要望のなかった路線要望

全く抜けていた要望活動の手落ちにびっくりしてしまった。 春になると必ずのように話題になる国道342号線と398号線とを結ぶ県道・仁郷大湯線(旧栗駒有料道路)の春山除雪と早期の開通対策について、湯沢市とわが村での合同の要望がこれまでなされておらなかったということが、昨日秋田県雄勝振興局と秋田県庁建設交通部に対する要望活動で明らかになった。 わが村は独自に、この路線の整備要望や災害防除対策、雪崩対策に対する要望はこれまで継続してお願いしてきたところであったが、湯沢市との合同の要望は確かに行っておらなかったことは確かである。 その自治体によっては要望優先度があり、この路線に対する考え方が違うのは当然あるであろうが、その点をしっかりと話し合い、理解しあって合同での要望にすべきであったと反省しなければならない。 このきっかけは、要望活動にあたって、要望を受けていただく県の日程調整のために打ち合わせをしたところ、県では過去にこの要望が湯沢市からあったかどうか、過去の記録を調べたところ全くなかったというのです。 つまり、この路線にかかわる改良要望は東成瀬村だけであったし、合同の要望もなかったというのである。 しかも、湯沢市の議員さんからは個別の要望、課題としては先日あったばかりであるというのである。 県ではこうしたことをしっかりと調査して、その対応をしていることを改めて知ることとなったし、おろそかにはされないことを私たちは強く感じたところであった。 もちろん、これまでもないがしろにするような気持ちで対応してきたわけではないが、結果的にはそこの関係する自治体の住民の意向を示さなかったことにもなろう。 これまでそうした話し合いはなかったかというとそうではなく、重点的に整備要望する順序が違うために、なかなか一致点が見いだされなかったこともあるように記憶している。 今後は、こうしたことを十分に調査しつつ、手落ちのないようにしなければならないと感じたところでした。 昨日は、この要望会の後、秋田県町村会の電算事務システム共同化の総会が開かれ、事務的な選定業者の候補者を決定し、基本的な事業推進向けての方向性が示され、一部事務組合としての組織化をする方向を総会で決定した。 これによって、将来的には制度改正などでのシステム変更の莫大な経費の削減を最低10%以上削減できる方向となるものと期待している。 今後、ほかの自治体が参加希望してくる場合はそれにもこたえることも了承された。 こうした取り組みは、全国的にもあるにはあるが、比較的早い取り組みであるものと思う。