福島宣言と連合の今後
「日本で最も美しい村連合」の臨時総会が開かれ主な議案は新たに加盟を申請厳しい審査を受けて2団体が承認された。
今年度は4団体から申請がありA・B・C・ランクがあり、AランクはなくBランクでの審査基準を越える点数で承認されました。
承認団体は福島県大玉村と宮崎県椎葉村でした。
大玉村は安達太良山を背景にした「いぐね(防風林)」の里山景観と江戸から伝わる民俗芸能「田植え踊り」「神原田神社の十二神楽」が認められた。
椎葉村は椎葉神楽、焼畑、十根川地区の瓦屋根の集落景観が認められた。
この他、来年の総会は北海道美瑛町で世界大会と連合10周年記念大会を6月に開催されるし、フェスティバルは長野県木曽町で10月に開かれることになっている。
総会に続き、フェスティバルに入り、福島県4加盟団体の町村長による意見交換のあと「福島宣言」を採択した。
3・11以降震災復興中であり復興に努力をしつつ、手を携え、それぞれが日本の田舎の美しさを、日本国内はもとより全世界に向けて発信し、福島連携が連合の先陣にたって「最も美しい村」を盛り上げていく、そして「小さくても光輝く美しい村」の創造に邁進し、我が故郷を守り育て、後世に伝えることをここに誓います。と宣言した。
この後、浜田会長から、連合の方向として審査と格付け機能の強化、ビジョンの確定などを進め、事務局体制の整備として専任局長の公募、事務局は会長の美瑛町とする。さらに、1300万円の資金獲得のための運動の展開、学習会や2本目のガイドブック編集に当たることなどの報告があった。
この後、パネルディスカッションが「旧米沢街道沿いに眠る歴史資源と集落文化」と題して興味深いパネラーからのお話をいただき、我が方の「仙北道」とあい通じるものがあってとても楽しくもあり、興味深かった。
こうしたことが、日美連の根底にあることも確認できたのではなかっただろうかと感じた。