消防本部を視察

湯沢雄勝広域消防本部を構成市町村長と広域議会で視察した。 消防救急デジタル無線システムの運用が開始されていることから、その最新機能の設備を見聞し、救急体制の実態を知ろうと計画したものであり、同時に煙の中からの救助訓練、高規格救助工作車の設備など普段見ることのない設備内容や対応対象事故など極めて現実的な消防救急業務の実態を総合的に視察することができた。 デジタル無線施設では、救急要請の第一報が入って、予鈴さらに実際に第2段階の主導まで約2分で出動できる実態を見せてもらったし、要請があってからの電話対応も実に丁寧で無駄がなく、スムースであった。 しかも、この勤務は3人体制で24時間勤務、緊急時には若手消防職員が応援する体制となっているとのことであるとのこと、かなり厳しい勤務体制ではないかと感じた。 こうした形で、我々圏域住民の安全安心が確保されていることになることを改めてしっかりと確認できた。 このほか、消防庁舎が建築後43年を経過し、かなり老朽化しており、耐震診断でも耐震不足が判明しておりその対応策が検討されているようであった。 広域消防設立から消防車両の整備充実、消防職員の増大などで手狭にもなっており、職員の勤務環境なども検討しなければならない時期のにもなっていることにも起因しているだろうと考えられる。 いろいろな制度を活用して整備計画を立てて計画的に進めることになるのではないだろうか。 計画では、27年度基本計画、28・29年に調査・設計、30年度から2年程度で建設計画を予定し、建設予定地は4箇所を候補地としているとのことである。