環境学習帳をいただく

旧増田町に在住しておられた昆虫学者・農学博士 成田弘氏は栗駒や成瀬川、皆瀬川の流域に生息する昆虫類を「栗駒山ろくの虫たち」と言う表現で調査、収集、研究を長年にわたって続けてこられた。 その標本は莫大な収集量で計画的に整理し、活用すべく研究成果をまとめようとした矢先に急逝された。 その先生のご遺志を奥様のご了解を得て引き継ぐべき「成田弘顕彰会(会長・千田孝八元増田町長)」を立ち上げその標本制作に取り組んできて10年、そのご標本が完成した部分から各地域で昆虫展を開催し、その貴重な昆虫たちを紹介してきた。 このたび、横手市のご協力をいただき、”栗駒山ろくの虫たちの空間体験”おもしろい虫の世界・ 虫の目を通してみた環境学習帳 環境学習帳を会長・千田孝八氏の監修により発行することになり、その贈呈式が行われた。 横手市元気の出る地域づくり事業として採択されての発行で、横手市、湯沢市、雄勝の小学校中学校3年生以上を対象に意万部が贈呈された。 ありがたいことです。 全てに写真がついており、一部ではありながら貴重な学習資料になるものと思っている。 多いに活用し、自然に親しんでほしいと同時に成田先生のご遺志とご功績をしっかりと刻んでほしいと思うものです。 成瀬ダムの調査事業にも大変なご協力をいただきましたし、村独自での自然環境事業に調査員として長く携わっていただきましたことも忘れられないご功績でもあります。