大規模治水設備を視察
災害対応について機会があれば出来るだけ現地視察をしている。
今回は、千葉県総合事務組合の運営状況研修が企画され、秋田県総合事務組合の役員研修として実施した。
今回は、その視察研修先として首都圏外郭放水路のある埼玉県春日部市の現地での研修となった。
平野部での河川管理は常に治水との闘いであり、今回視察した巨大な地下貯水池と放水路は世界にも類を見ないそうな大規模な治水設備であった。
江戸川が一定の水位に達し、首都圏の流域が水害に及ぶことはしばしばであったことから、平成に入ってから計画され、約10年の歳月をかけて総工費2500億円もの事業であったようてすが、これまでも多くの被害、治水効果を発現させたよう
です。
まるで地下神殿といった施設設備で、よくこうした事業を構想するものであると、感心しきりであった。
しかし、治水対策しては資金面だけで判断は出来ないことが、こうした事業を実際に見てかんじたところでした。
江戸川が上流の降雨量によって下流域が氾濫する前に、下流の中小河川の水を事前に中川に流し込むシステムであり、大きな治水効果を表していることは素晴らしいことである。
日本の治水技術の高さを改めて感じたところであったし、ますます、治水、利水の重要性、防災対策としての施策の緊急性を政治として優先的に進める必要があるように感じた。