意表明を一人一人が壇上で行う伝統) IMG_0500(卒業生) IMG_0511IMG_0516 (卒業生席)IMG_0529 (担任から万感の思いを込めて、卒業生に激励の言葉) 東成瀬小学校の卒業式が、昨日行われた。 今年の卒業生は34名、近来では珍しいくらいの卒業生であった。 この卒業生が5年生の時、全国学力テストで東成瀬小学校と東成瀬中学校が結果が優れているとして取材を受けることになった。 この成績はこの年ばかりでなく、連続して9年近くも全国の上位の成績で、全国、あるいは韓国などの外国からも注目されていたのですが、特別に全国学力テストのための学習をしている訳ではなく、長年培ってきた教育方針の実践結果であると思っているし、教育現場でもそうした方針に基づいて普段から取り組んでいるものと思っている。 そうしたことが注目されての取材があり、ほぼ1時間近いドキュメンタリー番組として全国放映され、その後東北地方番組でも紹介されるなど、広く知られるようになった。 これとは別に、教育関係者や議会、行政サイド、メデイアなど視察取材の回数も年々増加しており、年間500名近い視察者があるようです。 そんな視察の機会があっても、今回の卒業生は授業での落ち着きがないとかと言ったこともなく、ごく自然な形で平常通りの授業を続けたし、その取材では、たまたま学習に対する考え方の意識改善のために、徹底した話し合いを全ての学習時間を変更して丸一日行った場面の取材となった。 こうした現場を徹底的に取材し放映されたのであるが、こうした話し合いが、この卒業生にとっては大きな力となったものと思う。 卒業年次の6年生の学力テストでも、この成果はしっかりと反映され素晴らしい成績であったようだ。 昨日の卒業式では、卒業証書をいただき、それを胸にして一人一人が保護者、在校生、先生方、来賓の全員に東成瀬小学校の伝統である決意表明をしてくれた。 将来の夢、目標、などを明確に、堂々と大きな声で表明した。

大きな英断

  DSC_0126[1](魁新報のABS移転報道)DSC_0093[1]                             (挨拶する中村院長) 先日の秋田魁新報で報道された「ABS、秋田駅前移転へ」は大きな英断であるように感じた。 秋田駅前の活性化が秋田市内はもとより、秋田県全体としても憂慮されていることは皆さん同じであろうと思っている。 現在も、イオンの秋田郊外出店が話題となっているし、新駅構想も話題となっている。 特に、県民会館跡地には県と市の文化会館構想は、現在地で決定と言うことになるように感じている。 そんな折、ABSが秋田駅前に移転となれば、NHK等もありある意味でインパクトのあることになるのではないだろうか。 県民の間では、市役所なんかも駅前にあればいいだろうと言った話もあったのであるが、すでに新庁舎も竣工していることから、今後はこうした新たな施設の新設、改築などがある場合、駅前に進出することは秋田県全体としても効果的なことではないだろうか。 それぞれの意見はあるにしても、我々秋田市内から遠く離れているものとしては、秋田駅前の活性化には期待するところが大きいものと思っているし、期待もしたいところです。 よそ様のことをとやかく言うことははばかれるものの、何とか秋田県の県庁所在地が元気になってほしいし、特に駅前はその中心であろう事から、活気あふれる秋田市になってほしいと期待すること大である。 そういう意味合いからも、今回のABS秋田駅前移転は大英断であろうと思うし、今後の進出弾みになることを期待したいものです。 この報道の日には、湯沢市にある厚生連雄勝中央病院の運営委員会があった。 随分頑張っているのですが、医師不足による経営はなかなか厳しいようであるものの、経費の節減に努め厳しさの圧縮に努めているご苦労は大変なものであろうと思う。しかも医師確保のため大学病院などに懸命に要請しているようですし、それなりにご協力いただいてはいるが、常駐医師確保にはどこでも苦労なさっているようです。 そんな折、皆瀬診療所のお医者さんも長く努めていただいたようですが、どうしても勤務が厳しく退任と言うことになり、雄勝中央病院からの派遣を要請されておられるようで、どうなりますやら。同じ環境にある我が村でも、独自にやっと常駐医師をお願いでき安心しているところですが、こうした地方の現状を早く国レベル、県レベルで対応していただけるように強く要請したいものです。

またぎ料理

DSC_0119[1] (山ウサギ鍋) DSC_0123[1]                             (恒例の山ウサギの競り) 久しぶりにまたぎ料理をご馳走になった。 今年も二月の初旬に友達からウサギ汁をやるから来いと誘われたのですが、運悪く風邪気味で熱が出て体調も思わしくなく、行くことができず残念であったし、今年はだめかなと思っていたところ、東成瀬村の猟友会の皆さんが恒例の「巻き狩り」をやることになり、そのご案内をいただき喜んで出席した。 このまたぎ料理は、独特の味付けであり、石の鍋でじっくりと煮込んだ山ウサギの鍋は絶妙な味であり、更に肉の刺身、肝臓をニンニクをつけて食べる、更に腸を丁寧に洗いもろみをつけて薄い味噌味で食べるなど、まさしくまたぎ料理の神髄とも言われるご馳走であった。 会話も山の話から、巻き狩りの自慢話、熊山の話、果ては失敗談など実に賑やかである。 全校的に、鹿やイノシシ、猿、等の農業被害が多発し、西日本では各自治体はその対応に大変な苦労をされているし、東北でもその被害は徐々に広がりつつある。 われわれ山村地域の振興を図る全国山村振興連盟でもこの問題は大きく取り上げられているところであり、法律改正などその対応に当たっているところであるが、大きな課題の一つに狩猟免許の所持者が年々減少し、有害獣の駆除に苦慮している現実があるようだ。 我が村でも、猟銃所持者が年々減少し、しかも高齢化しつつある。それでも、我が村では若い世代のそうした所持者が少しではあるが出てきていることは嬉しい現象であると思っている。 そんなことも話し合いながら、和やかに美味しくいただいた次第である。ごちそうさまでした。

交通安全協会東成瀬支部総会

IMG_0495 (挨拶する佐々木支部長) IMG_0496 (受賞した皆さん) 所用があって秋田市に出かけ、帰ってすぐに交通安全協会東成瀬支部総会(支部長・佐々木誠一)があった。 総会に先立って表彰式があり12名の方々が支部長表彰を受けた。 支部長からは、死亡事故が東成瀬管内ではなかったがお隣増田支部管内で東成瀬村の方が1名亡くなられた、また傷害事故は5件、飲酒運転無事故競争では、2名の検挙者がおり、昨年の1位から、ワーストワンになってしまった。 一方、死亡事故ゼロ記録は昨日現在で1、393日で、もう少しで1,400日になることなどが報告された。 交通安全運動の中心的な活動をされて下さっている交通安全協会には心から御礼を申し上げたいし、感謝しているところである。 交通安全運動は年々交通事故が増加する環境にあり、そのための施設整備も進んでいるが、なかなか追いつかない状況でもあります。 新年度予算では、24時間監視の防犯カメラの設置をすることにしており、こうした事業も今後施行しながら、検証作業を進めつつ充実して参りたいと思っている。

感情のこもった卒業式

IMG_0463 (卒業生代表の佐々木さんの答辞) IMG_0461(在校生代表の備前IMG_0455さんの挨拶) (卒業生入場) DSC_0098[1]             (卒業生の合唱)   DSC_0102[1]       DSC_0110[1]                               (笑顔一杯の卒業生) 東成瀬中学校の卒業式があった。 穏やかな春を強く感じる好天の中、卒業生を祝福するかのような真っ青な青空ものぞきつつも、雪も例年になく少なく過ごしやすい季節に一気に走り出した感がする日でもあった。 今年の卒業生は25名、女子が15名、男子が10名でした。 今年の卒業式で感じたことは、返事の仕方のはっきりした元気のよいこと、立ち上がる姿勢の一本筋の通ったぴしっ!としていたこと、歩く姿勢も堂々とこれまたすきっしていたことと、校長から卒業証書を受け取る姿勢もきっちりと手を上げ伸ばして目の上にあげていたこと、など全体が非常に感情のこもった、中学生らしいきびきびした感情の入った卒業式で、感動すら覚えた式典であった。 それは気持ちの良いものでした。 この感動を忘れずに飛躍していってほしいし、これはどんな場面でも大事なことであると思てよい。 2年生代表の送る言葉もしっかりとした発声で聞きやすく、これに答えた答辞もまた堂々とはっきりとしていて素晴らしかった。 後輩にしっかりとその卒業生の意思が引き継がれたことを語っているようにも感じたところでした。 私からは、進取の気概を持って何事にも意欲的に取り組み、堂々と自分の意見をだし、これまでと違った環境の中で幅広く活動してほしいし、卒業生は自信をもってよいことも申し上げた。 我々もまた、これからの村政運営に当たっては交流人口の増大が予想されることから、しっかりと対応していきたいし、すでに修学旅行の企画や企業研修の企画なども提案されていることも紹介した。 昨日は、5年前の東日本大震災で卒業式のできなかった学校も多かった。私たちは今日の卒業式に臨めたことに共に感謝したい、卒業生のご奮闘を願うとお祝いの言葉を述べさせていただいた。